おかるとのヲタク日記

咲 -saki-、ラブライカ、百合、true tears、かなふみ、ガルパン

true tears 最終回まで視聴した後で見直す 第6話「それ、なんの冗談…?」 Bパート

2008-07-07 | true tears
流ひょうごさん(流石堂)の比呂美本の「君のままで」が在庫僅少になりましたよ。

とらのあな:「君のままで」

迷っている方は、即座に購入をお勧めします。
【7月9日追記】
7月9日時点で完売となりました。とても良い本なので、他の通販サイトをご利用ください。


それから、8月末のムック本まで、ちょっと比呂美成分が枯渇する、そこのあなた。
素敵な比呂美さんが、あなたを待ってますよ。

f-factさんの唄う比呂美さん
流ひょうごさんの浴衣の比呂美さん

比呂美成分が良い感じに補給できました。感謝感謝です! いや、ほんとに。



それでは、最終回まで視聴した後で見直す 第6話「それ、なんの冗談…?」 Bパートです。

Aパートはこちらです。


幼い感じの比呂美さん

Bパート冒頭の比呂美が、なんかめちゃくちゃ、幼い感じがして、可愛すぎるのですよ…。
でもたぶん中3の冬ですよね。幼い表情になっているのは、昔の頃を想い出していたから?

眞ママ:「あなた、よくこの家の来れたわね…」

不安な気持ちの比呂美さん

この時、何があって、眞ママがこの台詞を言ったのか、その原因までは不明です。
ここで、また、「なに?」という感じで不安な表情の比呂美さんも、可愛すぎて大好きです…。

眞ママ:「教えてあげましょうか…」

兄妹疑惑を吹き込まれ…

そして、兄妹疑惑がここで知らされるわけですが。
眞ママにしたら、ほっておけば確実に眞一郎ならず眞パパの心も取られてしまいそうなので、先手を打ったという感じでしょうか?
放映当時は良く分からなかったのですが、やはり比呂美に、比呂美ママの幻影を見ている感じですよね。
比呂美が雪を嫌いになった理由。
眞一郎がいるから生きてきたと言っても過言ではない比呂美にとって、兄妹疑惑は、雪が嫌いになるに足る充分な理由です。


お怒りの比呂美さん

そこへ眞一郎が帰宅します。
家の中では眞一郎へのアクションを控えている比呂美さんにしてはめずらしく、直接、眞一郎に怒りをぶつけに行きます。
もう、お怒りの比呂美さん、誰が見ても怒ってます。
眞一郎、それなのに、「どうか…したのか…?」
これはより一層、火に油を注ぐ応対ですよ…。
「4番に何を言ったの?」
ここで、どうして比呂美が怒っているのか、良く分かっていない眞一郎。
「付き合うのか?」
比呂美さん、棘のある声で、
「とりあえず、日曜日にデート」
やっぱりショックではある眞一郎ですが、
「そうか…申し込まれたのか…良かったじゃん」
この「良かったじゃん」が、さらに比呂美さんの怒りを増幅させてしまう。
自分が好きでもない男と付き合うという事実を、自分が好きな男は”良かった”と言う、これはもう、それまでの経緯なんか抜きにして、理屈じゃなくて、カチンと来ちゃいますよね。というより情けないのかな。どうして私の気持ちに気づかないの?って。

本当はもっと言いたいことがあったのに、眞ママが戻ってきてしまったために、会話が打ち切りに。

眞ママ:「あの子、男と帰ってきたのよ」

それは眞一郎には、グサっと刺さる台詞。「そんなこと、わざわざ言うなよ」
自分の好きな子のことを悪く言われるだけで、胸が痛くなるのに、それが、4番との交際のことなら尚更です。

眞ママとしたら、眞一郎の心から比呂美を離したい、その一心なんでしょうね。でも、それは今の眞一郎には逆効果。


髪をとかす比呂美さん

翌日。
好きでもない男とデートなのに、髪を整える比呂美さん。
身だしなみをしっかりしてしまうのが比呂美さんらしいです。でも、当然、表情は暗いです。デートとは思えない。



乃絵の自宅では、眞一郎のベルトを持っている乃絵を、純が一瞬勘違い。
「お前、まさか…」
動揺している純。
「ちょっと預かっただけ」
ここで、ホッとするところに本心が見える。
本当は、眞一郎と付き合えと言っても、乃絵のことが好きだし、もしも眞一郎に乃絵が××されてしまったら、たぶん、純はぶん殴りに行くと思われます。矛盾してますがね。

そして、純がデートに出かけると分かるや、服装をチェックして「格好いいわ、お兄ちゃん」
うわぁ。これは、乃絵は気がついていないからいいけど、純からしたら、嬉しいけれど、傷付きますね。立場はちがっても、比呂美と同じポジション。好きな乃絵が、自分がデートすると聞いて喜んでいる。

「どんな子なの?」
「お前の学校の奴。湯浅比呂美」
「?」

乃絵、一瞬違和感を覚えてます。乃絵は眞一郎の気になる人が比呂美だと気づいているから。

パボーレは、複合施設なので、映画館も併設されているようです。
比呂美たち以外にも、三代吉と愛ちゃんもデート中。



比呂美、席で待っている時、何か考えてます。
ここはいろいろ想像されますね。この後、どう断ろうかと悩んでいるのか、それとも、逆に少しだけ夢を見て、眞一郎と一緒に映画を見に来れたらなぁって思っているか。



「男の人と映画って、初めてだから…」
可愛いなぁ。比呂美は。何をしても可愛いです。

「俺はいつも乃絵とばっかりだ」
ここから、意外にも、正直に自分のことを話す純。
「あいつの気持ち、手に取るように分かる。あいつが気づいてないことも…」
乃絵が眞一郎のことを好きだということですね。

小首を傾げる比呂美さん

でも、比呂美からしたら「何でそんなこと、私に話すんだろう…」とちょっと小首を傾げます。ここの髪の動きも好きです。
可愛いです。比呂美は。何をしても可愛いです。

純にしてみたら、全部自分一人の中に隠しておくのは、やっぱり辛いんでしょうね。
誰かに話したいという無意識の欲求があって、比呂美が自分と同じ状況に置かれているようだと分かっているから、自分の気持ちを理解できるのは比呂美だけだという感情が、ここまで正直に話したのではと。

純にとっては、乃絵がすべてで、それ以外はどうでもいいんだけど、比呂美というのは、自分の心の逃げ場所なのかもしれません。



一方、愛ちゃんと三代吉。三代吉は”セーター”を買ってやると。眞一郎から愛ちゃんが”セーター”を買ったいきさつを聞いてしまったので、リベンジ的な発想でしょうか?やはりポジティブです。
愛ちゃんは、引け目があるから、遠慮してばかり。
結局レジ直前でキャンセル。
「愛ちゃんはもっと明るい色が似合うと思って。眞一郎が選んだセーター、地味だし」

三代吉、言ってしまった。
しかも、「(眞一郎と)買い物くらい、いいよ」なんて心が広いんだ。

しかし愛ちゃんもここで真実を告げてしまう。
「眞一郎が選んだんじゃない。眞一郎が”手に取った”セーターを”私が”買った」

「何だよ、それ…」

さすがのポジティブな三代吉も、これはショック…。



夕方。



家まで送ってもらった比呂美。
別れ際に、交際を止めると言いたかった比呂美、「やっぱり、私…」
という台詞を遮って
「仲上眞一郎に伝えて欲しいんだ。乃絵のこと。早くちゃんとしろって」
ここで、ちょっと驚く比呂美さん。追い打ちをかけるように
「あの二人、付き合うんだ」

比呂美さん、ショックです。
比呂美さんは嘘がつけない、態度にすぐに出てしまう人なので、純にはモロに分かってしまいました。
純としては、「これは、確実に効いた」と分かったんでしょうね。
比呂美を諦めさせることで、眞一郎と乃絵の仲を邪魔させない作戦。

呆然としてる時の比呂美さんは、いつも無防備で、もう好き放題、純に触られまくってます。
もう少し、比呂美さんはしっかりしないといけません。隙だらけです(苦笑)
まあ、無理も無いのですが…




家に入っても動揺を隠せない比呂美。そこにまた、間が悪く眞一郎が。
「どうかしたの?」
「別に…何でもないわ」
本当は、いろいろ聞きたいはず。でも聞けない。




夜、ちゃんと経理処理している比呂美さん。デートの後も仕事をする偉い子です。
しかし、眞ママは見ていた…
「あなた、また男の子と帰ってきたでしょ?」
「人目があるんだからもう少し気をつけてくれないと。ふしだらな娘と暮らしていると思われたら何を言われるか」

これ、シリーズ後半を知っているからこそ、この発言は矛盾していることが分かります。
比呂美ママの幻影に囚われている眞ママ、比呂美を眞一郎から引き離したい心理は分かります。
が、今度は、別の男に送ってもらって帰ってくるのは、それからしたらありがたいはず。
確かに、土地柄、家柄からしたら、いろいろ言いたいかも知れませんが、でもそれは口実っぽい。
本当は、比呂美が眞一郎を好きなことくらい知ってますから、その比呂美が別の男とデートして帰ってくるのが許せないという矛盾した感情があるのでは?

比呂美ママの幻影 → 眞一郎を比呂美から離したい
比呂美自身 → 眞一郎が好きなのに他の男とデートとは何事!




でも、比呂美本人にとっては、どちらも比呂美に対してのアクションなので、この矛盾した行為にどうしたらいいの!って気持ちになります。

「どうして…どうしてそんなこと言うんですか?私がお母さんの娘だから…あのことがあるから…だから私もふしだらなんて!」

比呂美が初めて感情を露わにして、怒りをぶつけます。
比呂美からしたら、自分の本心を殺してまで、好きでもない男と付き合うところまでしているのに。



これは、眞ママも驚きました。そう、自分の嘘が比呂美を追い込んでいると初めて気がついた瞬間。



でも、そんな単純に、ごめんなさいとか、あれは嘘よ、なんて言えるほど人間の感情は簡単じゃないです。



そして、今まで行動しなかった眞一郎が初めて、比呂美のために、眞ママに食ってかかります。
「比呂美に対して、非道すぎないか!」




でも、今の比呂美には、眞一郎の優しさは何の解決にもならない。
むしろ、逆に切なくなるだけ。

「いいから! 私のことは放っておいて!!」



眞一郎が優しくしてくれても、兄妹であるなら、一生かかっても比呂美が求めているものにはならない。比呂美は、眞一郎から男性としての愛情を求めているから。

「かあさん、頼むからもう少し…」

眞ママとしたら、眞一郎から言われるのは辛いです。
それに結果として眞一郎が比呂美に抱いている気持ちを再確認することになってしまったのですから。

そして、いよいよ第6話のクライマックスです。



「凄いこと教えてあげようか…」
もうかなり投げやりな気分になっていることが名塚Voiceからも伝わってきます。


「私の方が誕生日遅いから、眞一郎くんがお兄さん…」

「私の方が誕生日遅いから、眞一郎くんがお兄さん…」

「それ…何の冗談…」

「言っちゃった…」

「言っちゃった…」
そう、これだけは言わないでおこうと思っていたのに。
ここで本当のことを言ってしまうのは、純が比呂美に自分のことを話したことと対になっています。
純は比呂美に話すことで心理的負担を軽減できました。
でも、比呂美は誰にも話すことが出来ず、どんどん心理的負担が限界に来てました。朋与ですら4番との交際を応援する側にまわってしまった。
そこへ、純から乃絵と眞一郎が付き合うと聞かされ、眞ママからふしだらな娘だと言われる。

もう限界に達してしまったのでしょうね。
でも、これを話したら、眞一郎が比呂美に対して抱いている愛情を失う危険性がもの凄い高いわけです。
比呂美としたら、成就できないまでも、眞一郎からの愛情を受けることが絶対必要なわけですが、兄妹疑惑を知ってしまったら、眞一郎はきっと私を(異性として)愛してくれなくなる…。


「私って…最低…」

「私って…最低…」

いや、最低とかじゃないです。もう仕方のないことなのです。
たぶん、この時点では比呂美さんにはもう絶望しかないかもしれません。
眞一郎からの愛情を失うことは、生きていることすらもう、意味がないくらいに。

ラスト、乃絵が眞一郎のベルトを巻いて楽しそうにしているのとは、まさに天国と地獄の差があります。

正直、比呂美さんの心情は、もう精神崩壊してもおかしくない状況にまで追い込まれていると思います。
この後の7話~8話は、本当に見ていて辛いです。瞳からも光が失われていますし。
だから、私、見直すシリーズを9話から始めたのか…。9話は比呂美さんに光が差す話ですからね。




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