GAIA所員のひとり言

建築設計事務所の一所員の、建築はもちろん、社会の様々なことについてのひとり言。

「むさし=634」まであと半分っ☆東京スカイツリー!

2010-03-17 20:36:43 | Weblog
今回は「東京スカイツリー」のお話。
東京スカイツリーとは、東京都墨田区押上に建設中の電波塔のこと。
プロジェクト当社は「610.58m」の高さと計画されていましたが、2009年10月16日に高さを「634m」とするように計画変更されました。これによって、完成すれば自立式電波塔として世界一の高さを誇ることになります!
 
そんな「東京スカイツリー」。
ただいま318mまでできあがっています!(2010年3月13日現在)
これでまだ半分・・・、東京タワーは333mですから、完成するとこの上にもう1つ東京タワーがあるくらい。
考えるだけで驚きの高さです。
 
高さを「634m」としたのには理由があります。
高さ数字を決定するにあたり、世界一のタワー・地域のシンボルであるタワーとして、覚えやすい数字にしたいと考えられました。
そこで使われたのが「むさし(634)」です。
むさし=武蔵は、旧国名の1つである「武蔵の国」。
武蔵の国は、東京、埼玉、神奈川の一部を含む大規模な地域を指しました。東京スカイツリーが建つこのエリアもまた武蔵の国でした。
東京スカイツリー開発コンセプトは「地域性や日本文化」。「武蔵」を用いたのはまさにそこに着目したものといえます。
東京スカイツリーに登ればかつての「武蔵の国」を見渡すことができるというわけです。
 
「地域性」「歴史性」「環境時代にふさわしい象徴性」を大切にしている東京スカイツリー。
構造・色・形などすべてに日本の文化や技術が組み込まれており、また、地域との調和が目指されています。
ほぼ日刊イトイ新聞 - 東京スカイツリー うんちく50」にこんな言葉がありました。
 
*****以下抜粋***
 
建築とは、
ほとんどの場合はだれもが
その存在を外から目にすることができ、
おのずと公(おおやけ)になることから、
本来パブリックな性格をもっています。
パブリックな性格をもつことの意味を
チャーチル元英国首相は
「私たちが建物をつくるが、
 その後は、建物が私たちをかたちづくる」
という言葉で残しているように、
実は、建築や街によって、
私たち自身が大きな影響をうけているのです。
たとえば、
生まれ育った家の記憶。上京して初めて目にした街の印象。
普段意識することがなくても
建築や街から何らかの影響をうけていそうなことって
こころあたりがあるのではないでしょうか。

役割としても、存在としても
東京スカイツリーはパブリックな性格をもっています。
みんなの東京スカイツリーがどのように成長していくのか、
設計を担当したわれわれも楽しみでなりません。

*****以上抜粋***
 
 
634mとなった東京スカイツリーがこの地域と、どのように溶け合っていくのか。
また、この塔の存在がわたしたちにどのような影響をあたえるのか。
とても楽しみですね^^
 
2011年12月竣工予定。
それまでは、出来上がる工程を楽しみに見つめたいと思います。
 
tomo
 
 
 

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