ウクライナ新大統領、東部で軍事作戦強化=暫定首相続投、ロシアは警告
【キエフ時事】25日のウクライナ大統領選(任期5年)で勝利した親欧州連合(EU)派のペト ロ・ポロシェンコ氏(48)は26日、記者会見し、親ロシア派が武装蜂起した東部での対テロ軍事作戦を強化する方針を表明した。「効果的かつ短期的に(作 戦を)行わねばならない」と述べ、多数の死者が出ている軍・治安部隊の装備・弾薬を増強する必要性を訴えた。
ポロシェンコ氏が勝利宣言=親EU加速、政界再編も-ウクライナ大統領選
ポロシェンコ氏はまた、暫定政権のヤツェニュク首相(40)を続投させる意向を示した。ヤツェニュク氏はこれより先、大統領選後も軍事作戦を継続する立場を明らかにしていた。
これに対し、ロシアのラブロフ外相は26日、モスクワでの記者会見で、ウクライナ新政権による軍事作戦継続は「重大な過ちとなる」と強く警告した。(2014/05/26-20:41)