おがはまのつぶやき

ボケばばぁの独り言です。今後の老老介護ならぬ朗々介護目指し、
ボケ老人の扱い募集中です!

あれから3年目

2013-02-11 07:18:35 | Weblog
友人が震災の本とCDを持って来てくれました。夜見ると興奮して眠れなくなると、じいさまと2人で午後、見ることになりました。あれから2年経っても心は重くなります。みんなが必死で、明日の不安と戦ったことが蘇りました。不安は恐怖となり焦りへといらだちを覚え、いろいろとトラぶったことがあったに違いありません。それでもボランテイアの方たちに支えられて、3年目を迎えます。普通の暮らしから、地獄絵図化したガレキは、山となり、2年かけて建物は綺麗さっぱりと片づけられて、海は青く輝いていて静かなものです。この間コンクリートにへばりついている「ふのり」を一握り収穫しました。震災前に採れていた岩は、海が深くなっていて、見えるけれども採ることが出来ませんでした。小舟で採るしか出来ないので、素人は眺めるだけなのでした。岩には綺麗なふのり色が見えて、一握り欲しいだけなのに、残念なことです。生活はと言うと、揃っていた家族が「ちりちりばらばら」になってしまったことが、一番悔しいです。友人は集団移転と言っても、土地造成もまだなのでいつのことだかと、いつも不安は付き物です。「住めば都だ、ここでもいいなー、」「家を建てたとしても、1からお付き合いしていくのも大変だよ」と不安を抱えていました。友達ができて、「また、友達から」が大変で、お隣さんとのお付き合いの心配です。幸せあれ、と祈らずにはいられませんでした。