これが娘に持たせていた武器、
Stabby Kittiesといいます。
薄いのでポケットにも入るし、
キーホルダーとして鞄に付けておくことも出来ます。
(が、NYではキーホルダーとしていたら、警察に呼び止められます。)
薄いのでポケットにも入るし、
キーホルダーとして鞄に付けておくことも出来ます。
(が、NYではキーホルダーとしていたら、警察に呼び止められます。)
こんな物が武器になるの?とお思いかもしれませんが、
これ、結構固い素材でできていて、
こうやって目の中に指を入れて拳を作り、猫の耳の部分で、
ブスッといったり、シャーっといったり出来ます。
素手で行くよりは良いと思います。
アメリカでは、
護身用の武器を持ち歩くことが許されている州、
ライセンスがあれば持っていい州、
どんな場合も違法とされている州とあり、
NYではどれもこれも完全に違法です。
ですが持たせました。
NY州は基本的に、女性が護身用の持ち歩ける物は全て違法です。
護身用品のスタンガンも催涙スプレーも違法。
私自身、いろいろ持っていますが全て違法で、
経験上、合法的で一番役に立つ護身物は、
◆バックルが大きめの金具で出来たベルト(サッと取り外しできるタイプ)
◆耐熱ガラスで出来た小さめの弁当箱を巾着袋に入れて振り回す
◆医療用の、結核菌もすぐ死ぬ、振りかけたらゴキブリもすぐ死ぬ液体を、
小さめのスプレー容器に入れ、相手の目にスプレーする(マジで目が開けられなくなる)
◆自分で調合して激辛スプレーを作る。もし用途を聞かれたら、「私、何にでも辛いスパイスかけないと食べられないんで。」と答える。
話を戻しますが、
そんな状況にまで発展しました。
虐めれば虐めるほど、
男子達が娘を守ろうとするのが、更に女子たちを逆上させるようで、
悪化の一途を辿ります。
学校に話した方がいいか?と娘に問うと、
中学に入ってから、教師を心底バカにするようになっていたので、
「言ったところで、学校が出来ることはない。
学校の先生なんか、
校長の顔色を伺いながら、
教科を教えることでいっぱいいっぱいのヤツばかりだ。
虐めの対応なんて出来るヤツはいない。
逆に虐めを公にして、私の状況を悪化させるくらいだ。
大好きな先生もいる。彼らに、私を哀れに思ってもらいたくない。
だから学校には言わないでいい。」
と言うので、
言わない方向で。
ちょっと騒々しい感じになっていたので、
何が起こっているかを息子にも伝えました。
なんでこんなところにまで発展したかも伝えました。
もともと、妹に彼氏が出来たとか、
男友達ばかりだということを
兄貴として、あまりよく思っておらず、
「俺は、妹が誰と仲良くするとか、関係ねぇ。知らん!」
と言っていた息子ですが、
理由が分かって納得。
「なんだその女!俺がMナ、ぶん殴ってやるわ!」
と言うので、
「殴れば解決することではない。
あなたには、今、妹がこういう状況下なんだということを、
知っといてもらいたいだけ。
彼女は平気だと言ってるけど、
強がって言ってるだけだと思うし、
学校生活がストレスフルだと思う。」
と話しました。
息子、高校の自分の友達に妹のことを少し告げたよう。
すると高校生の息子の友達や先輩たちが、
「なんかあったら、お前の妹を守りに行くぜ!」
と変な団結心が生まれます。
先ず、娘に何かあってからでは遅いということ、
なんとかしてあげたいと思ってくれる、その気持ちだけでも十分有難いということ。
息子の友達たちを巻き込むようなことはしないということ。
そして娘には、
「こんな風に、妹のことを思ってくれるお兄ちゃんやその友達を、
有難く思わないといけない。
なかなかいないよ。
アイツ(我が息子)、頼りないけど優しいお兄ちゃんだよ。
兄ちゃんとの絆は、これからもずっと大事にして欲しい。
鬱陶しがったりしない。
アメリカでたった2人だけの兄妹なんだから。」
と告げます。
さて、調子に乗ってきたMナ。
脅しの言葉を言えば言うほど、Nシャのグループが「やれ、やれ~!」と乗せる。
実際にMナが言っているところを目撃したことはない娘の彼氏Aオール君が、
「僕がMナに話を付ける」と言いますが、
娘が「ターゲットは私だから、
Aオール君まで巻き込まれたら嫌だから、何も言わなくていい。」
と断ります。
Aオール君、数日間様子を見ます。
ある日、娘が階段を下りている少し後ろにMナが、
その少し後ろにAオール君が位置に付く機会がありました。
その時にMナが「おもいっきりリディアの背中を押してやればいいのよ。
階段から転げ落ちて、大怪我させてやればいいんだ。」と言うのを、
Aオール君がばっちり聞きます。
そこで、物静かなAオール君が、静かにキレ、
Mナのところに走っていき、
他の学生も沢山、階段を下りている中、踊り場の端にMナを追い遣り、
「おえ、おめえが俺の彼女に困らせるようなこと言ってんのか?
これ以上言うなら、痛い目に遭うのはお前だけど、
覚悟出来てんだろうな?」
と言います。
男子の免疫が全くないMナ(一人っ子で、男子と口を聞くなと母親に言われている)、
しかも好きだった子にキツく言われたことに、
ビックリしたのと恐怖とで、
その場で失禁し、ぎゃん泣き。
まさか、本当にこうやって彼氏が守りに来るなんて、
思ってもいなかったみたいです。
何事が起ったのかと、先生たちが駆け付けます。
これまで一度も問題を起こしたことのないAオール君がそこにいて、
先生たちが驚きます。
目撃者も沢山いたこともあり、
全員がMナの暴言の事実を言い、
Mナが厳重注意されることになりました。
乗せられて、調子に乗って、暴言を吐いていたとはいえ、
Mナは中学3年で失禁し、大泣きし、
よほど恥ずかしかったのか、
その後はチーンと存在を隠すかのように、静かに卒業式まで過ごすことになります。
この日、娘は嬉しそうに「Aオールが自分を守ってくれた!」と話、
「あんた、ドラマみたいな人生送ってるじゃん!
東京リベンジャーみたいじゃん!」と、
母娘で笑って話しました。
母としても、
Aオール君には感謝せずにはいられなくなりました。
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護身用の武器を持ち歩くことが許されている州、
ライセンスがあれば持っていい州、
どんな場合も違法とされている州とあり、
NYではどれもこれも完全に違法です。
ですが持たせました。
NY州は基本的に、女性が護身用の持ち歩ける物は全て違法です。
護身用品のスタンガンも催涙スプレーも違法。
私自身、いろいろ持っていますが全て違法で、
経験上、合法的で一番役に立つ護身物は、
◆バックルが大きめの金具で出来たベルト(サッと取り外しできるタイプ)
◆耐熱ガラスで出来た小さめの弁当箱を巾着袋に入れて振り回す
◆医療用の、結核菌もすぐ死ぬ、振りかけたらゴキブリもすぐ死ぬ液体を、
小さめのスプレー容器に入れ、相手の目にスプレーする(マジで目が開けられなくなる)
◆自分で調合して激辛スプレーを作る。もし用途を聞かれたら、「私、何にでも辛いスパイスかけないと食べられないんで。」と答える。
話を戻しますが、
そんな状況にまで発展しました。
虐めれば虐めるほど、
男子達が娘を守ろうとするのが、更に女子たちを逆上させるようで、
悪化の一途を辿ります。
学校に話した方がいいか?と娘に問うと、
中学に入ってから、教師を心底バカにするようになっていたので、
「言ったところで、学校が出来ることはない。
学校の先生なんか、
校長の顔色を伺いながら、
教科を教えることでいっぱいいっぱいのヤツばかりだ。
虐めの対応なんて出来るヤツはいない。
逆に虐めを公にして、私の状況を悪化させるくらいだ。
大好きな先生もいる。彼らに、私を哀れに思ってもらいたくない。
だから学校には言わないでいい。」
と言うので、
言わない方向で。
ちょっと騒々しい感じになっていたので、
何が起こっているかを息子にも伝えました。
なんでこんなところにまで発展したかも伝えました。
もともと、妹に彼氏が出来たとか、
男友達ばかりだということを
兄貴として、あまりよく思っておらず、
「俺は、妹が誰と仲良くするとか、関係ねぇ。知らん!」
と言っていた息子ですが、
理由が分かって納得。
「なんだその女!俺がMナ、ぶん殴ってやるわ!」
と言うので、
「殴れば解決することではない。
あなたには、今、妹がこういう状況下なんだということを、
知っといてもらいたいだけ。
彼女は平気だと言ってるけど、
強がって言ってるだけだと思うし、
学校生活がストレスフルだと思う。」
と話しました。
息子、高校の自分の友達に妹のことを少し告げたよう。
すると高校生の息子の友達や先輩たちが、
「なんかあったら、お前の妹を守りに行くぜ!」
と変な団結心が生まれます。
先ず、娘に何かあってからでは遅いということ、
なんとかしてあげたいと思ってくれる、その気持ちだけでも十分有難いということ。
息子の友達たちを巻き込むようなことはしないということ。
そして娘には、
「こんな風に、妹のことを思ってくれるお兄ちゃんやその友達を、
有難く思わないといけない。
なかなかいないよ。
アイツ(我が息子)、頼りないけど優しいお兄ちゃんだよ。
兄ちゃんとの絆は、これからもずっと大事にして欲しい。
鬱陶しがったりしない。
アメリカでたった2人だけの兄妹なんだから。」
と告げます。
さて、調子に乗ってきたMナ。
脅しの言葉を言えば言うほど、Nシャのグループが「やれ、やれ~!」と乗せる。
実際にMナが言っているところを目撃したことはない娘の彼氏Aオール君が、
「僕がMナに話を付ける」と言いますが、
娘が「ターゲットは私だから、
Aオール君まで巻き込まれたら嫌だから、何も言わなくていい。」
と断ります。
Aオール君、数日間様子を見ます。
ある日、娘が階段を下りている少し後ろにMナが、
その少し後ろにAオール君が位置に付く機会がありました。
その時にMナが「おもいっきりリディアの背中を押してやればいいのよ。
階段から転げ落ちて、大怪我させてやればいいんだ。」と言うのを、
Aオール君がばっちり聞きます。
そこで、物静かなAオール君が、静かにキレ、
Mナのところに走っていき、
他の学生も沢山、階段を下りている中、踊り場の端にMナを追い遣り、
「おえ、おめえが俺の彼女に困らせるようなこと言ってんのか?
これ以上言うなら、痛い目に遭うのはお前だけど、
覚悟出来てんだろうな?」
と言います。
男子の免疫が全くないMナ(一人っ子で、男子と口を聞くなと母親に言われている)、
しかも好きだった子にキツく言われたことに、
ビックリしたのと恐怖とで、
その場で失禁し、ぎゃん泣き。
まさか、本当にこうやって彼氏が守りに来るなんて、
思ってもいなかったみたいです。
何事が起ったのかと、先生たちが駆け付けます。
これまで一度も問題を起こしたことのないAオール君がそこにいて、
先生たちが驚きます。
目撃者も沢山いたこともあり、
全員がMナの暴言の事実を言い、
Mナが厳重注意されることになりました。
乗せられて、調子に乗って、暴言を吐いていたとはいえ、
Mナは中学3年で失禁し、大泣きし、
よほど恥ずかしかったのか、
その後はチーンと存在を隠すかのように、静かに卒業式まで過ごすことになります。
この日、娘は嬉しそうに「Aオールが自分を守ってくれた!」と話、
「あんた、ドラマみたいな人生送ってるじゃん!
東京リベンジャーみたいじゃん!」と、
母娘で笑って話しました。
母としても、
Aオール君には感謝せずにはいられなくなりました。
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