おがはまのつぶやき

ボケばばぁの独り言です。今後の老老介護ならぬ朗々介護目指し、
ボケ老人の扱い募集中です!

おはようござる

2013-10-30 06:00:51 | Weblog

お祭りは3日間で台風との競り合いでしたが、最終日の午前0時の神事からお天気が微笑んでくれました。2時には荒馬17頭が提灯灯りで練り歩き、一番人気です。4時にはお山の途中まで大先司がお出迎えに歩いて行きます。我が家のじいさまは「おさーきー、おさーきー」と神様の道案内で、警固2人のお役で10人従えます。途中で出迎える時に、時間が合う時は「おはようござる!」遅くなった時は「おそうござる!」と挨拶をし、列は順序を整えて、祭り場まで神輿争いで来ます。お役目の神輿を担ぐ人を陸尺と言います。祭り場の坂を神輿の後ろからお役目なのか、じいさまの腰がふらふらしています。お酒で疲れたのか、歩き疲れたのか、若い人に腰を支えられています。律儀だなーと思いました。袰は朝食を食べながら、お仮宮に神輿が上がるまでお休みです。その時が最高潮になります。舞姫の奉納で締めくくり、午後3時には旗下ろしで祭りは終了します。4市町村のお役目と支えがあって1300年近く受け継がれています。長男と孫が見に来てくれました。行列と御神輿争いは国道を封鎖して、車は迂回させられます。我が家の前で3人は見て送って帰りました。大人になった時に、様々な思いで感じるに違いありません。誰も家には居りませんので、外食となりました。それも良いでしょう。長男は孫に置手紙を書かせていました。「ぽたぽたせんべい4つもらったよ、お小遣いあげるね」。その気持ちが疲れている体を踏ん張らせてくれました。もうひと踏ん張りと後片付けに出かけて来ました。袰のお殿様は小学2年生です。3日間ですから、疲れて微熱がありながらも無事にお役目を務めました。彼も自信がついて、何事も乗り越えられるでしょう。神様のお役目はここにあるのではと、気持を思いました。


モモも大変です

2013-10-22 06:55:06 | Weblog

いよいよ、お祭りも本番間近になりました。台風とにらめっこですが、祭り場は区ごとの役割で舞台が出来上がりました。大杉は老木を耐えて雷を受けながらも、役目を果たすように凛!と立ち、その間には大きなしめ縄が張られました。青いシートを掛けられて出番を待ちます。ここで御神輿を争う本番となり、雨でも決行です。賄いの方も、100人分の野菜類を予約して配達を待つばかりです。6区もありますから袰も6基になるわけで、人は約600人と全世帯参加みたいなもので、観る人も少なくなる塩梅です。人口の減少もありで、これからますますの先細りが見えて、神事には申し訳ない気持ちがあります。先ず無理のないことが、長く続けられる鍵かもしれません。昨日は忌祓いに行って参りました。地区からですから、50人は超えています。神官様は「雨の予報なので、お天気まつりは盛大にお願いします」と神妙に祈祷してから話されて、厳粛から緩和された感じで帰ってまいりました。ぜひ、快晴のなかで、粛々と執り行われたいと安全祈願です。じいさまは警固ですから、片道1時間近く歩かなくてはなりません。今日もモモを力に、午前と午後はお散歩です。わたしと畑にも連れて行きましたから大変です。いい迷惑とばかりに夕食を待たずに熟睡をしています。祭りが終わるまでご苦労様なモモなのでした。


束の間の年貢米

2013-10-17 06:37:42 | Weblog

午後になって久々のドライブに出かけて来ました。快晴で心地よく、モモも一緒です。ご機嫌良く帰って来て、玄関を開けてびっくりしました。新米2袋と半袋が2つ分かれてあります。喜びもありますが、名前がありません。「誰かなー?」。今日は最後の役員会で出かけなくてはならず、どこにお礼の電話をすればよいか戸惑います。とりあえず、実家と弟へかけて見たら違っていました。失礼のないように電話の来るのを待つことにしました。次の日、毎年頂く家と分かりました。でも?あと一軒は?とまた、戸惑います。そのおばあさんは丁寧に経緯を言います。3軒分とわかりました。が、「100Kも?」と、問いかねました。お話を聞いて何となく分かってきました。息子さんに言ったけども、出社の前で忙しく、確認できなかったのです。次の日息子さんに聞きましたら、おばあさんの律儀な焦りなのでした。天気の良い日に返すことにしました。30Kを車に運べるかしら?と苦笑です。お蔭で、昔の庄屋や奉行所もこの時期は、上から目線で待って居たんだろうと、時代に思いを馳せました。わたしもお米の100キロの年貢米は、大金持ちになった気持ちで、気持が大きくなっていくのを感じて、ひとりでニンマリしました。それでも、いつものくらいに届くのが一番安心で、身の丈にあった贈り物が丁度良いようです。


10円玉

2013-10-10 05:52:58 | Weblog

お祭りの賄い係の役が今回も回って来ました。班長さんを家庭訪問をしましたが、見事に振られてしまいました。途中で「犬も歩けば棒にあたる」で10円拾いました。わたしにとっては銅メダルみたいで、これで協力して頂ければ興奮するところです。10人中、5人の3日間は難しいですが、その姿勢は先の心配で心の内は複雑です。協力する気持ちはあるのですが、それぞれの事情で断られます。100人分ですから一人で出来る仕事ではありません。昔から続けられているのですから、自覚があるかと思えば少人数でした。3度目ですが立ち上げの目途がつきません。騒ぎもお祭りかと腹をくくりますが、それでも最後は「祭り」の形になるのですから神様のお蔭と思うことになります。信心深いおばあさんは「神様に受け申された」と喜びますが、なかなか修業に至らないのか、時代がそうなのか、我が家一番が最優先なのでした。兎に角、諦めないことがお役目なのでしょう。もう一歩のところまで来ましたから、縁のある10円玉を信じて粘りましょうか。


耐える人生

2013-10-04 20:37:09 | Weblog

モモが吠えるので仕事場へ行きましたら、朝一番のお客さんが正座して待って居てくれました。「嫁から昔に頂いたけれども、袖つけが長すぎるから、、、」「あら?仲良くなって良かったねー」が開口一番でした。自分が嫁いだ頃は、昔の女を感じさせる働き方で頑張り通したおばあさんでした。今は機械化されて重労働ではありませんが、折り合いが上手くいきません。「来てもらっただけでもだけでも有難い」と遠慮しています。気ままが当たり前で、「大事にする」のボタンが、どこかで緩んでしまって自由です。おばあさんがしっかりして、優しい所のどこが間違っているだろうと思う時があります。舅、姑に仕えて、嫁に遠慮しての耐えた人生です。昔は自給自足でしたが、今は現金ですから外で働く家庭が殆どです。使い方も知っていますから、財布の口もそれぞれでしょう。「何が気に喰わないか分からないけど、言葉だけでもねー、、、」と寂しそうな雰囲気です。自分で作った大根を、性格を表すように小さく揃えて切って酢に漬けてあります。食べてみると味はしっかりと整っていて、気持がこもっているのが伝わって来ました。孫嫁とは上手く付き合っていますから安心ですが、嫁とは平行線が当たり前と思うしかないようです。