じいさまは糖尿病という病名のハンコを頂いてから便秘ぎみです。朝食後必ず行くのに、わたしも気が付くくらいですから、言わずして知ることになりました。管理人の責任とばかり、やんわり、静かに脅迫で説得しました。しぶしぶ病院に相談して今日の予約です。食事にうるさくなったじいさまには神経を使います。昨日から消化の良いもので万全体制です。お昼には来るだろうと、１時まで仕事をしましたが来ないので、ひとりで昼食です。２時でも来ないので、もしや？がよぎり怖い気持ちです。じっと待つよりもと、野菜の様子を見に行きました。電話の１本もあれば心配しないのに、と恨めしい限りです。４時になって本家のお母さんが来て笑っています。「午後３時に先生が盛岡から来るから遅くなるよ、ポリープがあれば一晩泊まるかもしれない」「なんで知ってるの？」「兄の嫁さんがポリープをとるので、同じ日にぶつかったの」のようです。看護師さんに付き添われて、急ぎ足で歩かされているところを見つけたそうです。ばればれで、想像しただけでも笑うしかありません。歳を重ねるとはこれもまた大変なことです。帰って来たのは６時近くでした。以上なしと言うことで安心です。病院へ黙って行っても、鉢合わせすることが多いので、笑うしかありません。疲れたのか８時には寝てしまいました。
台風は午前中に「台風やでー」と、軽く流してくれた程度でした。仕事は一区切りができたので、むーたんの冬に備えて、潜れるベットを作りました。フリースがあったので３枚重ねでゆったりと作りました。入口は丸い輪を作って、幅広く縁取りして入りやすくなっています。さて、出来たと入れようとしたら、なかなか入ってくれませんでした。本格的に寒くなったら入ってくれるのではと期待です。我が家に来て半年も過ぎ、すっかり家族です。夕食を過ぎて「散歩へ行こう」と言うとコタツから出て、玄関で待っています。洗濯ネットに入れて、バックに入れて腰に乗せ、ジャンバーの裾に包むと重さが半減します。１キロコースを顔を出して余裕で楽しんでいます。また、お客さんが来てベルが鳴ると、わたしらより早く迎えて喜ばれています。お風呂もふたの上にお座りで見ています。自分の意思をアピールしたり、笑いを誘ったりと人間様に近くなってしまいました。抱っこを嫌がり、気ままな猫に仕上がりました。
今日のお天気は、久しぶりの快晴です。ずーっと気になっていた弟の居る広田へ出かけたくなりました。午前中はカキの水揚げやらカキむきで忙しいので、高田の復興見学がてらへと、午前中に出かけました。町全体のかさ上げはうなるくらい高くなりました。一昨日は太鼓フエステｲバルで近くまで来ましたが、その高台になった広場は初めてです。第一段階となるお店からコミュニテー、お食事処が新装開店していました。住宅が無い分、車で来なければ不便です。お店の前には「バス乗り場」と書いてあって、送り迎えの駐車場がありました。どのお店も空間があって落ち着いて見えました。昼食は中華店ですが、名前の記入待ちで繁盛しています。そば屋さんも並んでいて安心しました。弟のいる番小屋へ行きました。穏やかで、きれいな青い海が心地良いです。いつ行っても働いて、市場が休む日に合わせて休業です。慢性のじん麻疹に悩まされていると嘆いています。仕事の疲れの蓄積ではと思いますが、冷たい海水の相手なので、無理せず自分の体を大事にして欲しいと願いました。
今日はⅠ日中、静かな雨降りでした。朝から味噌作りです。友人に味噌を作りたいと話をしましたら、全部揃えて頂いて、すり器の機械も貸してくれました。去年までカッターでしたが、機械好きの彼女は買って貸してくれました。彼女は一昨日で仕込が終わりました。才知があって行動力も抜群です。夕方５時まで５Ｋを仕込みました。来年が待ち遠しいです。途中の午後になって弟が「こんにちは！！」と入ってきました。味噌作りを見て、友人に恵まれているのを喜んでくれました。正座をして「長いお勤め、ご苦労様でした。」と、畑で使う工具をプレゼントしてくれました。クワより楽だからとお勧めです。歯を見るとキレが強そうに見えます。もう一つは草を運びやすくするちり取りの大きいのでした。「今からは体に聞いてから、畑の作業がいいよ。丈夫になるから」と、自信ありのプレゼントを持って来てくれました。お酒が飲めなくなった代わりに、食品もあります。想いが山盛り詰まったプレゼントに感心してしまいました。気が付く弟と気が付かない姉とは対照的な兄弟ですが、この歳になっても、守られる喜びは感謝の一言しかありません。今日は大安吉日な日でした。謝謝！！！。
お隣のおばあさんと、家の前の長椅子で話相手の子守です。国道で交通量があって、信号が赤になると車列ができて、２人は丸見えになる時があります。一番嫌な場面になるわけで、家に入りたくなります。おばあさんは「この歳になったらどうでもよい」と動じません。ひ孫が帰って来て、我が家のむーたんを見たいと言うので、猫を抱きながらのベンチ入りです。むーたんも走る車に興味があるようで、抱っこを嫌がるのに大人しくして流れを見ていました。しばらくして、「あれ誰だ？！」７０Ｍぐらい離れていて、よくも車列の中から見つけたと思いました。その老人夫婦は、大学生風の孫をしばらく立って見送っていました。孫はテレもあってか、後ろ向きで右手を上げて、振り向きもせず駅の方へ歩いて行きました。角を曲がるまで見送る老夫婦の姿は愛おしく思えました。家族、絆、保たれて平和なんだなと実感です。夜９時過ぎに離れて暮らす我が家の孫から、「おばあちゃん」と愛らしい電話がありました。夕方の光景に思いを重ねて、わが家にも安泰の判を押された気がしました。