infinity

サンマロ~シャンポール城~古城ホテル

2005-11-26 00:13:08 | trip
久々に更新。年内中に更新したかったのですが、優先順位がかなり下がっていた。今日、たまたま岸恵子さんのテレビを見ていて、まさに僕らが旅行したフランスそのものだったので、久々に更新しようかなと。

■ロワール地方へ
サン・マロからロワールへひたすら移動していた。約300キロと離れているのである。バスからは放牧されている牛や、羊たちの動物が見えた。あまりにも長い移動時間だったので、添乗員さんがやってくれたクイズが結構楽しかった。

フランソワ1世は戦争好きで、パリでの政治はあまり行わず戦争ばかりしていた。が、ノビアの戦いでは屈辱的な敗北を喫し、フランソワ自身が捕虜となってしまった。パリ市民は王の保釈を集めて供出、代わりに王にパリに住むことを要求した。しかし、フランソワ1世がパリで政治を行おうにも、お金がない。そこでフランソワ1世が世界で最初に開始したものは?

・トトカルチョ
・宝くじ

正解は宝くじ。フランソワ1世なる人物は歴史無知なわたくしは全然知らなかったが、添乗員さんいわく、ルイ14世と並ぶくらい重要な人物らしい。レオナルド・ダ・ビンチをフランスに招いたのも彼だとか。ダビンチは「モナ・リザ」を生涯手放さなかった。ゆえに、イタリアではなく、フランスのルーブルに「モナ・リザ」があるのである。らしい。

ルイ14世の大好物な卵料理は?とか、結構おもろかった。ちなみにゆで卵ばかり食べていたそうです。ルイ14世は。

昼食はトゥールにてチキン料理を食べた。ここは非常に美味しかった。昼食を食べてから、すぐに移動。シャンポール城は結構遠い。

■シャンポール城
フランソワ1世が作った城、それがシャンポール城。壮大なソローニュの森の中にたっている。とても大きい城だった。ベルサイユ宮殿とかぶるくらいだ。レオナルド・ダ・ビンチが設計したらしい、人とすれ違う事がない螺旋階段、テラスからの素晴らしい景色、王様の紋章’火とかげ’などなど見所は満載だ。が!時間が40分くらいしかなく、好奇心満点の俺たちには全然時間が足りなかった。このシャンデリアすげえな~、この絵すごくねえ?とか言ってるうちに、集合時間の10分前!これはまずい!まじまずい!と思い、ダッシュで帰ろうとする。城から駐車場まで歩いて10分くらいあるのだ!出口にお土産やさんみたいのがあって、そこに同じツアーの人がいた。あぶねえ~、遅れるかもしれないけど、最後じゃないと思ったら、お土産に興味をもったらしい。靴のアクセサリーどれがいい?みたいに真剣に悩んでいる。げ!そうしているうちに、あの家族の姿がみえねえ!油断!先に行ってるぞ~!!!とさすがに急がせる。あまりにマイペースな相手だったが、時間まであと3分なのと、最後ってのにちょっと危機感があったらしい。悩んでいたのが5色から2色に減った(爆)。今なのでちょっと笑えるけど、その時はかなり焦った。また皆の衆を待たせてしまうではないか!と。ゴールドかパープルかで悩んでいたので、ゴールドがいいんじゃない?と俺が答えると、すぐパープルを選んでいた。なんでやねん!と思わずつっこみそうになったが、それどこじゃない。店員を呼んで、このパープルの靴ちょうだいと言うと、あっちのカウンターで支払いして!とおっしゃる。もちろんフランス語(爆)。この頃になると、フランス語は心で理解するようになっていたので(爆)、メルシーと答え、もう一つのカウンターで支払う。フランスに行ったことのある人は分かると思うけど、こっちはレジが非常にゆっくり。いい言葉で言えば丁寧、悪い言葉で言えば遅い。ただ、それは日本が異常なんだ と添乗員さんが言っていた。なるほどと思う、確かに遅いのでそれを見越して早めに買えばいいだけの話。1秒、1分を焦る日本人だが、1年、10年、100年単位を大事にしないのが日本人、って思うのはわたくしだけか?まあ、それはさておき。この時は、非常にスローリーで丁寧な接客にいらだったものだ。こっちが悪いんだけどね。

買ったらダッシュで駐車場まで向かう。ってかこの時点で3分遅れている。俺らだけなら全然いいんだけど、他の33人の時間を奪ってしまうことになる。それはいかん。結局、歩いて10分かかるところを、走って4分で着く。7分程度遅れた。みなの衆に頭を下げてバスの席につく。添乗員さんも笑ってた。またあなた方?みたいな。すまんの~。

■シャトードロシュコット(古城ホテル)
ブロア城、アンボアーズ城に立ち寄り、いよいよ古城ホテルに向かう。今回の旅行を参加するにあたって、かなり重要なポイントを占めた古城ホテル!が、ついたら既に真っ暗でどれだけでかい城なのかは分からなかった。
この地方は、貴族が別荘として城をたくさん建てたらしい。シャトードロシュコットもその一つだと。なので、当然王様の城ではない(爆)。でも、ロビーとかはフランス貴族の家!って感じだった。案内された部屋は素晴らしく広かった。綺麗だった。バスルーム、リビングルームと綺麗で圧倒的に広い。ホテルマンを目指した僕はホテル好きで、色んなホテルに泊まったほうだと思うが、ベスト3には入るだろう。

■晩餐会
ただの夕食なのだが、貴族風。多分、この城は、○○家が代々守っているというか、引き継いでいるのだろう。サーブしてくれたのは、○○家の長男と妹、弟って感じだった。といっても、30を超えてそうだったし、立派な大人なのだが、顔がそっくりなんだ。デビッド・ボウイにもちょっと似てたけど。スーツで行こうか迷ったが、まあ、そこまですることねえか~と思ったが、油断した。多くの人はばっちり決めていた。僕が話した中では最年長の70歳のご夫妻は、普段は赤いダウンをペアで決めている仲よさそうな夫婦。でも、ファッションには無頓着って感じだったが・・・、ばっちりスーツで決めていた。素晴らしい。ドレスシャツで決めている方々もたくさんいた。素晴らしいじゃないか。みんな。俺は感動してしまったよ。服装のTPOが分かっていない、分かっていながらも横着したのはおれだったな~。猛省した。でも、大事なときは身だしなみをばっちり決める。そういうのって大好きです。おれ。人は見た目じゃないというけど、見た目は人に対して不快にさせないのと、自分にとっても気合を入れる意味合いがあると思う。ほんと、おっちゃん、おばちゃんらかっこええな~と思った。多分、最初の海外旅行で気合入ってる夫妻とかいると思うんだけど、そういう気合、大事だよね。こういうかっこええ大人が、今の日本を築き上げてきたとも思い、俺は見直したな~。食事は美味しかったけど、2時間以上あって長かったかな。隣に座った女性と、相手が険悪な雰囲気でびびったわ。ほんと。

冷や冷やの1日、長かった1日が終わった。部屋でお酒でも飲もうかということで、相手にルームサービスをお願いした。通じた~と喜んでいた。相手は何かカクテルを頼んだらしい。

5分後、運ばれてきたのはミネラルウォーターだった・・・・。


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