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五次元宇宙についてQ&A (5)

2016-02-11 | 5次元宇宙に生きる(空間)

(寄せ植え。目を留めるということは、心がそこで腰を下ろすってことかな。)

 

{問}五次元というのは、自分がどうして大きくなったり小さくなったりするのですか?どう考えても自分は自分のままです。それを勝手に想像して世界を測ると言いますが、それは本当の世界と言えるのでしょうか。それはみな一人一人が勝手に考えた世界ですよね。それと、スケールというのが時間と同じような世界を測る道具だと言いますが、どこでそれは証明されるのですか。


{答}難しい問題ですね・・・。まず、証明の問題からお話しましょう。それが一番重要なことだと思うからです。

五次元で提唱するスケールの系(軸)は、世界を測る次元としてありうるのか、それを証明することは出来るのでしょうか。スケール軸の可否にかかわる重要な質問だと思います。

このブログの1月31日付 五次元宇宙の実証性(3) で認識の闇について書きましたが、そこでは極限での観測問題がテーマでした。そこに一つの答えが隠れているのです。

物事を観測するということは、単純に言えば目的物に光を当てて、その反射光を見て認識するということですね。それで日常生活には何の支障もないわけです。しかし、それがミクロやマクロの世界となると観測は破たんしてしまうのです。

観測問題はミクロの世界ではどうなるでしょう。最小粒子を観測する場合を考えてみましょう。

最小の粒子がバレーボールだとします。そのバレーボールを検出するためには光を当てなくてはなりませんね。つまり飛んでいるバレーボールに、観測用の光のボールをぶつけなければならないのです。するとどうなりますか?バレーボールは観測用のボールにはじかれてあらぬ方向に飛んでいってしましますね。つまりミクロの世界では、ありのままを知るための観測が、逆に観測することで世界を壊して(変えて)しまう。そういう問題が起こってしまうのです。

マクロの世界でも同じことが言えますね。大きすぎる世界は、観測用の光が移動するだけで何億年もかかってしまうのです。

このように、観測できない領域を「認識の闇」と呼びました。四次元の通用する限界です。

つまり、何が言いたいのかですが、スケールの次元が世界を認識する道具であるためには、その観測が世界を変えてしまわないかどうかにかかっているということなのです。

観測によって世界が変わらなければ、それは道具として役に立つ。つまりそれが証明だというわけですね。

五次元はスケールを変動させて世界を観察するというものでした。しかしこの方法で、新しい世界をつくりだすというものではありませんね。五次元は今あるこの世界を観ているだけなのです。それはスケールの概念がなくても、存在しています。ただ、四次元の限界を超えるために、観察者のスケールを自由に操るイメージを利用して世界を観るだけでした。世界に手を触れるわけでも、変質させるものでもないのです。

そういう意味では、霊界や異次元の世界という考え方は、世界を壊す以前に、そもそも扱う世界が違います。つまりこれらは、世界を測る次元とは言えないのです。

この図は私たちが認識する最大の領域を表しています。空間も時間もスケールも、私たちの認識の道具には限界があります。その先は無限が待ち構えているのです。その限界を線で結ぶと上のような図になるのです。私たちはこの囲まれた円の中で世界を認識しているわけですね。

ところが人間の認識とは面白いもので。五次元による最大の認識世界を表した図を見るだけで、私たちはこの円でで囲まれた領域の外に別の世界を思い描いてしまいます。この「存在の無」と書いた領域は、次元が通用しない無限の外であり、認識の闇のはずですが、一方で認識はその闇に新しい世界を創造するのです。それが霊界であったり異次元の世界というわけです。私は、これらの世界を否定しませんが、受け入れることもありません。ただそれらは五次元宇宙とは尺度の違う道具で世界を観ているのだと思うのです。

結局のところ、証明とは、私たちがつくりだす認識世界を破綻なく支えることが出来るかどうかなのだと思います。

 

釈迦の悟りの世界ではこの認識さえ空であると言っているそうです。私はその話に魅かれます。その世界を観てみたいと思うのですが、そのためには、この認識が認識を自己否定しなければならない地点が必ずやってくるでしょう。

私は凡人で、どうやっても認識を捨てられない人間だと悟ったわけで、それならこの認識でどこまで釈迦の世界に近づけるのかを模索したのが五次元宇宙なのです。

自然に自己消滅していく認識はあるのか。五次元は少なくともその渚まで足を運べる。そう思うのです。

 

話が途中で終わってしまいますが、今日はここまでにしましょう。

 

 

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