ニホンジカなど野生動物による南アルプスとその周辺の獣害に自治体の枠を超えて広域的に対応する南アルプス食害対策協議会は6日、伊那市役所で設立総会を開いた。南アに関連する市町村や県の関係者が集い、それぞれの地域が抱える深刻な被害状況を報告。連携して食害対策を進めていくことを決めた。
協議会は設置を呼び掛けた同市をはじめ、飯田、富士見、大鹿の各市町村、南信地方の県3地方事務所、南信森林管理署、信州 . . . 本文を読む
野生動物による農作物被害が、県内各地で深刻になっている。
飯山市の農家では、ジャガ芋畑をイノシシに掘り起こされてしまった。もはや栽培の楽しみを放棄し、撤収するしかないのかと、この農家の人は、本紙の「建設標」で嘆いている。
南佐久郡川上村では、高原野菜のレタスが出荷直前に真ん中の柔らかいところだけ、ニホンジカに食べられてしまう。
深刻さは、数字に表れている。2006年度の鳥獣による県内農 . . . 本文を読む