旅と歴史

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海禅寺

2022年08月21日 | 旅 歴史

 長野県上田市中央北に海禅寺(かいぜんじ)があります。
 真言宗の大智山海禅寺は、真田氏の祖とされる貞元親王(清和天皇の第三皇子)が開いたといわれています。当初は開善寺と称し東御市の海善寺にありました。天正11年(1583)、真田昌幸が上田城築城の際、鬼門除けとしてこの地に移し海禅寺と改めました。
 真田氏の祖先される滋野氏や、滋野氏の後裔とされる海野氏から庇護され、真田氏の祈願所となり繁栄しました。天文17年(1548)の上田原の合戦で村上義清を破り小県郡を平定した武田信玄は生島足島神社と海禅寺に願文を奉納しています。
 元和8年(1622)に真田信之が上田藩から松代藩に移封された時、松代城下に開善寺として移りました。上田の海禅寺には学問所が設置され、談林所として活用されました。参道には桜が植えられ、灯籠のそばには六地蔵が並んでいます。その先に山門がどっしりと立っています。
 本堂の前には手水舎(ちょうずや)があります。ここの水は境内から湧き出ているものですが太郎山からの伏流水とされ重宝がられました。明治14年(1881)ここから柳町へ水道が引かれたそうです。これが名水として有名な「保命水」です。多くの人の生活水として利用されています。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/


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