ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

マンゴヌイ+ワイタンギ2回目行:ケリケリで朝食を

2022年11月10日 | 北島:ファーノース

2021年4月の5年ぶりのファ
ーノース3日目。マンゴヌイ
を出てクルマで南下すること
小1時間で到着したケリケリ
ファーノース最大の街です。


マオリ人口も多く、マオリの
地名が多いのもファーノース


カリカリ(魚の群れを釣る所)
とかケリケリ(農業が有名で
「掘れ掘れ」の意らしい)とか


ぜひ朝食に来てみたかった、

オールドパックハウス


パックハウスとは収穫した青
果を箱詰めする梱包作業場。



そんな雰囲気そのままの店



店内にあった新聞記事風アレ
ンジのこの店の来歴によると

ロッド・マクダーミッドとい
う人が第2次大戦中にこの地
を購入し、1960年代に妻の
フロと移り住み、オレンジや
キウイの栽培を始めたそう。


不幸にもフロは若くして病死
し、ロッドは男手1つで4人の
娘を育てつつ、家の地下で収
穫した果物の仕分けと箱詰め
をたった1人でしていました。


1979年にこの作業場兼冷蔵
所が建設され、最盛期には70
人以上が作業をするまでにな
り、親や祖父母が働く傍で子
どもたちが遊んでいる、家庭
的な雰囲気で知られました。

(※カフェの一角は今もこんな)


ロッドはノースランドでの柑
橘とキウイ生産のパイオニア
として、ニュージーランド・
メリット勲章(NZ国王でもあ
ったエリザベス2世により19
96年に創設された勲章)を授
与され、フルーツ、特にオレ
ンジの地として知られるケリ
ケリの草分け的存在でした。

(※ロッド本人や一家を知る
地元民も多いことでしょう)


80年代~2012年までここは
ロッドの娘夫婦が営む製材所
兼家具工房として利用され、
2013年にここを購入した現
在のオーナーはカフェ、青空
市場、パン屋、肉屋、雑貨屋
として往年の姿を保持しなが
らノースランドの生産品のシ
ョーケース、地域の中核たら
んことを目指しているそう。


そんな気概が反映されたキャ
ビネットフードの質の高さ



カフェは地元生産者と密接に
連携し合い、まさに地産地消



水のボトルもベラバッカ

自然に宣伝にもなりそう。


充実したサラダに迷いコレに



美味しいコーヒーとともに



理想の朝ごはんになりました。

まさに「ケリケリで朝食を」


店内の植物もすべて本物で、

フェイクプラント優勢の中で
ぐっとハートを掴まれます


食後は目の前のマカナへ。

有名なチョコレート専門店
ショートブレッドが絶品


オークランドにできた支店が
閉店してしまい北島リアル店
はここのみなので貴重な機会

あれこれおみやげに


72%ダークチョコレート・オ
レンジスナップもお気に入り



ケリケリに来たら誰もが必ず
行くであろうストーンストア

1835年に完成。現存するNZ
最古の石造りの建物で、設計
は宣教師、建設は囚人という
その時代ならではの組合せ


CMS(英国聖公会宣教協会)18
33年は、礎石が置かれた年?



入口のアーチをかたどる、こ
の黄色い石はシドニーから運
んだサンドストーンという当
時の宣教協会の羽振りの良さ



奥のケンプハウスは1822年
完成の宣教師の住まい。現存
するNZ最古の木造建築。二
大最古が隣同士で、宣教師が
早くから入っていたケリケリ



自給自足の生活を偲ばせる、
果樹🍊や畑が広がる広い裏庭




目の前のストーンストア・ベ
イシン。淡水が豊富にあった
ことも宣教師がここに居を定
めた決め手だったそうです。

(※さらに詳しくはコチラでも)


ストーンストア・ベイシンに
注ぐワイぺカコウラ川。今は
柵があって行かれませんが、
以前は石を自由に行き来でき



かつてカメラごと水没経験有

2回水没させたニコンは無事
さすがメイドインジャパン


ケリケリはいつかゆっくり滞
在したいと思いつつ、なかな
か機会がないまま今回も通過



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