ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

ロックダウンから2年

2022-03-26 | 移住生活
2年前の今日、NZはコロナの
ロックダウンに入り、500万
人が一斉にステイホーム

(※新聞の一面)


家でぢっとしていれば感染を
断ち切ってコロナに勝てる

と期待されていたゼロコロナ
政策に突き進んでいた2年前


クルマや人が消えた道




みんなで毎日1時からの記者
会見を楽しみにして、感染動
向に一喜一憂していました。



未曾有の危機を前に国民の足
並みが見事に揃っていた時期



あれから2年が経ち、デルタ
もオミクロンも経験し、1日
の感染者が1.5万人前後で推
移する中、政府の政策が社会
活動と合わなくなり、一致団
結していた国民がばらばらに
なり、一部は暴徒化するまで
になり、この2年でずい分遠
くまで来たと感じています。


現状に対し、「みんながつい
てき来てくれると思った」と
首相が発言したそうですが、
「ついて来ない私たちのせいな
のか」と思うと、今の政府
がいかに民意をくみ取れずに
いるのかがよくわかります。


一方で政治家ではない、役人
として公衆衛生面からコロナ
政策を率いたブルームフィー
ルド医務技監が、記者会見で
この2年間をしみじみ振り返
っていたのが印象的でした。



医療面でのコロナ対応は今後
も必要で重要でも、オミクロ
ン以降は政府主導の政策が思
うほと効果を上げられなくな
り、必要性が薄れてきている
のを暗に認め、いつもの穏や
かな口調で語りながら、2年
間のコロナドラマに自ら幕を
引くように感じられました。


常にスポットライトを浴びた
がり、ここ一番という時こそ
雲隠れも辞さない日和見な首
相とは根本的に違う、実直な
公僕の面を見た思いでした。

2年間ご苦労さまでした


NZはこれから再び世界に門戸
を開き、ワクチン接種の有無
にかかわらず行動制限がなく
なり、みんなこの2年で得た
教訓を基に自分で決め、自分
で行動する段階に入ります。

また海外にも行こうと思う。


「コロナとの共生」という掛
け声が今ほど実感されたこと
はありません。海外を追って
NZも新しい段階に入ります。




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