母子ともスクスク あす命名式
サルやクマなどの野生動物とのすみ分けや中山間地域の景観保全のため、県が県東部で実施している安心で美しい郷づくり事業(カウベルトの郷づくり)で、魚津市稗畠のカウベルト(牛の放牧帯)に放牧されている繁殖雌牛(妊娠牛)二頭のうち一頭が子牛を出産した。県東部のカウベルト六カ所のうち最初の出産で、子牛は元気に親牛の後を歩き回っている。 (武田寛史)
出産したのは黒毛和種の . . . 本文を読む
ヤギに雑草を食べさせて遊休農地を荒廃から守る放牧試験に、佐久市の独立行政法人・家畜改良センター長野牧場が取り組んでいる。ウシでも同じ試みが行われているが、小型のヤギは狭い農地でも放牧できる。ヒツジほどか弱くないため野生の動物が恐れ、サルなどの獣害予防も期待できるという。ただ、難点は活用後。「冬場、小学校で世話をしてもらうなどの仕組みができればいけるのだが……」と担当者は期待している。
ヤギ放 . . . 本文を読む
住民の高齢化や過疎化で増えている中山間地の耕作放棄地にヤギを放し、生い茂った草を食べさせることで農地保全につなげようという試みが18日、八頭町で始まった。従来は牛が活躍してきたが、県の若手職員の発案で、牛より楽に飼育できて、獣害から田畑を守る効果も期待できるヤギを「登板」させた。
◆八頭で試験放牧開始
八頭町郡家。かつて柿が栽培され、数年前から人の手が入らなくなった約15アールの耕作放棄地 . . . 本文を読む
佐久市新子田の家畜改良センター長野牧場は、耕作放棄地や遊休地でヤギを飼い、除草に生かす試みを続けている。農家の高齢化や人手不足の対策として県内外にヤギを送り、効果を期待している。
同牧場によると、ヤギはほとんどの草を食べ、機械が入らない斜面や荒れ地にも適応。牛などより飼育しやすく、ふんはそのまま肥料になる。くいにつないでの飼育は大掛かりな柵が要らず、草取りをしたい場所に移動させることができる . . . 本文を読む
中山間地にある魚津市小菅沼で二十七日、サルの被害防止対策として草地にヤギが放牧された。畑の周囲に牛を放牧する「カウベルト」設置は県内でも試みられているが、ヤギ放牧は初めて。
ヤギ放牧を試みるのは小菅沼の農家で組織する「すがまエコグループ」(武隈定一代表、十三人)。草地では野菜が植えられていたが、サル被害がひどくなり、今ではカキやクリの木約十本を残し、雑草が茂っている。
農家の高齢化で、草 . . . 本文を読む
魚津の農業者グループ “縄張り行動”に期待
魚津市小菅沼の中山間地で耕作している農業者のグループ「すがまエコグループ」は二十七日、猿害に悩まされている同地区で、サルなどの野生生物を遠ざけ、里山の景観を保全する目的で、試験的にヤギを放牧した。カウベルト(牛の放牧帯)は県内各地で行われているが、ヤギ放牧は初めて。 (武田寛史)
猿害対策に一役買うのは、群馬県の業者から、六十日間契約で借りた . . . 本文を読む
遊休農地や農業用施設の雑草を家畜に食べさせ、現地の環境保全を図ろうと県は、一般の農家らに牛とヤギの貸し出しを始めた。7月から紀の川市と有田川町の遊休農地に牛を放牧しており、23日には田辺市内の農業用施設にヤギを放牧する。県が昨年度から試験的に取り組み、効果が見込めた。耕作放棄地などの雑草は鳥獣害を広げる一因になっているため「問題解決の一助に」と期待している。
県の「草刈りレスキューモデル事 . . . 本文を読む
滋賀県長浜市今荘町の観光農園「今荘ぶどう園」は、果実を食い荒らすサルの被害を防ごうと、「監視役」としてヤギ10頭を放牧している。昨年初めて試行して被害が減ったといい、同園は「顔は愛らしいが、にらみをきかせるのでは」と手応えを感じている。
長浜の観光農園、被害減に手応え
今荘ぶどう生産組合が、農作物の獣害対策を研究する県農業技術振興センター湖北分場(木之本町)と共同で実証実験を行っている。同 . . . 本文を読む
安芸高田市内で、繁殖牛を水田に放牧する取り組みが始まった。市内ではレンタル牛を水田放牧する例はあるが、繁殖牛を購入し、放牧するのは初。市は「農家の収益向上と産地拡大になる」と注目している。牛は吉田町の農事組合法人「於手保農場夢21」と高宮町の「用地生産組合」が黒毛和種を2頭ずつ購入。柵で囲まれた遊休農地に昼夜放牧。生まれた子牛は、そのまま肥育したり肉牛として出荷する。
中国新聞
http:// . . . 本文を読む
氷見市農協は二十六日までに、同市布施の仏生寺川沿いの市所有の休耕田を活用して、受胎した繁殖用のメス牛四頭の放牧を始めた。市内の休耕田での放牧は中山間地域で行われてきたが、平野部では初めて。牛が雑草を食べることから、除草の手間が省け、雑草の中で繁殖する病害虫も防止できるとしている。
布施放牧場は、仏生川沿いにある市有地約五十アールに開設された。牛が逃げないように周囲に電気柵が設置され、市農協で . . . 本文を読む