岩千晶のつれづれ日記

教育工学を専門とし,高等教育における学習環境デザインに取り組むママ研究者の岩千晶が気の向くままに書いている日記

外大の映像制作実習がはじまった

2008年04月19日 | Weblog
外大で「映像メディアのつくり方」の授業がはじまった.受講生は25名強.5名1組で5グループ.ちょうどいいくらいかな.

昨日は,ビデオカメラで撮影した映像をそのままモニターで見せてカメラワーク,フレームサイズ,カメラアングルについて説明.

学生は撮影した映像がモニターにうつるだけで歓声を上げてくれた.ありがとう^^;
一応その方法も伝えたうえで授業を始めた.

フレームサイズのことを伝えるには,その場で映し出すのが一番だと思う.いい例,悪い例もすぐにしめせるし,カメラーワークにいたっては,口で説明するのはすごく難しい.百聞は一見にしかず.

学生からは,特にドリーがうけていた.台がないので,私はPC教室のいす(下にころころがついていて動くタイプ)にすわり,学生におしてもらってドリーをつたえた.

最初学生は笑っていたが(そりゃ笑うよね),ドリーとズームの違いを分かってくれたようだ.

その後は,学生に口頭で,それぞれの用語について説明させ理解を確認する.次は,教科書に沿ってあるテーマについて絵コンテを書かせる.

これをすると,同じテーマでもいろんなタイプの絵コンテがでてくる.特にタイプの違う学生を選んで,学生には絵コンテについて説明してもらう.こんなふうにすると,同じ意図を伝えようとしても撮影の仕方は違うということがよくわかる.

そんな風にして,作り手の意図がいかに映像に入り込んでいるのか,自分が撮影するときにはどういう意図があってそれを映像に反映させるためにはどういうフレームサイズを,アングルを,使えばいいのか,その大切さを感じてもらうようにしている.

逆に1つ1つの映像にそういう思いを持つことが大事だということをわかってほしいなぁという意味も込めて実施した.つたわったかな.

それは今後の授業でわかるだろうなぁ.楽しみ!