４回目核実験なら兵器化直前＝北朝鮮、ウラン型も進展－韓国高官
【ソウル時事】韓国の白承周国防次官は８日、記者会見し、北朝鮮が４回目の核実験に踏み切った場合、「かなり完成した状態になると評価せざるを得ない。軍事的な備えが必要な技術水準に近づく」と述べ、兵器化直前の段階に至るとの危機感を示した。
ただ、「核を爆発させる技術の完成であり、小型化とは区別しなければならない」として、ミサイルの弾頭に搭載できる小型化の実現は不透明との認識を示した。「プルトニウムだけでなく、濃縮ウランによる核兵器技術もある程度進展している」とも語った。
白氏は「（北朝鮮は）政治的決断を下せば、いつでも核実験できる物理的な準備を終えている」と改めて指摘。核実験を強行した場合、「韓国政府は（これまで とは）確実に異なる対応をするだろう」と述べ、一段と強力な制裁を検討していることを示唆した。（2014/05/08-16:19）