シロ猫ピッピの「おいら物語」

生死をさまようガン闘病中に人間の言葉がわかるようになったシロ猫ピッピの物語。ニュージーランドからお送りしています!

Vol.0230■アニキ、再びⅩⅠ

2007-03-02 | 猫の病気
アニキのケットウチが下がったときのことを長々と話してるうちに、また大変なことになった。おいらもビックリでずっと見てたよ。近所の四つ足まで来てドアの外で鳴いてたくらいだ。
このことはアイツが話してるから、コッチでどうぞだニャン。
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ケットウチが下がって大変なことになった糖尿病のアニキ。
吐いたり、連れ合いに抱かれたまま上に向かってオシッコをしたり、そのたびにアイツらはドタバタドタバタ。タオルやトイレにある紙を持って走り回ってる。

今回はけっこうすぐに歩けるようになったんだけど、なかなか頭の中のテレビがつかない。
やっぱりなんかヘンだ。いつもと違う。ケットウチを上げるためにアイツらが何度も砂糖水を飲ませてるのに、なかなかよくならないんだ。
もうアニキの顔の周りは固まった砂糖でガチガチなんだぜ。

水やご飯が置いてある廊下でウロウロしてるから、また水を飲むのかと思った。
でもおいらはそのまま隣の小さい子どもの部屋に入った。
いくら四つ足でも夜中ずっと起きてるわけじゃない。やっぱり眠いさ。
どっこらしょ、とベッドに上がったとき、
「キャ―――」
とアイツの声。今度はなんだ?

スゴいにおいがしてきた。
今度はウンチだ。しかも水みたいなやつ。見にいかなかったけどにおいでわかった。
でも、アニキはちゃんとトイレでした。
廊下をウロウロした後、おいらたちのトイレに入ってしたんだ。
スゴいだろ。頭の中が真っ白でも、四つ足はこういうことができる。
ホントにきれい好きなんだぜ。

ただ問題は、トイレに入ってふちに足をかけたまではよかったんだけど、
向きがね、反対だったんだ。
いつもはトイレの中に向かってするんだけど、それが外向きだったんだ。
だからね、壁がね・・・。においも広がるわけさ、水みたいなんだから。

「よかった。今度はタイル直撃で。」
って言いながらアイツがせっせと掃除してる。汚してもおこられない。
そうなんだ、ケットウチが下がったときは、だいたいいつも吐いて、オシッコして、水みたいなウンチをする。これでアニキの腹の中は空っぽってことさ。もうなんにも出ない。喰ってないんだから。

あとは喰い始めるのを待つだけ。
だからバスルームがスゴいにおいになってもアイツはうれしいのさ。

(これがおいらたちのトイレ!ブログに出るのは初めてじゃないか?アニキはふちに足をかけてするのが好きだけど、おいらは中にすっぽりが好きなんだ。アニキが見てても平気。
四つ足だからね→)

(つづく)


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