京都府京都市伏見区醍醐東大路町に醍醐寺(下醍醐)があります。
醍醐寺の金堂は紀州(和歌山)湯浅の満願寺にあった建物です。釈迦堂(金堂)は醍醐天皇の御願で延長4年(926)に創建されましたが、鎌倉時代と室町時代に2度焼失しました。豊臣秀吉は醍醐寺の再建を急ぐため満願寺本堂を移築することにし、秀頼が慶長5年(1600)に完成させました。この金堂は醍醐寺の中心になるお堂です。
金堂は下醍醐の伽藍で一番最初に建てられました。創建当初は釈迦を祀る釈迦堂だったそうですが、焼失し、満願寺本堂を移築した時に、その本尊であった薬師三尊像が本尊になりました。中央に木造薬師如来坐像、脇侍に日光・月光菩薩立像が安置されています。その左右には四天王立像が配されています。
金堂は間口7間、奥行5間、単層、入母屋造り、本瓦葺きの建物で、平安時代後期(1086-1184)の建物です。移築の際に大改造が加えられたようで桃山時代の手法が混在しています。堂内は内陣と外陣の境に結界や間仕切りがなく、一体の空間となっている特色があります。昭和29年(1954)に国宝に指定されています。
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