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明日へ続く道

110205 熟議!?の実践研修会

2011-02-06 | 東京コーディネーター研究会
昨日は、東京コーディネーター研究会の実践研修会だった。
今年度は、9月、11月、2月と3度の実践研修会を勉強会形式で行った。

過去2回はワールドカフェの手法を用いて、「校内体制」「学級づくり」「授業づくり」について意見を出し合ってきた。
第3回の昨日は、それぞれが1つのテーマにしぼってじっくりと話し合いをすることにした。
自分の担当は「学級づくり」。
集まったメンバーは、7人だったが、その7人の構成が何だかすごかった。
本研究会の野村会長。大学の教授として、これまでの日本の特別支援を作られてきた方だ。
そして、文部科学省の特別支援を担当しているH先生。
本研究会を立ち上げた通級指導のエキスパートの黒川先生。
コーディネーター研究会の中核を担っている運営部のメンバー
そこに、学校現場での声を発してくれる一般会員の方が加わった。

こんなメンバーで、今抱えている問題とか、学校・学級の現状とか、それをどう見取って、どんな手立てを立てていくのかとか、そんなことを出し合った。
これって、最近よく耳にする「熟議」ってものなんじゃないかと感じだした。
政策を決めているわけではないけど、教育会を支えている縦のつながりの人たちが膝をつき合わせ話し合っているこの研究会、何だかすごいなと改めて感心してしまった。

前回2回は、ワールドカフェのホスト役を担っていた自分は、マインドマップとにわかファシグラで、模造紙での記録を行っていたが、今回は、構成メンバーの様子から、そのやり方はとらないことにした。とりあえず机の真ん中に置いた模造紙に、話し合いながら考えたことを構わず紙上につぶやいてみてくださいとお願いをしてみた。
みんなこんなつぶやきには慣れておらず、そんなにたくさん書けてはいなかったし、話し合い上もあまり機能はしなかった模造紙だが、最後に見てみると、これだけのメンバーが同時につぶやいているこの模造紙が、とても価値あるもののように思えた。話し合いは目に見えない。担当の人が内容を記録してくれているのだけど、その記録は、当たり前だけど意見を言っている人の記録になる。聞いている人の考えていることは、見えてこない。でもこの模造紙は、簡単ではあるけれど、1時間以上の話し合いでのそれぞれの人の頭の中が視覚化されているように思う。こんなツールがやっぱり会議には必要だなって再確認した。
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