先月、コイズミ照明の新商品展示会へ行ってきました。
展示会が行われた大阪市西区阿波座にある大阪ショールームは、これに合わせて大胆なリニューアルがなされていました。
今までとは一味違う、モノトーンで都会的な配色が新鮮で「なんだか東京っぽいですね。関西とは違う感じがする。」というコメントに繋がりました。
「そうなんです。今回は東京から来たスタッフが中心になって、リニューアルがすすめられたのです!」と担当の営業さん。なるほど。関西と関東では色彩の感覚が微妙に違うのです。
全国的なコンペでの受賞作品などを見るとこのあたりがすごく明確に現れます。作品を見るだけで、西か東かその作者のおおよその出身地がわかるので面白いですよ。
さて、新商品の展開もショールームのコーディネートに倣って実にシンプルでスタイリッシュ。器具そのものより光に拘った商品がたくさん発表されていたのが印象的でした。
そして、目玉はもちろんLEDです。オーデリックや松下電工に少し遅れを取った発表になりましたが、さすが、発表までに時間をかけただけのことはあります。LEDの強くまぶしい光をうまく和らげた商品が見られました。さらに、集光性の性質をもつランプにも関わらず、クリプトン球や蛍光ランプに引けを取らない拡がりのある光も実現。そして高演色、Ra92。Ra85以上のランプを見たのは初めてのことだったと思います。
ただ、Raが高いことが物の色を忠実に映し出すかどうかについては、考え直さなければなりませんでしたが・・・。
とにかく、私の知る中ではこれまでのところLEDダウンライトベスト1ではないでしょうか。
これが、私が一番気に入った室内用のダウンライト。“cledy LEDダウンライト(高効率タイプ)”の白色タイプ。照射角55°で、白熱球60W相当の明るさを実現。ちなみにこの商品の場合7.0Wです。
一日5時間点灯した場合の電気代を比較すると次の通り。
白熱灯60Wの場合・・・198円/月 2,376円/年
LED7.0Wの場合・・・23.1円/月 277.2円/年
その差2,098.8円。(な~んだ。2,000円程度かぁ。)と、思わないでください。ダウンライトって、4灯、5灯と複数設置されることが多いハズです。仮に5灯の設置で年間1万円以上の差が生まれます。
ただし、器具代は白熱球が4,000円程度から販売されているのに対してこちらは18,900円。別途専用電源ユニット9,000円(上記商品の場合、2台ごとに1台必要)が必要なので、イニシャルコスト(=当初にかかる費用)は確かにかかってしまいます。
でも、地球のこと。強いては私たち人間が地球上で生活するために、自分自身や未来の子どもたちのことを考えると、積極的に取り入れたい商品の一つです。
その他LEDの特徴をおさらいしておくと、特に「実際のエネルギー量の半分」という温度特性があります。つまり、照射物の熱による損傷を防ぐことができます。ニッチ(=壁の厚みを利用した飾り棚)用の照明や、庭の木々を照らす場合には、ピッタリの商品ですよね。
そして、今回の展示会に重ねて行われたショートセミナー「LED光源の基礎と住宅照明計画の実際」の中で初めて知ったことがあります。それは『LEDは対象物の色を拾う』というものです。展示の商品をたっぷり見た後で少し疲れ気味だった私はついついウトウトしてしまっていたのですが、この瞬間、目が覚めました。
ニッチの中に赤いタオルを入れると、その空間全体が赤色に、ヒマワリを入れると黄色に変化したのです。この時利用されていたのは電球色のLEDでした。講義終了後、その特性に興味を持った私は、ヒマワリを白色タイプのLEDが設置されたニッチへ・・・。
するとどうでしょう。そのLEDは葉っぱのグリーンの色を拾って、空間全体をグリーンに照らしたのです。
これは、計画の際には気を付けておきたい特性です。
その他、たくさんの商品を見た中でカタログではその良さを気付くことができなかった商品がこちらです。
こちらも、他メーカーに遅れて(?)発表されたラージプロポーション(=スケールアウト)商品。もはやトレンドではなくスタンダードになってきているようです。
これはブログの中でもその良さはお伝えしきれませんが、セードが二重になっていて糸と糸のわずかな隙間から透ける光と、やわらかな風合いがとっても良い感じでした。
写真ではこの辺りが伝わらないのが残念です。興味のある方は今すぐショールームへ・・・。
最後に、特に目を引いた照明のコーディネートがこちら。
ダウンライト、ペンダントなど全てがLEDでプランされています。その中でも特に注目したのが、カウンター下の間接照明。覗き込むとこんな風になっています。
こちらはまだ商品化されていませんが、近い内に発表されるのだとか。発売がとても待ち遠しい商品の1つです。
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展示会が行われた大阪市西区阿波座にある大阪ショールームは、これに合わせて大胆なリニューアルがなされていました。
今までとは一味違う、モノトーンで都会的な配色が新鮮で「なんだか東京っぽいですね。関西とは違う感じがする。」というコメントに繋がりました。
「そうなんです。今回は東京から来たスタッフが中心になって、リニューアルがすすめられたのです!」と担当の営業さん。なるほど。関西と関東では色彩の感覚が微妙に違うのです。
全国的なコンペでの受賞作品などを見るとこのあたりがすごく明確に現れます。作品を見るだけで、西か東かその作者のおおよその出身地がわかるので面白いですよ。
さて、新商品の展開もショールームのコーディネートに倣って実にシンプルでスタイリッシュ。器具そのものより光に拘った商品がたくさん発表されていたのが印象的でした。
そして、目玉はもちろんLEDです。オーデリックや松下電工に少し遅れを取った発表になりましたが、さすが、発表までに時間をかけただけのことはあります。LEDの強くまぶしい光をうまく和らげた商品が見られました。さらに、集光性の性質をもつランプにも関わらず、クリプトン球や蛍光ランプに引けを取らない拡がりのある光も実現。そして高演色、Ra92。Ra85以上のランプを見たのは初めてのことだったと思います。
ただ、Raが高いことが物の色を忠実に映し出すかどうかについては、考え直さなければなりませんでしたが・・・。
とにかく、私の知る中ではこれまでのところLEDダウンライトベスト1ではないでしょうか。
これが、私が一番気に入った室内用のダウンライト。“cledy LEDダウンライト(高効率タイプ)”の白色タイプ。照射角55°で、白熱球60W相当の明るさを実現。ちなみにこの商品の場合7.0Wです。
一日5時間点灯した場合の電気代を比較すると次の通り。
白熱灯60Wの場合・・・198円/月 2,376円/年
LED7.0Wの場合・・・23.1円/月 277.2円/年
その差2,098.8円。(な~んだ。2,000円程度かぁ。)と、思わないでください。ダウンライトって、4灯、5灯と複数設置されることが多いハズです。仮に5灯の設置で年間1万円以上の差が生まれます。
ただし、器具代は白熱球が4,000円程度から販売されているのに対してこちらは18,900円。別途専用電源ユニット9,000円(上記商品の場合、2台ごとに1台必要)が必要なので、イニシャルコスト(=当初にかかる費用)は確かにかかってしまいます。
でも、地球のこと。強いては私たち人間が地球上で生活するために、自分自身や未来の子どもたちのことを考えると、積極的に取り入れたい商品の一つです。
その他LEDの特徴をおさらいしておくと、特に「実際のエネルギー量の半分」という温度特性があります。つまり、照射物の熱による損傷を防ぐことができます。ニッチ(=壁の厚みを利用した飾り棚)用の照明や、庭の木々を照らす場合には、ピッタリの商品ですよね。
そして、今回の展示会に重ねて行われたショートセミナー「LED光源の基礎と住宅照明計画の実際」の中で初めて知ったことがあります。それは『LEDは対象物の色を拾う』というものです。展示の商品をたっぷり見た後で少し疲れ気味だった私はついついウトウトしてしまっていたのですが、この瞬間、目が覚めました。
ニッチの中に赤いタオルを入れると、その空間全体が赤色に、ヒマワリを入れると黄色に変化したのです。この時利用されていたのは電球色のLEDでした。講義終了後、その特性に興味を持った私は、ヒマワリを白色タイプのLEDが設置されたニッチへ・・・。
するとどうでしょう。そのLEDは葉っぱのグリーンの色を拾って、空間全体をグリーンに照らしたのです。
これは、計画の際には気を付けておきたい特性です。
その他、たくさんの商品を見た中でカタログではその良さを気付くことができなかった商品がこちらです。
こちらも、他メーカーに遅れて(?)発表されたラージプロポーション(=スケールアウト)商品。もはやトレンドではなくスタンダードになってきているようです。
これはブログの中でもその良さはお伝えしきれませんが、セードが二重になっていて糸と糸のわずかな隙間から透ける光と、やわらかな風合いがとっても良い感じでした。
写真ではこの辺りが伝わらないのが残念です。興味のある方は今すぐショールームへ・・・。
最後に、特に目を引いた照明のコーディネートがこちら。
ダウンライト、ペンダントなど全てがLEDでプランされています。その中でも特に注目したのが、カウンター下の間接照明。覗き込むとこんな風になっています。
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