農作物被害の減少めざす 高島で全国獣害対策サミット
サル、シカ、イノシシなどによる農作物被害を減らす対策を考える「第1回全国獣害対策サミット」が25日、2日間の日程で滋賀県高島市安曇川町の藤樹の里文化芸術会館で始まった。
地元滋賀をはじめ山形や熊本など27都府県から、農家や行政関係者ら約500人が参加し、先進地の取り組みや、国、県の専門家の講演などを聞いた。
若狭・高島地域鳥獣害防止 . . . 本文を読む
徳島県境に位置する三嶺でのニホンジカによる食害について考えるシンポジウム「『どう守る 危機に立つ三嶺の森』―深刻化するニホンジカ食害」が19日午後1時~4時30分、香美市香北町美良布の保健福祉センター香北で開かれる。
依光良三・高知大名誉教授がコーディネーターを務め、第1部では香美市の門脇槙夫市長らが三嶺山系のニホンジカ食害の現状などを報告。第2部は神奈川県職員の永田幸志さんが丹沢山系でのニ . . . 本文を読む
近年、中山間地域を中心にニホンザル・イノシシ・ニホンジカ等の野生獣による農作物等の被害が顕著になっています。
今後、効果的な農作物被害防止対策を進めるには、地域、集落ぐるみによる総合的な取り組みとともに、その牽引役となるリーダーの育成や地域活動を支援する関係者との協働が欠かせません。
このため、地域や集落ぐるみで積極的な活動を進めていただくうえで必要な情報の共有を目的に本研修会を開催しま . . . 本文を読む
里山や山脚地などに近い農地は、先祖が苦労して守ってこられた農地です。その農地が後継者不足に加え、鳥獣被害、遊休農地の拡大などにより危機的な状況です。
どこの市町村にもこのような課題が大なり小なりあり、解決には農家だけ、行政だけの力では限界があります。
行政や農家、その他関係機関等を対象に、獣害対策に取り組んでおられる方や獣害対策の研究をしている方の講演をしていたき、獣害対策について学ぶ場 . . . 本文を読む
「ニホンザルとの関わりを考えるシンポジウム」が22日、大津市役所で行政関係者や市民ら80人が参加し、開かれた。行政側の猿害対策への不信が住民から相次ぎ、鳥獣を巡る自然保護と生活環境安定を両立する難しさが、あらためて浮かび上がった。
大津市はこのほど、大きな被害をもたらすニホンザル大津E群の全頭捕獲を決めた。これを機に、鳥獣被害と自然環境保護のあり方を探ろうと市などが主催した。
最初に、大 . . . 本文を読む
防護柵、草刈り、牛放牧、箱わな、音や光……。農産物がイノシシやシカに荒らされるのを防ぐ知恵を共有する「集落で取り組む鳥獣被害対策」成果発表会が18日、県庁であった。県内六つの成功事例報告を、農業関係者120人が聴き入った。
日田市伏木集落は、延長13キロの金網柵で全農地を囲った。高さ1・5メートルの柵を越えるシカもいるため、かさ上げ改修するが、農家47戸で年400万円だった被害は50万円に抑 . . . 本文を読む
中山間地域の諸問題の解決を目指し、実践的研究を行っている信州大学田園環境工学研究会は29日、公開研究会「里地・里山における人間と動物」を南箕輪村の信州大学農学部で開いた。
信州大学農学部AFC准教授の泉山茂之さんが「現在の獣害対策の課題と新たなる方向性」を、前北里大学獣医畜産学部教授の今井敏行さんが「山麓部における野生動物の交通事故と対策の方向」をそれぞれテーマにして講演した。
泉山さん . . . 本文を読む
人とイノシシのかかわりをテーマにした「第2回カマイサミットin西表」(同実行委主催)が15―16の2日間、西表島祖納で開かれる。12年前、亥(い)年にちなんで国頭村奥で開かれた第1回イノシシサミットに次ぐもので、実行委代表の石垣金星祖納公民館長(61)は「カマイをテーマに、人と自然の共生の大切さを考えたい」と話している。
カマイは、西表島の祖納や干立で使われる方言で「イノシシ」を意味する。
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近年シカによる農業被害や森林被害が深刻化していることから対策を見直そうと、宇陀・名張地域鳥獣害防止広域対策協議会は、12月9日(日)午前10時から、名張市役所1階大会議室で「ニホンジカ被害防止対策推進研修会」を開くことから、農業関係者に参加を呼びかけています。
研修会では、農水省野生鳥獣被害対策アドバイザーで、独立法人森林総合研究所野生動物研究領域長の小泉透さんによる「野生動物とのつきあい方 . . . 本文を読む
里地・里山での農林業のあり方や地域環境の研究者が集まる信州大学田園環境工学研究会は29日、「里地・里山における人間と動物」と題した公開研究会を南箕輪村の農学部で開いた。講演した泉山茂之信大農学部AFC准教授は、南アルプス一帯でのニホンジカの増加は、「林道開設に伴うのり面整備などで越冬環境が向上したことも一因」と指摘した。
公開研究会は、研究成果を一般にも公開し「里地・里山の問題提起と今後のあ . . . 本文を読む