ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

夢見:取捨

2024年05月31日 | 浅き夢見し

どこかの公園で出会った母子

(※クライストチャーチのサム
ナービーチに似た場所でした)



娘には伸び伸び育ってほしい
と願いながら、帰国を心配し
ている母親。帰ったら伸び伸
びできない理由は、塾通いや
お受験といったことではなく
母親が日本国籍を取ったか取
らないかにかかわらず、「在
日」であることのようです。


「ここにいれば誰もそんなこ
とは気にしないので・・・」


という言葉には、帰ったら気
にされるという心配が滲んで
おり、そういう状況に置かれ
る娘さんを憂うようでした。





「私は日本国籍を捨てたの。」


「えっ


心底驚いた彼女の目と出会い
どれほど意外な返答だったか


ここの国民になりたいから国
籍を取ったこと、日本政府は
二重国籍を認めていないので
日本国籍を捨てたこと、を伝
えると、ずっと伏し目がちだ
った彼女がしっかり顔を挙げ
「私」を見据えていました。


彼女が「日本国籍を取った」
と言ったので「私」はあえて
「捨てた」と言いました。国
籍は取捨選択ができるもの。


日本にいた彼女が日本国籍を
取り、ここにいた「私」がこ
この国籍を取るところまでは
同じでも、彼女が帰国を思い
悩んでいるところは違う点。


名前や国籍どころか、今や性
別さえも自分で選べる時代。


長いようで短い子育て、そし
て人生。母子に笑顔の絶えな
い日々が続くよう祈ります。


=============


会話の中に一度も「ニュージ
ーランド」という言葉は出て
きませんでした。状況として
は「オーストラリア」や「カ
ナダ」でも構わない内容か。


母親の白く消え入るような美
しい憂い顔と、よく日に焼け
た、健康そのものの娘さんの
弾ける笑顔が対象的でした。


こういうリアルな夢を見るた
びに「この登場人物たちは実
在するんだろうか」と思って
しまいますが、どうなのか


コメント
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