ミサイル迎撃弾を配備=馬総統は外遊中、危機感薄く-台湾
【台北時事】北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイル発射を前に、予想される落下地点に近い台湾の国防部(国防省)は、不測の事態に備えて警戒を強めている。地元報道では、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)と同等の防空性能に引き上げたPAC2を台湾東部に配備した。
高華柱国防部長(国防相)は10日までに、「国際的な協力も排除しない」と述べ、万が一の場合は北朝鮮への対応で日米などと共同歩調を取る考えを示した。
ただ、今回の事態に対する台湾社会の危機意識は薄く、日本の反応について「騒ぎすぎだ」(地元記者)との声も挙がる。軍を統帥する馬英九総統や外交部長(外相)、安全保障政策を担う国家安全会議トップらはアフリカに外遊し台湾を留守にしており、緊張感は日本に遠く及ばないのが現状だ。(2012/04/10-17:08)
【台北時事】北朝鮮による事実上の長距離弾道ミサイル発射を前に、予想される落下地点に近い台湾の国防部(国防省)は、不測の事態に備えて警戒を強めている。地元報道では、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)と同等の防空性能に引き上げたPAC2を台湾東部に配備した。
高華柱国防部長(国防相)は10日までに、「国際的な協力も排除しない」と述べ、万が一の場合は北朝鮮への対応で日米などと共同歩調を取る考えを示した。
ただ、今回の事態に対する台湾社会の危機意識は薄く、日本の反応について「騒ぎすぎだ」(地元記者)との声も挙がる。軍を統帥する馬英九総統や外交部長(外相)、安全保障政策を担う国家安全会議トップらはアフリカに外遊し台湾を留守にしており、緊張感は日本に遠く及ばないのが現状だ。(2012/04/10-17:08)