(卒業式のブーケ)
すると娘が、
「ううん。もう一緒にいない。話もしない。」
私:「えっ?じゃあ、学校で誰と一緒にいるの?」
娘:「Sマン君やBリー君、Aアン君。」
私:「えっ?女友達は?」
娘:「いない。」
私:「一人も?」
娘:「一人も。」
と、言い難そうに言い、
そこから腰を据えて事の発端を話してもらいました。
以前入っていたNシャの女子グループからは完全無視されていて、
口も聞いてくれない。目も合わさず逸らす感じ。
他の女子グループも、流れに沿うような感じで、娘を避けるように。
唯一、下校直前に、Nシャに見つからないように、
1~2人の女の子が娘に駆け寄って話すくらいで、
ひと言、ふた言後には、走って去らないと、
自分達にとばっちりが来る感じ。
そんな中、それに気づいたNシャをフッたAアン君のグループが、
「俺らと一緒にいたらいい。
お前は一人じゃね~ぞ。」
と仲間に入れてくれ、
学校では男子達と一緒に行動するようになりました。
その様子を見たNシャのグループが、
「リディアは男垂らしだ。
男に色目を使って、グループ内に入れてもらってる、
男に媚びを売る最低な女だ。」
という噂を流すようになり、
クラス中の全女子たちと距離が出来るようになります。
私が気づいて、娘に問うた11月半ばは、
こういう状態でした。
話を聞いたときは、
なんでこんなことになってんだ?!という思いや、
まさかうちの子が虐めの標的?!という思い、
好きだ、嫌いだ、両想いだ、フラれただ、くだらん!という憤り、
と同時に、毎日の学校生活で、重い、ツラい思いをしている娘のことを考えると、
気持ちがいっぱいになって、泣いてしまいました。
これを切っ掛けに、
私の大学院の勉強のペースを遅らせることにし、
私の卒業は、もういつになってもいいので、
できるだけ娘の心に寄り添えるような働き方、勉強の仕方をしようと決めました。
代わってあげれるのなら代わりたいほどですが、代われませんし、
娘の学校生活は続くし、
親がしゃしゃり出て行って、Nシャの母親に
「あなたの娘さん、Aアン君に告白してフラれ、
その腹癒せにうちの娘をイジメてるんですけど」って、
言うことも出来ないじゃないですか?
彼女たちの母親は、自分の娘が色恋沙汰には興味のない、
ピュアで幼い子だと思っているんだから。
それに、娘が自分で乗り越えなきゃいけないことでもあるし。
先ず、これからはクソみたいなグループに入らないこと!
を懇々と言って聞かせました。
私自身は「一匹オオカミ」で、つるむのも、他人と合わせるのも嫌いだから、
基本、単独行動の女なんですが、
それが良いとも思っていなくて、
理想は、いろんなグループに手を突っ込み、足を突っ込み、
広く浅くの人間関係。
ベストフレンドは1~2人いればそれでいい。
あとは会いたいとき、話したいとき、
質問があるとき、騒ぎたいとき、
連絡したいときだけ連絡できる人がいたほうが良い。
今は人間関係の築き方を学ぶ時期で、
実は、学校の勉強と同じくらい大事なことなんだと告げました。
でも基本、「女子はつるむ」性質があって、
今後、高校に行っても、大学に行っても、職場でも、
女子はつるみがち、ということも教えました。
グループのリーダーだから良い人というわけでも、偉い人というわけでもないし、
目立つ存在が良いわけでもない。
クセモノも多い。
見極めるのが大事、と。
もしグループに入るのであれば、
どういう人達で構成されているのか、最低半年間は吟味すること。
「他のグループと口をきいてはいけない」とか、
あなたを利用しようとしてるとか、
怪しいなと思ったら、絶対に属さないこと。
理想は、2つ以上のグループに、自分の身体の半分だけ所属させて、
自分の気分であっち行ったり、こっち行ったりできれば、
精神的負担が少ない。
ここまではこれからのこと。
じゃあ、今現在のこと。
こんなの、人生の終わりでも地獄でも何でもない、
「やってやろうじゃね~か!」くらいの気持ちで
構えること。
「男の子の友達だけでも、嫌じゃないのか?」
「その男の子達は、ちゃんと勉強する子達なのか?」
「チャラ男達じゃないのか?」
「あなたに性的な興味を抱いているような子達じゃないのか?」
その辺を話し合ったり、聞き出したりして、
「男の子達と一緒にいても、私は全然平気。
寧ろ、精神的ストレスがなくて、
みんな冗談ばっかり言って、ほんとに楽しい。
みんな優しいし、面白いし、いい子。
そのうちの2人はデヴィッド(リディアの兄、私の息子)のことを尊敬してて、
デヴィッドの妹の私に、絶対に手を出したりしない。」
と娘。
だったらということで、
「わかった。
それならば、無理に女友達を作る必要なし!
男の子友達と仲良くするのを認めるわ。
仲良くしてオッケイ。
そのかわり、グループ内で惚れた晴れたはやめてよ。
私に遠慮することなく、男友達といい友情を築きなさい。
あなたのこと、信頼してるからね。」
と言うと、
それまで、男の子友達しかいないことに、
後ろめたい気持ちもあったのか、
母親に話して、認めてもらったことを機に、
急にサ~~~っと肩の荷が下りたみたいになって、
学校に行くのも楽しそうになるし、
学校であった面白い話とか、
男友達のドジ話とかを嬉しそうにするようになりました。
ですが、私の承認を受けて、
ガッツリとAアン君の男子グループと過ごすようになった娘は、
Nシャの女子グループの反感を強く買うようになり、
クラス内での無視、シカト、嫌がらせを激しく受けるようになります。
下校のルートが同じNシャから、娘を守るために、
Aアン君のグループ内の数人の男の子達が、
家まで娘と一緒に下校してくれるようになりました。
Nシャとは同じバスに乗らないとか、
帰宅ルートを変えるとか、
男の子達が親身に守ってくれました。
「なぜこんなに男子達があなたを守ろうとするの?
あなたに気があるの?なんなの?」
と娘に問うと、
Aアン君は、自分のせいでこんなことになったと思って、
私に申し訳ないと思ってるし、
とに角Nシャのことも、Nシャのグループも大嫌いだから。
他の男の子は、Aアンのベストフレンドだから。
他の子は、デヴィッド(娘の兄)のことを尊敬しているから。
なんちゅう師弟関係!?
NYにこんなタテ社会があったとわっ!?
と、正直思いました。
そして、2月のバレンタインデーの日に、
違うクラスのAオール君(現:彼氏)から告白されます。
娘は周りの男子友達から
Aオール君がずっと前から好意を寄せてくれているということは
聞いていたようです。
そして、両想いになります。
Aオール君は、娘が虐めに遭っていることを知りませんでした。
別クラスの、Aオール君に思いを寄せていた女子Mナ(こちらも一人っ子女子)や、
これまで娘の虐めに関わっていなかったけど、
Aオール君に好意を寄せていた女の子達が嫉妬し、
Aアンの男子グループに属していながら、
全く違うところの男子をボーイフレンドにするのか?!と、
「あっちのクラスでも、こっちのクラスでも、男を誑かせる最低な女。」と
他クラスの女子も敵に回すようになります。
学年内で娘をターゲットにする熱量が増していき、
Mナが、
「いつか、リディアを痛い目に遭わせてやる。
顔を殴ってやる。二度と表を歩けないようにしてやる。」
などの暴言を、娘に聞こえるように言うようになり(脅し)、
状況は益々悪化。
娘が、「私、格闘技が習いたい…」と言い出し、
身の危険を感じているんだと察しました。
「もし、Mナが襲ってくるようなことがあったら、
ヤラれる前に、滅多打ちにしてOK。
逆に顔中を傷まみれにしてもOK。
後は私が責任を取る。
いい?ヤラれてからヤリ返すんじゃ遅いの。
ヤラれる前に、ヤルんだよ。」
と、私は娘に武器を持たせて登校させるようになりました。
NY州では違法です。
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「ううん。もう一緒にいない。話もしない。」
私:「えっ?じゃあ、学校で誰と一緒にいるの?」
娘:「Sマン君やBリー君、Aアン君。」
私:「えっ?女友達は?」
娘:「いない。」
私:「一人も?」
娘:「一人も。」
と、言い難そうに言い、
そこから腰を据えて事の発端を話してもらいました。
以前入っていたNシャの女子グループからは完全無視されていて、
口も聞いてくれない。目も合わさず逸らす感じ。
他の女子グループも、流れに沿うような感じで、娘を避けるように。
唯一、下校直前に、Nシャに見つからないように、
1~2人の女の子が娘に駆け寄って話すくらいで、
ひと言、ふた言後には、走って去らないと、
自分達にとばっちりが来る感じ。
そんな中、それに気づいたNシャをフッたAアン君のグループが、
「俺らと一緒にいたらいい。
お前は一人じゃね~ぞ。」
と仲間に入れてくれ、
学校では男子達と一緒に行動するようになりました。
その様子を見たNシャのグループが、
「リディアは男垂らしだ。
男に色目を使って、グループ内に入れてもらってる、
男に媚びを売る最低な女だ。」
という噂を流すようになり、
クラス中の全女子たちと距離が出来るようになります。
私が気づいて、娘に問うた11月半ばは、
こういう状態でした。
話を聞いたときは、
なんでこんなことになってんだ?!という思いや、
まさかうちの子が虐めの標的?!という思い、
好きだ、嫌いだ、両想いだ、フラれただ、くだらん!という憤り、
と同時に、毎日の学校生活で、重い、ツラい思いをしている娘のことを考えると、
気持ちがいっぱいになって、泣いてしまいました。
これを切っ掛けに、
私の大学院の勉強のペースを遅らせることにし、
私の卒業は、もういつになってもいいので、
できるだけ娘の心に寄り添えるような働き方、勉強の仕方をしようと決めました。
代わってあげれるのなら代わりたいほどですが、代われませんし、
娘の学校生活は続くし、
親がしゃしゃり出て行って、Nシャの母親に
「あなたの娘さん、Aアン君に告白してフラれ、
その腹癒せにうちの娘をイジメてるんですけど」って、
言うことも出来ないじゃないですか?
彼女たちの母親は、自分の娘が色恋沙汰には興味のない、
ピュアで幼い子だと思っているんだから。
それに、娘が自分で乗り越えなきゃいけないことでもあるし。
先ず、これからはクソみたいなグループに入らないこと!
を懇々と言って聞かせました。
私自身は「一匹オオカミ」で、つるむのも、他人と合わせるのも嫌いだから、
基本、単独行動の女なんですが、
それが良いとも思っていなくて、
理想は、いろんなグループに手を突っ込み、足を突っ込み、
広く浅くの人間関係。
ベストフレンドは1~2人いればそれでいい。
あとは会いたいとき、話したいとき、
質問があるとき、騒ぎたいとき、
連絡したいときだけ連絡できる人がいたほうが良い。
今は人間関係の築き方を学ぶ時期で、
実は、学校の勉強と同じくらい大事なことなんだと告げました。
でも基本、「女子はつるむ」性質があって、
今後、高校に行っても、大学に行っても、職場でも、
女子はつるみがち、ということも教えました。
グループのリーダーだから良い人というわけでも、偉い人というわけでもないし、
目立つ存在が良いわけでもない。
クセモノも多い。
見極めるのが大事、と。
もしグループに入るのであれば、
どういう人達で構成されているのか、最低半年間は吟味すること。
「他のグループと口をきいてはいけない」とか、
あなたを利用しようとしてるとか、
怪しいなと思ったら、絶対に属さないこと。
理想は、2つ以上のグループに、自分の身体の半分だけ所属させて、
自分の気分であっち行ったり、こっち行ったりできれば、
精神的負担が少ない。
ここまではこれからのこと。
じゃあ、今現在のこと。
こんなの、人生の終わりでも地獄でも何でもない、
「やってやろうじゃね~か!」くらいの気持ちで
構えること。
「男の子の友達だけでも、嫌じゃないのか?」
「その男の子達は、ちゃんと勉強する子達なのか?」
「チャラ男達じゃないのか?」
「あなたに性的な興味を抱いているような子達じゃないのか?」
その辺を話し合ったり、聞き出したりして、
「男の子達と一緒にいても、私は全然平気。
寧ろ、精神的ストレスがなくて、
みんな冗談ばっかり言って、ほんとに楽しい。
みんな優しいし、面白いし、いい子。
そのうちの2人はデヴィッド(リディアの兄、私の息子)のことを尊敬してて、
デヴィッドの妹の私に、絶対に手を出したりしない。」
と娘。
だったらということで、
「わかった。
それならば、無理に女友達を作る必要なし!
男の子友達と仲良くするのを認めるわ。
仲良くしてオッケイ。
そのかわり、グループ内で惚れた晴れたはやめてよ。
私に遠慮することなく、男友達といい友情を築きなさい。
あなたのこと、信頼してるからね。」
と言うと、
それまで、男の子友達しかいないことに、
後ろめたい気持ちもあったのか、
母親に話して、認めてもらったことを機に、
急にサ~~~っと肩の荷が下りたみたいになって、
学校に行くのも楽しそうになるし、
学校であった面白い話とか、
男友達のドジ話とかを嬉しそうにするようになりました。
ですが、私の承認を受けて、
ガッツリとAアン君の男子グループと過ごすようになった娘は、
Nシャの女子グループの反感を強く買うようになり、
クラス内での無視、シカト、嫌がらせを激しく受けるようになります。
下校のルートが同じNシャから、娘を守るために、
Aアン君のグループ内の数人の男の子達が、
家まで娘と一緒に下校してくれるようになりました。
Nシャとは同じバスに乗らないとか、
帰宅ルートを変えるとか、
男の子達が親身に守ってくれました。
「なぜこんなに男子達があなたを守ろうとするの?
あなたに気があるの?なんなの?」
と娘に問うと、
Aアン君は、自分のせいでこんなことになったと思って、
私に申し訳ないと思ってるし、
とに角Nシャのことも、Nシャのグループも大嫌いだから。
他の男の子は、Aアンのベストフレンドだから。
他の子は、デヴィッド(娘の兄)のことを尊敬しているから。
なんちゅう師弟関係!?
NYにこんなタテ社会があったとわっ!?
と、正直思いました。
そして、2月のバレンタインデーの日に、
違うクラスのAオール君(現:彼氏)から告白されます。
娘は周りの男子友達から
Aオール君がずっと前から好意を寄せてくれているということは
聞いていたようです。
そして、両想いになります。
Aオール君は、娘が虐めに遭っていることを知りませんでした。
別クラスの、Aオール君に思いを寄せていた女子Mナ(こちらも一人っ子女子)や、
これまで娘の虐めに関わっていなかったけど、
Aオール君に好意を寄せていた女の子達が嫉妬し、
Aアンの男子グループに属していながら、
全く違うところの男子をボーイフレンドにするのか?!と、
「あっちのクラスでも、こっちのクラスでも、男を誑かせる最低な女。」と
他クラスの女子も敵に回すようになります。
学年内で娘をターゲットにする熱量が増していき、
Mナが、
「いつか、リディアを痛い目に遭わせてやる。
顔を殴ってやる。二度と表を歩けないようにしてやる。」
などの暴言を、娘に聞こえるように言うようになり(脅し)、
状況は益々悪化。
娘が、「私、格闘技が習いたい…」と言い出し、
身の危険を感じているんだと察しました。
「もし、Mナが襲ってくるようなことがあったら、
ヤラれる前に、滅多打ちにしてOK。
逆に顔中を傷まみれにしてもOK。
後は私が責任を取る。
いい?ヤラれてからヤリ返すんじゃ遅いの。
ヤラれる前に、ヤルんだよ。」
と、私は娘に武器を持たせて登校させるようになりました。
NY州では違法です。
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