パナマ大統領選、野党勝利=現職への批判票取り込む
【サンパウロ時事】中米パナマで4日、マルティネリ大統領の任期満了に伴う大統領選挙が行われ、即日開票の結果、野党パナメニスタ党の党首ホアン・カルロス・バレーラ氏(50)が勝利した。
バレーラ氏は、社会問題化する交通渋滞緩和に向けた地下鉄建設の推進や貧困層の削減などを公約して選挙戦を展開。政策に大きな争点がない中で、マルティネ リ氏の妻が与党副大統領候補として出馬したことを「かいらいだ」と批判。政治の透明化を進めると訴え、「反マルティネリ票」を取り込んだ。
バレーラ氏は、米国のジョージア工科大学を卒業後、酒造会社を経営。2009年、連立を組んだマルティネリ政権下で副大統領兼外相に就任したが2年後に連立を解消した。(2014/05/05-10:54)
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