【サンパウロ時事】中米パナマで４日、マルティネリ大統領の任期満了に伴う大統領選挙が行われ、即日開票の結果、野党パナメニスタ党の党首ホアン・カルロス・バレーラ氏（５０）が勝利した。
バレーラ氏は、社会問題化する交通渋滞緩和に向けた地下鉄建設の推進や貧困層の削減などを公約して選挙戦を展開。政策に大きな争点がない中で、マルティネ リ氏の妻が与党副大統領候補として出馬したことを「かいらいだ」と批判。政治の透明化を進めると訴え、「反マルティネリ票」を取り込んだ。
バレーラ氏は、米国のジョージア工科大学を卒業後、酒造会社を経営。２００９年、連立を組んだマルティネリ政権下で副大統領兼外相に就任したが２年後に連立を解消した。（2014/05/05-10:54）
【モスクワ時事】ウクライナ暫定政権のアワコフ内相は４日、南部オデッサで親ロシア派と反ロシア派による衝突や火災によって４６人が死亡した事件の責任を問い、オデッサ州警察幹部を更迭した。対応の落ち度について、内相は「犯罪的だ」と非難した。
親ロシア派の庁舎占拠が続く東部の緊張は、南部に飛び火。オデッサでは４日、親ロシア派と反ロシア派がそれぞれ大規模デモを再開しており、暫定政権は混乱の早期収拾を図りたい考えとみられる。（2014/05/05-08:28）
【アントリム（英国）ＡＦＰ＝時事】英警察当局は４日、１９７２年に北アイルランドで起きた女性殺害事件に絡み４月３０日に身柄を拘束したシン・フェイン党のアダムズ党首を釈放した。検察当局が今後、起訴の是非を判断するという。
アダムズ党首は事件への関与を強く否定しているが、自ら警察に出頭した。シン・フェイン党は、現在活動を停止しているとされるカトリック系過激組織アイルランド共和軍（ＩＲＡ）の政治組織。（2014/05/05-06:44）
【北京時事】中国の華僑向け通信社・中国新聞社は４日、国外の情報機関が広東省で、現地の要員を 使い中国の軍事機密を盗み出していた事件が摘発されたと伝えた。中国人とみられるこの人物は既に、軍事機密などを漏えいした罪で懲役１０年の判決を受け た。情報機関の国名は明らかにしていない。
この人物は国外の情報機関の指示を受け、重要な軍事基地を長期にわたって調査。基地の状況に関する情報や写真を流出させるなどし、「国家の軍事的な安全に重大な脅威をもたらした」としている。（2014/05/05-00:53）
