好奇心いっぱいのむーみんは、隙あれば外へ飛び出そうと狙い逃げて行きます。わたしは徹底抗戦に挑戦しました。簡単な網を玄関の中へ立てましたが、老夫婦がもたつくのが原因なので、戸の前でほうきの音を高く立てることにしました。どうするかというと原始的に壁や床を強く叩きました。ついでに居間の戸や階段も叩きました。知らない人が来たら鬼畜に見えるだろうなと苦笑です。むーみんは目を丸くして玄関に出て来ませんでした。どうやら成功したようです。じいいさまに教えたら、なんと優しく低い音ですから逃げられました。鬼になって実地して見せました。迫力に反して何回やっても叱れないし怒れないじいさまでした。わたしの方が二面性があるのかもしれませんが、正直にいい加減に生きています。じいさまは誰から見ても「優しい」。近くでみているわたしからは「?」ですが、ここまできてからじいさまには何も求めません。このまま進んでください。
いつもの友人4人の一人から「我が家で餅を食べる会をするので金曜日11時に我が家に来て下さい」と言う電話が火曜日にありました。それから2人に連絡してすぐにまとまりました。毎年今の時期にあって楽しい時間を過ごしましたから、タイミングが合うようになっていたのかもしれません。蓋を開けてみれば賑やかであっという間に午後2時を過ぎていました。餅は電気釜に入っていて、柔らかめだったので、蓋を開けて冷やしたら丁度よくなりました。つぶあんとしょうがとじゅうねでとっても美味しかったです。そのほかは何も食べずに3時間ですが、お喋りは時間が足りず、来年も会う約束をして別れました。女同氏はしゃべるだけで幸せな時間を過ごせるものだと思いました。
昨日から畑でキクイモ堀をしています。初めは畑の真ん中に植えて、友人に笑われました。それからは邪魔にならない所と決めています。一生懸命掘っているとじいさまが、「お前炭鉱夫になればよかったな」と笑わせます。じいさまは秋終いで片づけています。飽きやすいのが手伝っているのか、疲れるのか手伝おうとしません。ひとりで(大地は有り難いな、土があれば物が採れる、大地讃頌の作者先生は偉いなー)などなど思いながら1日掘りました。4時間ですがそれはそれで楽しかったです。夕食をしていると友人が、「必殺技!ごった煮だ」と言って熱々を持って来てくれました。豆腐を大きくつぶして、もやしとにらが入っていて辛みが効いて美味しかったです。我が家はポトフでしたが、彼女の料理は上手なので、追加してどんぶり2杯食べてしまいました。焼いたさんまは明日にします。
今日は2時からの「伊奈かっぺい」さんの文化講演会を聞きに出かけてきました。言葉のトップのお話ですから、期待していきました。案の定、笑わせながら進行して1時間半、顔の筋肉が痛くなるくらい笑ってきました。わが国の言葉なのに、何気なく発していることばに自信はなく、かげりなものを感じました。一生終えるまで冗舌になれば◎ですが、わたしは希望で終わりそうです。全く自身はありません。よそ様に迷惑をかけないよう心配りのおしゃべりに努力あるのみです。気持ちよく夕方帰って来たら、テーブルの上に「畑で猫に逃げられて、また行く」と書いてありました。いつかはと思っていましたが、逃げたくて仕方がないむーみんは帰って来ないと思いました。懐中電灯を持って名前を呼びながら向かいました。じいさまが諦めて帰って来るところでした。林に入ったかなと探しましたが、影も見えず帰ろうとしたら、一緒に探してくれたお隣の方が「鈴の音がした」というので照らしたら白い足が見えました。優しく呼びかけて引き寄せて捕まえました。臆病者で遠くにいかず、畑の土手の笹薮に身を隠すようにしていました。真綿で飼われているので、タヌキやキツネの餌食になるところでした。今日は叱らず、声もかけずそっとしておきましたが、いつものようにPSに向かっていると、足元で静かにしています。じいさまは孫以上にかまって、むーみんには遊ばれているようなものです。甘いんだなー。じいさまは。