sky-sky!diary

横浜在住Tuba吹きの小さな日常。Don't worry,be happy.

ラ・ラ・ランド。

2017-03-03 21:16:54 | Movie!
ららぽーとではない。
ミュージカル映画という分野が苦手なのは前にも書きました。今回は時間が出来た時に他に観てもいいなと思える作品がなかったので消去法で選択した結果が「ラ・ラ・ランド」でした。で、割とちゃんと観れました。面白かった。理由はいくつかあると思います。まず歌いっぱなしでないこと。ミュージカル映画といっても、最初から最後まで歌いっぱなしのものもあれば、必要に応じて(?)歌が入るようなものもあるようですが、ラ・ラ・ランドは後者です。ほとんどはちゃんとした芝居で、歌は最小限にとどめられている。オープニングでやや不安になりましたが(笑)、あれはキックオフだったんでしょうね。それから主役が役者やジャズピアニストといった現代のショウビジネスの住人だということで、歌っても不自然でないこと。もう一つは歌ったりダンスをしているシーンは、基本的に「妄想」だったり「願望」だったり「個人的な世界に没入している」場面だから。自分の考えていることや感情や台詞をろうろうと歌い上げながらストーリーを進めていくタイプのミュージカルは本当に苦手なんですが、ラ・ラ・ランドの歌は普通の歌でしたので受け入れられた。あとはこれが一番の理由ですが、音楽が素晴らしかったから。楽しい曲も物悲しい歌もストレートなジャズもラテンな音楽も、どれもいい曲ばかり。印象的なメロディーと歌詞はいい意味で頭にスッと入ってきます。物語としては最後、ハリウッド映画には珍しく?ちょっと切ない終わり方でした。なぜかその部分だけ、ショウビジネスの思い通りにならない現実の部分を突きつけられた感じ。唐突な印象はあるものの、単にハッピーエンドで幕を閉じるより、この映画には合っている感じがします。ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが、特別美男・美女というわけでもなく普通の感じがするのも受け入れられた要因かな・・・。「映画史に残る大傑作!」というテレビCMの触込みは大げさだと思いますが、記憶に残る良い映画ではあると思いました。良い編曲で吹奏楽版の楽譜が出たら面白いでしょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする