お正月に長男家族が来て、大きい雪だるまを作りました。直径80センチの丸型です。頭は30センチ位で、胴に対して小さ目ですが、東京家族が作った雪だるまは、思いが詰まっているので愛しいです。目鼻とれたなーと気がついたら、間もなく頭が横に落ちてしまいました。元に戻そうかと思いましたが、なるがままが良いとそのままにしました。今は立派な〇だけです。腰が丈夫だったら、手助けも考えます。しかし雪かきはお隣のおじいさんが、朝早くに半分してくれているので、腰が引けます。雪だるまの形が変わっても思い出が蘇り、形があると和んでしまいます。作った光景が孫だったり、お母さんだったり、じいさまだったりと、見る度に蘇るのです。今年も両方に楽しい思い出作りがあって、今年は良いことがあるような気がします。お正月はじいさまの弟が亡くなったので、旧正月にしようと、今日はお供え餅と板餅を作りました。穏やかにーおだやかにーと願うばかりです。
お客ささんは75歳のお母さんです。「ズボンの腰幅を出してけらいや(下さい)」と2本を差しだしました。「はいでみるがらね」とはいたら、尻もわたりもぱっちりです。じいさまは後ろの縫い代へ布を足すと頑張ります。わたしは腰幅の両側を開いて、新しく布を足すと意見が分かれました。腰が曲がり始めましたから、股が広くないと上にあげるのに大変なことです。一生懸命働いたお母さんの勲章に、わたしは絶対引けないと頑張りました。じいさまは実績を崩せないのか、頑固ですがわたしが縫うことで決着しました。「おれが帰ってがら喧嘩するなよ、女はどごの家でも利口なんだから」と心配をしながら帰りました。心配ご無用です。我が家はこれが普通です。出来上りは余裕もあってフイットしていて、大変に喜ばれました。そして、2本目は布地が無いので、黒で、はけなくなったものを、持参するようにお願いしました。持ってきたのはなんと!夫の背広でした。「女は強し!、妻は強し!」です。自分のは勿体なかったのではと、内心笑ってしまいました。一番楽な所をと袖をほどきました。片方で間に合うようです。よく見ると肩山や襟が虫食っていて、ほどくのになんの心配もありませんでした。やはり、柔軟性のあったわたしの勝ちー!で、どや顔になりました。
今年も味噌作りをしました。青森産の大豆で2軒で10K作りました。一昨日は水につけて昨日はガスで1日煮かたをしました。鍋は大なべ6固ですから、火事ばかりださないようにと、気を張り詰めてしまいました。じいさまはお泊りですから、10時から我が家の台所です。蜂の巣とは言いませんが、3人寄れば、、、で賑やかです。モモも台所に入りたいのですが、雰囲気で分かるのか入ってきません。じいさまと茶の間で静かにしています。友人は餅つき機と味噌用のへら羽を持って来て、豆を入れて回してくれました。被災した友人は漬物容器を買ってきて、麹と塩を混ぜて練った豆を加えてと3時間かかりました。段取り良く、スムーズに時間が流れて行きました。昼食は自宅へ帰り、1時から最後の鍋を回して、後片付けをし、無事終了しました。終われば、お茶の楽しみが待っています。最後までわいわいがやがや、、、枯れ木の山も、、、です。自分で作った安全で安心な味噌は自慢になるでしょう。
我が家の畑は根雪になり、長靴の半分近く埋もれてしまいます。モモは散歩を楽しむように、あっちに行ったり、こっちに行ったりと軽い足取りです。畑にうさぎの足跡がありました。取残しのブロッコリーの葉の所まで足跡が繋がり、戻ってケヤキの森へと繋がっています。モモが気になり、匂いを嗅ぐっています。カモシカの足跡もあります。200M離れた所には(ケヤキの森の下)お墓があります。足跡を追いかけてみると、堺の道路にはカモシカの後を追った、犬かキツネかの足跡もあり「面白いなー」と思いました。キツネの足跡の形が判りません。モモは荒れている所は臆病なので、わたしの後ろを付いて来て笑ってしまいました。広い所に来ると、大きな態度で駆け巡り呆れるばかりです。もしかしてキツネもいるかな?と楽しみが増えました。20年も前に、畑で2回も目が合いました。絶対に逃げずに、目をそらすことはありません。睨み合いは5分位でわたしの根負けでした。モモだったら一目散に逃げるな、とひとり笑いました。キツネの鳴きかたは「ぎゃっ、ぎゃっ」と鳴くのですぐにわかりますが、何年と畑では、見たことも聞いたこともありません。モモがいるからでしょうか?。モモの一役です。
じいさまの姿を1時間も離れてみたいと、夕方に友人の家にふらっと出かけて来ました。彼女はいつも、何かの仕事を見つけては動いています。この頃は編み物ですが、今日はミシンを動かしていて、快く迎えてくれました。そして、お茶のお供にゆず羊かんを御馳走になりました。ゆずは我が家の嫁さんの実家から送って頂いたので、おすそ分けしたものです。悪くなるからとゆずジャムと白あんで作りました。「伯母に持っていこうと、朝作ったのよ」とぜんぜん苦にしていません。それから「1時間で縫って娘に持たせたの」。1日で何種類の仕事をするのでしょう。わたしならめまいがしそうです。人それぞれと、真似などはシャットアウトです。自分流と言うか、臆病とか迷ってばかりで、彼女を羨ましく見ています。食べ物は気になったら、即!作るが鉄則なそうです。怖さ知らずで判断力に迷いがなく、わたしと相対するので、長いお付き合いになっているのでしょう。おんぶにだっこですが、これからもよろしく!です。これからも、新しい彼女を発見するのが、楽しみなわたしです。
痴呆になった姑と嫁の会話です。
おばあさん 「ごちそうさまでした」
嫁 「おばあさん、どこに行くの?」
「家族が待って居るから帰るから」
「おばあさん、わたし出かけて来るから留守番しててね。
誰も居なくなると怖いから、留守番お願いね」
「帰って来たから帰るがら」
「おばあさん、ありがとうね。
留守番していただいたお礼に、ご飯食べて行ってね」
「いっぱい御馳走になったがら帰る」
「暗くなって大変だから明日帰ってってね」
と見事な会話です。その後仏壇に声を掛けて寝たそうです。
「泊めて頂いてありがとうございます」
それが365日ともなると、「???」ですが
相手の気持ちに添うことに努力した人は、人相が違うように見えました。
今日の午前に末弟から、カキ4袋が送らって来ました。「火を通す」と書いてあります。大粒は暮れに頂いて大助かりをしましたが、今回は市場に出しかねたのを頂きました。消費者優先ですからねー。養殖業者が愛しくなります。我が家で食べるには多すぎるし、冷凍より何か料理出来るかも?とネットで検索しました。もさば(思いのほか)お気に入りはないものです。グラタンも良いかもと、友人に電話をして「--はな~い?」「使ってしまったー」と言われて諦めました。そこで「3人でカキフライを作ろー?」と集まり、我が家のコタツでワイワイガヤガヤと大騒ぎです。じいさまは3時のお風呂で4時の食事までには、お土産に持たせても食事はゆっくりと食べることができました。新鮮を送って頂き有難いです。よく食物連鎖といいますが、わたしらは食欲連鎖でおすそ分けは、集まって作ることにしました。弟は退職して、慣れないながらも、先輩たちに教わりながら、努力していると思うと、感心したり寒さに同情したりです。一生掛ける仕事が、生きがいに変われば一人前でしょう。3年目でもわたしは応援です。熱いうちに食べることが出来て、とっても美味しかったですよ~。
あけましておめでとうございます。 今年も始まりました。30日に次男が来て疲れ果てたストーブを見て、燃費が悪いからと31日にアマゾンを調べていました。なんと!7時間後までに注文すれば、1日に配達されるのでした。お正月は無いものに等しいと驚きです。気を良くしたわたしは、支払う気持で2台お願いしました。次男は「俺が払うから」と有難いお言葉に感謝です。長男家族は1日に帰ってきました。孫たちは相変わらずわたしにまとわりつきます。回転ずしに行っても、わたしの隣が良いと大騒ぎです。どこが良いのか、わたしには理解できていません。ただただ可愛いです。生ごみもいっぱいでます。雪だるまを作っている間に、畑へ持って行きました。生ごみ容器が開いていて、カラスの足跡が畑一面にありました。去年も開けられたので、長い木の棒を通して、重くしてありますが、チームワークで開けたのでしょう。お正月なので美味しい匂いに誘われたのではと苦笑です。カラスも正月気分を味わったに違いありません。カラスの楽勝です。昨日はみんな帰って行きました。今年は、穏やかで平凡をお願いします。モモは留守番ばかりでしたが、疲れたのか1日中寝てばかりです。気疲れでしょうか?モモなりの気持を聞いて見たくなりました。