グリップを竹に交換していました「ジャッカル・イージー(自作竿の名前)」が、やっと現場復帰してきましたので、試し釣りをするつもりで持って行きました。
上の写真:風水神獣「青龍」役の「ジャッカル・イージー」
この竿は、グラスチューブラーを継いでいますので、手元側が硬くなっています。
穂先の差し込みは径は2.6ミリで比較的チューブラーの先端まで使っていますので、どちらかというとストローク重視の柔らかい竿を作りたい時のスペックです。
「イージー」という名前の通り、筆者がこれから年老いて筋力が衰えても良型を簡単に釣り上げられる竿というのが、製作当初の宿題でした。
宿題をクリアするために異なった2つのテーパーを組み合わせました。
まずは、筋力が衰えても、強引なチヌの突込みを竿のストロークでいなせるように、柔らか目にしました。
柔らかいだけだと、良型に筏下に入られた時にフロートをかわせませんので、手元側には太いチューブラーを着けました。
昨日は実際に筏の下に入ろうとするチヌが多かったのですが、そんなに腕を伸ばさなくてもフロートをかわせ、腕で引きづり出そうとしなくても、竿の弾力を活かしながらチヌの向きを変えられました。
はっきり言って。。「楽です」
昨日は久々に、良型の数釣りを楽しめましたが、全然腕も手も痛くなりませんでした。
しかし、楽を覚えてしまうと年いってからシンドクなりそうなので、しばらくは鬼の金棒みたいなガチガチに硬い竿で、チヌ釣りを楽しもうと考えています。
「小型のチヌは柔らかい竿の方が面白い」というのが定番です。
ターゲットに応じて竿の硬さを変えるというのは、常識的な考え方です。
柔らかい竿もずいぶん試してみましたが、「柔らかい=軽い」という一点を除いては、変わり者の筆者は硬めの竿の方がチヌもよく暴れて取り込みも大変で面白く感じています。
フィッシングつむらさんのホームページより拝借。
何だか可哀想な感じがする写真です。
リリースをするために、筏からは児童用のビニールプールよりも少し小さい大きさの特大桶に入れてもらって渡船場に運びました。
釣果ページ用に撮影は必須ですので、スカリから出して綺麗に並べずに慌てて撮影し、すぐに海に帰っていただきました。