見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

千変万化

2023-12-22 09:47:04 | カムの宿

積雪は3cmもあるでしょうか、雪掻き作業がないだけでも嬉しいですね。
但し、強烈な季節風が吹き荒れ、白いものが降り出すと横に吹き飛ばされています。
おっ、また真っ白、視界は20mくらい?


カムの宿の台所からの景色、朝から刻々と変わります。
“千変万化”とはよく言ったもの、まさにそんな感じです。

朝方、葦原にさ~~っと陽ざしが射し込むと、葦原が赤く染まります。
あ~~っ!後継者もないようだし圃場整備なんてしなくていいのに、って思っちゃう瞬間です。


そしてまた、全体に陽が射して眩しく輝き。
瞬間瞬間が本当に贅沢です。

追記
今日は、冬至なんですね。友人の投稿で知りました。

先日のブログに、縄文中期の八ヶ岳南麓の井戸尻遺跡群の大地母神について書きました。
竪穴住居も集落も月母神の子宮に見立てられ、冬至に射し込む陽の光が住居にも広場にも一杯に満て、新年の営みが始まったとのだと。

今朝の新庄の陽の光は、まさにそれだったかも
一足早く、新年を出発できたかな(*^^*)
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あっ、我が家の屋根だ!

2023-12-21 15:42:40 | カムの宿

朝も明けやらぬ頃、何やら大きな音で目が覚めました。
また、お隣はこんなに早くから何を始められたんだろうと思いながらうつらうつら。
あれ!?ひょっとしてあの音って、、、僕の小屋の屋根板が躍っている音?

そう言えば、先日の突風の時も叫んでいましたが、そのままにしてた(^^;;
こりゃあ、ご近所に迷惑をかけているよなあ、、、何とかしなきゃ。

朝ご飯を食べながら作戦を練り、よおし、これなら~~
ただ、ネックは脚立ともしかしたら重いものを持ち上げる?
いつぞやのことも頭をよぎり。

雪交じりの突風の中ですから十分な防寒対策と、作戦で思い浮かんだ道具~ロープ、脚立、熊手様の物~を準備していざ!
そうそう、何かの時のために携帯をポケットに(*^^*)

ロープ、風もあって思い通りに行かず、やはり脚立の上から!今度は上首尾。
片方を結んで屋根板の上を這わせて、めくれた屋根板を正常位置に、これがなかなかの難作業、試行錯誤の末にかろうじて。
ロープがまあまあ思いに近くかかったものの、風が凄すぎ、で、ロストルを2枚とブロック一本をエッチラオッチラ、やっとこさ持ち上げて重しにしてひとまず終了。
(写真の赤丸の所に重しを置きました^^;;)


お天気が回復したら、もう一度屋根の浪板に笠釘を打ち、浪板が
風を孕まないよう破風の所にカバーをする作業かな?
材料の段取りや下地の修正もあるから半日仕事。
日常生活を維持するのは簡単じゃない、
百姓ってよく言ったものですね。

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一畑百貨店での一日物語

2023-12-21 12:21:48 | 日記

故郷出身の詩人、里みちこさんの投稿が地元紙に掲載されていると聞き、帰って新聞を開きました。

ついでに開いた今日の新聞には「24年度予算案112兆円 4分の1は国債費、財政悪化」との記事。
辺野古で沖縄県が敗訴したり、パーティー券で派閥事務所が手入れを受けるくらいだから、明るい展望を感じる何て望んでも無理と国民も思うはずかな(涙)

そんな中での里さんの投稿、21年前に一畑百貨店から「詩語り講演」を頼まれた時の話。
講演はお客様に2回、閉店後は社員にとの依頼で、言葉の力で新しい心の扉を開くことができた体験を話したのだとか。
お金と見えるものを交換する百貨店で、見えない「言葉」がプレゼントされ、たまたま参加で来たお客様や社員から喜びの声が届いたと。


この「一日物語」は立場を超えた人のつながり、ぬくもりの輪の広がりを感得させてくれたと書かれています。
その一畑百貨店は、来年1月で長い歴史に幕を閉じると聞いています。
ちょっと寂しいけど時代かなあ、政治には、
立場を超えた人のつながりやぬくもりの輪の広がりを紡ぎだす“働き”を期待したいものです。

 

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季節をわきまえたら?

2023-12-19 17:31:47 | カムの宿

また、今頃咲いて~、、、
良くボケ~~っとしてるね、って言われるでしょう。
どっかの気の良いお年寄りみたいに~(*^^*)

ちょっと調べてみると、3~4月、花は葉が開くより先に咲くと出ているんですが、、、
新庄の御仁は、のべつ変な時期に花を咲かせている感じなんですが、住人と一緒にされちゃあ困るから、ちょっと考えて欲しいものです。


詩人の里さん流に書いてみると

 もっとしゃんとして
   季節をわきまえなさい
  だからボケッ!などと呼ばれるんだよ
    トイワレタッテ、、、
 一生
  ボケをやめるわけには
    イカナインダヨ、、、

という感じになるのかな?

でも、このピンクと白が混ざった花、可愛いんですよね。

あまり花がないこの時期、楽しませてくれています。
ありがとう!

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対偶婚家族

2023-12-18 19:52:23 | 古代のこと

一昨日書いたブログ「月母神の胎内」は、高良留美子著「花ひらく大地の女神」で感じた個所を紹介したものですが、他にも痛く感じるところがありました。

読み始めた時には、いつ閉じようかと思いながらだったのですが、今は、買い求めて手元に置いておきたいなあと思ったり。
事実関係が違うのではと思う所や、話をそう展開させるのか、と思う所もありますが、月母神をテーマとし古代からの女神信仰・女系制の系譜が語られていて、これは!!

縄文中期末、月母神の胎内を思わせる住居や集落に、男根を思わせる“陽石”が出現することで家族の捉え方が変化し〈対偶婚家族〉の存在が感じ取れると。
対偶婚?女性史研究家の関口裕子によれば、
現在私たちが行っている単婚(一夫一婦制)より一段階前の結婚で、一応一夫一婦の一対の夫婦関係は成立しているが、①それは夫以外の男との関係を妨げず②その関係は永続きしない、というものである。この対偶婚の特徴は①排他的同棲の欠如、②当事者の気の向いている時だけ継続する結婚と言える。
この二大特徴が、古代の恋愛や結婚の在り方を規定している。と。

また、「古事記」の系譜とその断片をつぶさに研究した中山千夏は、「男性本位ではあるけれど、殆どの系譜は準女系系譜とも見える両系系譜である」と。
そして、「男系系譜ではなく女系系譜、少なくとも両系系譜が和人古来の伝統であり、記紀以前にはそれが和人の風習だったが、そこに記紀が男系主義による系譜を率先して打ち出した」と結論付けていると。

僕は、縄文中期の如く住居や集落が子宮をイメージして作られ、時代が下っても
対偶婚家族意識や少なくとも両系系譜社会だったことは自然と人との関係、人と人との関係が今よりはずっと良かったのではないかと思えてなりません。
男系系譜社会は、コミュニティを守る意識も高かったでしょうが、俺が俺が社会に陥りやすかっただろうなあと。
自分に闘争心がないから、暢気に言っていられることかもしれませんが、、、

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