ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

Keep going

2007-10-16 | ペット・動植物
今朝やや遅めにジョギングに出ると、いつも通る家の庭で見慣れないダルメシアン(だと思います。犬猫とも純血種にはまったく詳しくないのですが)が2頭、跳ねるように遊んでいます。そばにはやはり見たことのない初老の男性がいます。

彼はこちらに背を向け、犬か庭の奥にいる別の男性に大声で何やら言っているところでした。私に気付くとクルリとこちらに向き直り、腹の底からの野太い声で、
“Good on you! Keep going. Don’t give up!”
(こりゃいい!その調子だ。あきらめるな!)
と言うと、二カっと口を開けてアッハッハッハッハッと高笑い。
前歯が一本欠けています。

「サンキュー」
と曖昧に手を振りながら通り過ぎましたが、この一言にドーンと背中を押されました。朝からこのハイテンション、どんなにがんばってもかないません┐(  ̄ー ̄)┌

今日は、
ピッピが亡くなってちょうど4週間。 
タビちゃんが亡くなって明日で1週間。

どうしても2匹のことが頭から離れずにいたので、豪快な励ましはガツンときました。

そう、Keep going!
何があっても前へ前へ。
気負わないけれど、あきらめもしない。自然体でずーっとずっと続けて、繰り返して・・・。それが毎日で、それが人生・・・。
走りながら、そんなことを想っていました。

あの歯なしの小父さんはきっと、私が密かに呼んでいる「神様のお遣い」なんでしょう。
人生で一度しか出会うチャンスがなく、既成概念をためらいもなく捨てさせてくれる人―― 
会った時にメッセージが読めないと、「その次」はない人――


小父さんの横に停まっていたハッチバックは後のドアが全開でした。彼は犬にコマンドを出しクルマに乗せようとしていたのです。多分、その家の人を尋ねてきていた友人か親戚で、ちょうど帰るところだったのでしょう。

私が通りかかったのがもっと早いいつもの時間か、犬がクルマに乗った後であれば、あの一言を耳にすることはなかったはずです。
世の中には本当に偶然というものはないんですね~。

もしかしたら、私があまり落ち込まないように、ピッピとタビちゃんが彼を空から遣わしてくれたのかも*´m`* ありがと。



(←「どういたしまして」)

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