旅と歴史

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飛騨民俗村・飛騨の里

2024年07月03日 | 旅 歴史

 岐阜県高山市上岡本町に飛騨民俗村・飛騨の里があります。
 飛騨民俗村・飛騨の里は豪雪に耐えてきた合掌造りや榑(くれ)葺き(木の幹を裂いた榑板で屋根を葺くやり方)の屋根など、飛騨の代表的な民家群が立ち並び、昔の農山村風景を形づくる民家の博物館です。
 また、飛騨の伝統産業である一位一刀彫、飛騨春慶塗、草木染めなどの伝承保存や、飛騨地方の民具なども展示されています。
 昭和30年代、御母衣ダムにより水没する荘川村の合掌造り民家の矢篦原家(やのはらけ)住宅が横浜市の三渓園に移築されました。
 旧若山家住宅も、御母衣ダムの建設にともなって昭和34年(1959)に高山市に移築された民家です。「飛騨民俗館」として一般公開され、飛騨の古い民家の保存の足がかりとなりました。
 昭和46年(1971)には「飛騨民俗村」がオープンしました。飛騨民俗村と飛騨の里を合体させたものでした。旧若山家は「飛騨民俗館」の最初の建物でしたが、平成11年(1999)に再移築され、その後、国の重要文化財に指定されました。
 他に旧田中家、旧吉真家 、 旧田口家が国の重要文化財に指定され、旧西岡家、旧新井家、旧富田家、旧道上家、旧前田家、旧中薮家、旧野首家が県の重要文化財に指定されています。
 民家の他、土蔵、和紙漉小屋、バッタリ(唐臼)小屋、車田があり、国の登録有形文化財に指定されている山岳資料館(旧高山測候所)などもあります。
 工芸集落内では、わら細工、刺し子、壁飾り、草木染め、さるぼぼ、版画の製作の体験教室や、わら細工、刺し子、機織り、ひのき笠、バンドリ(雨や雪用の蓑のことです。バンドリ「飛騨弁でムササビ」に由来しています)、ショウケ(ザルの一種)など民芸品作りの実演が行なわれています。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/


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