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本物発見!…酵素パワーによる分解実験など

2015-09-28 | 食と健康
本物発見!…酵素パワーによる分解実験など

皆さんの食べている味噌や漬物は、ビフィズス菌が繁殖して旨味や酸味などが美味しいハーモニーを奏で、発酵に関与する微生物が「酵素」を作るお手伝いをし、元氣・健康をもたらしてくれていることでしょう♪

※写真は、金沢の醤油・味噌の老舗「中初商店」見学会(昨年秋)

玄米を麹菌で発酵させている玄米酵素。
麹菌は発酵する過程で、食べたものの分解を助ける等多くの働きをする「酵素」を作ります。各種の「酵素」も生まれ、玄米の豊富な栄養やダイエタリーファイバーの他に、吸収されやすい遊離型のビタミンB群やアミノ酸も豊富になります。

以下は、家庭での簡単な実験から、「酵素」の力を目で見てガッテンされる方法です。お試しください♪

●玄米酵素 分解実験
https://shop.genmaikoso.co.jp/mimiyori/detail/0905/

●FBRA 玄米酵素 学術研究内容
https://shop.genmaikoso.co.jp/about/evidence.aspx

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「主食(ごはん)」というものは元来、それしかなくても基本的な健康を保ち活動出来る食べ物であることは、数十年前に森下敬一医学博士(国際自然医学会会長)らの世界的長寿地域などの調査・分析からもすでに明らかになっています。

生きるために必要なモノの殆どが詰まっているイノチを産み出す「胚芽付の穀物」が「主食(ごはん)」と呼ぶに値し、感謝の気持ちでしっかり“噛む”などして一体になることで、イノチが私たちの肉体を通して素晴らしい働きをさせてくれるというわけです。

日本人の主食(ごはん)は「和食」の「和」(“稲”など、禾偏の文字で表す穀物種などを“口”にする) の象徴でもある“お米(玄米)”といえるでしょう。

玄米を麹菌で発酵させると、代表的な以下の酵素はもとより様々な酵素が産生され、吸収されやすい遊離型のビタミンB群、アミノ酸なども増えることがわかっています。

ジアスターゼ(消化酵素)
プロテアーゼ(たんぱく質の分解酵素)
リパーゼ(脂肪の分解酵素)

玄米酵素の学術名であるFBRA(玄米を麹菌で発酵させたもの)は、全国各地の大学で学術的に研究がされています。
それぞれの大学の研究室でFBRAがどのように働くかを研究しており、その結果は「FBRAに関する学術研究」や「玄米発酵食の魅力」(PHP研究所 発行)等にまとめられており、大きな注目を集めています。
資料は、グリーンノート(光明食養研究所)で閲覧・貸出し可!

〈参考〉
◆ジアスターゼ (diastase)…糖質の分解に力を発揮。
diastase はギリシア語「διαστασις」で、英語では separation、日本語の「切り離す」。別名アミラーゼ。

デンプンやグリコーゲンの分解を促進して糖にする消化酵素。
胃もたれ、胸やけを防止し、消化不良や食欲不振を改善させる働きなど。 大根や山芋に含まれていることもよく知られるが、加熱に弱く酸化しやすいという性質がある。ごはんをよく噛むとジアスターゼによって甘くなる。

◆リパーゼ (lipase) …脂質の分解に力を発揮。ギリシャ語の lipos(脂肪)+ase(酵素)=lipase

胃やすい臓から分泌。脂肪を分解したり身体に蓄積されている脂肪をエネルギーとして代謝する。
お酒の飲み過ぎなどでは、リパーゼがすい臓から分泌される際、プロアテーゼ なども一緒に分泌されるが、大量に分泌されると、プロアテーゼ がすい臓自体を分解し始め「すい炎」を引き起こす恐れがある。

◆プロテアーゼ (protease) …タンパク質の分解に力を発揮。ギリシャ語の prote(in) (第一の物質) + ase(酵素)

タンパク質は20種類のアミノ酸がつながり合ったもので、生命を支えるあらゆる働きをする精妙なシステム。
免疫力の強化、細胞の再生促進、栄養吸収、タンパク質の廃棄とリサイクル、生体防御・活性の調節、など守備範囲が広い。

因みに「風邪」はウイルスが鼻腔や咽喉に侵入し粘膜細胞を破壊して生じた炎症による痛みや発熱などの生理現象。
ウイルスに対する免疫力を高め、破壊された粘膜細胞を再生する必要からプロテアーゼが働き易い環境作りが求められる。
体内酵素を活性化するため体温を高める努力が必要で、体を冷やす食べ物は御法度。無論、解熱剤や風邪薬の服用は逆効果。

■「酵素」とは…
生体で起こる化学反応に対して「触媒」として機能する分子。
例えば、1分子のプロテアーゼは、繰り返し働いて何百ものタンパク質を切断することができるように、自分自身は変化せずに反応を促進する物質を「触媒」と呼び、「触媒」作用を持つタンパク質を「酵素」と呼ぶ。

「酵素」は生物が物質を消化する段階から吸収・輸送・代謝・排泄に至るまでのあらゆる過程に関与しており、生体が物質を変化させて利用するのに欠かせない。

多くの「酵素」は生体内で作り出されるタンパク質を基にして構成されている。したがって、生体内での生成や分布の特性、熱や pH によって変性して活性を失う(失活)といった特性などは、他のタンパク質と同様である。(wiki-)

「変性」…分子構造が変わりタンパク質の性質が変わること。
「失活」…酵素が触媒としての活力(働き・機能)を失うこと。

例:卵のタンパク質の熱凝固の「変性」を茶碗蒸しなどの料理に応用。

《注》巷に流通する高価なコンドロイチンや コラーゲン等々を考える参考にも

…動植物のタンパクは人間のものと構造も役割も違いますので、これを取り入れてももちろんそのままでは使えません。取り入れたタンパクはいったんアミノ酸の単位にまで分解し、これを再びつなぎ合わせて体に必要なタンパクを作り出す必要があります。

一旦作ったタンパクでも、例えば血糖低下作用を持ったタンパク(インスリン)が存在し続ければ、低血糖への恐れもあるわけで、タンパク質を分解するという過程は、タンパクを合成するのと同様に生命にとって非常に重要な作用。

体内での、異化作用、同化作用といった複雑な変化を「触媒」作用で助けているのが「 酵素」です。

※玄米酵素(ハイ・ゲンキ)の無料サンプルが必要な方は、以下のページから“ No. 5251-5 ”でお申し込みくださっても結構です。→ https://shop.genmaikoso.co.jp/recipe/