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インテリアコーディネーターのブログ。
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妊娠性搔痒(妊娠性疱疹)

2015-08-24 | 育児関連
第一子の時は、母子手帳を受け取ったその日に出血して切迫流産と診断。一週間の自宅安静のあと、妊娠悪阻(全妊娠の2%が発症するという)で脱水症状となり入院、点滴治療。
退院翌々日には、仕事復帰しましたが、退院したといってもつわりがおさまったわけではなかったので通勤の満員電車は本当に辛いものでした。

そんな初めての妊娠、出産を乗り越えて、第二子妊娠。
またきついつわりを想像して怯えていましたが、入院するほど酷くならずに安定期に入りました。
つわりからもほぼ解放され、安心したのも束の間、妊娠性搔痒という病気(?)を発症しました。

この時、ネット(ブログ)の情報が大変助かりましたので、出産後、私もその経験を投稿するつもりでしたが、なかなか手がつけられず、今日になってしまいました。
現在、搔痒で苦しまれている方の参考になれば。と思います。
当時の写真も後に掲載しておりますので、苦手な方はページを閉じてください。

さて、私が搔痒を発症したのは12月の初め頃だったと思います。
なんか痒い!から始まり、みるみる内にお腹まわりを中心に酷い発疹が広がりました。
ちょうど、通っていた産婦人科が肌に合わず、転院を希望した直後のことでした。

日に日にひどくなり、お腹まわりの発疹はその後腕や足に広がり、眠れなくなりました。
夜中布団が温まると酷い痒みに襲われるので掻き毟り、翌朝には血だらけになっていました。
イヤイヤ期に突入した後の妊娠で更に不安定な長女と仕事があるので、病院に行く時間が取れませんでした。
とりあえず、会社近くの産婦人科を受診してみました。

洋服をめくると、院長と看護師さんから思わずため息が漏れました。

それくらい酷い状態でした。

が、ため息とは裏腹に「我慢するしかない。」と言われました。

冷え性なのですが、肌に触れる全てを綿素材に切り替えるよう、言われましたので、毎晩履いていた毛糸のパンツや腹巻をやめました。
寒い現場で、長時間過ごすために、ヒートテックやタイツは欠かせないアイテムですが、綿素材の重ね着と靴下の重ね履きに切り替えました。

妊娠性痒疹は妊娠中期、特に第二子以降に発症することが多く、産後治るそうです。
妊娠中なので、薬は無く、塗り薬であってもステロイドは皮膚からの吸収で胎児に影響するから塗らない方が良い。と言われました。

産後治る。と言われも、出産予定日は5月末。5ヶ月も先の事でした。

妊娠性搔痒の原因は解明されていないようです。
一部では、母親と胎児は違う人間だから、排除しようとしてそのような発疹が現れるのではないか?と言われています。
特に生まれてくる子が男の子の場合、または血液型が違う場合等が原因として挙げられていますが、私の場合、生まれて来た子は、女の子で私と同じ血液型でした。
私とは違う血液型の長女を妊娠した際には発症しませんでした。
第二子以降の発症が多い。と先にも書きましたが、私の友人は第一子妊娠時に発症したそうです。

原因はともかく、この苦痛から逃げ出さなければならない!と
ネットを検索し、「ハトムギローション」を購入しました。

恐らく、妊娠性搔痒を発症された方の多くが利用されるローションだと思います。
私の購入したネットショップでは、症状を相談したところ、大変親身にメールを下さり、通常の発送日よりも早めて送って頂きました。
(そんなに良くして頂いたのに月日が経ち過ぎてお店の名前を忘れました。スミマセン・・・)

ところが、季節は冬。
入浴後ローションをつけると寒くて仕方がありません。

数日後、ムリだなぁ。私には合わないなぁ。と思い、薬局で薬剤師さんに相談しました。
そこで紹介してもらったのが
ロコベースリペアミルク




私にはこちらの方が塗りやすかったです。
ただ、それでも夜は決まった時間に目が覚め、掻き毟り、翌朝には血だらけでシーツを汚していました。

そんな毎日を過ごした12月下旬、お迎えに行くと先生に呼び止められ、娘の背中の発疹を見せられました。
ちょうど保育園で水疱瘡が流行っていました。

娘は予防接種をしていたので、まさか水疱瘡だとは思わず、私の湿疹が妊娠性搔痒とは別のモノでそれが移ったのではないか?と心配しましたが、小児科に行くと水疱瘡と診断されました。

こうなると、今度心配になるのは自分の方です。

もしかして、私の湿疹は水疱瘡?

水疱瘡は幼少期に発症しました。口の中にも水泡が出来、とても痛くて辛かったので大人になっても覚えていました。
しかし、予防接種を受けた長女が発症したとなると、再び発症することがあるのかも知れません。

ネットを検索すると、やっぱり二度発症することもある。という記述。

翌1月より転院予定の病院に、症状を伝え、診てもらえるか?を聞くと
「万一、水疱瘡であれば、他の妊婦さんに移りかねないので、来院されては困る」
と言われました。

病院に拒否されるとは?!想像もしていませんでした。

真っ暗な穴に突き落とされた気分です。

とりあえず、近くの内科を受診してみました。

妊婦だと言うこともあり、すぐに総合病院に連絡を取って下さり、感染病の可能性があるので隔離されて皮膚科を受診することになりました。

結果、妊娠性搔痒に間違いないようでした。
産婦人科では我慢するように言われましたが、皮膚科の先生が言うには、
ステロイドが皮膚から吸収されることはほとんどなく、胎児に影響を与えることは無いから安心して使っても良い。
と言うことでした。

処方された薬は
アンテベート軟膏

薬剤師さんからは比較的強めのステロイド剤だと聞きました。
(そういえば、最近湿疹が出て皮膚科を訪れた際もこの薬を処方されました。)

その薬を使うようになり、約1週間で痒みから解放されました。

出産まで我慢

がウソの様です。

湿疹は簡単には治りませんでしたが、出産する頃には殆ど目立たなくなり、産後2年を経過した現在、全く跡は残っていません。

現在、同じような症状で悩まれている方は、是非、信頼できる皮膚科を受診してみて下さい。
ネット上では経験者が胎児への影響を考え、皮膚からの吸収を懸念してステロイドを我慢し、やりくりされた記事もありますが、私はステロイドを利用しても、生まれて来た子どもに影響はありませんでした。

毎日イライラして、睡眠不足になるよりも、うまくステロイドを活用し、痒みが収まれば、無添加の保湿クリームに切り替え、赤みを沈めて行く方が現実的だと感じています。

水疱瘡かも?!事件では
傷つく言葉もたくさん聞きましたが、結果、これのおかげで、早期に痒みから救われることとなりました。

もちはもちや。
専門家の正しい判断に救われた出来事でした。


※当時の湿疹の写真です。掲載しているものはまだマシなものを選びました。お腹の周辺が一番酷い状態ですが、お見せするのには抵抗があるので控えます。


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