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のしてんてんハッピーアート

複雑な心模様も
静かに安らいで眺めてみれば
シンプルなエネルギーの流れだと分かる

ヒルマ.アフ.クリント展に行ってきました

2025-05-24 | 展覧会

ヒルマ.アフ.クリント

10の最大物 NO10

 

ヒルマの作品は長い間一般公開されることなく、商業的にも拡散されないまま現在も財団によって守られています。

それが最近になって海外に巡回され、日本にも初めての大回顧展が開かれており、この機会に鑑賞してきました。

画商との縁がないため、作品展示に自由さが感じられ

撮影自由。

大作を座って鑑賞する。

これはありがたかったです。

 

ヒルマは生涯内面の探究のために創作を続けた作家で、

心という見えない世界を絵画に描く情熱を燃やした人でした。

必然的に画面は具象が消え、線や色による抽象画となったのです。

これは・カンディンスキーが抽象画を描き始めるよりも

半世紀も早く表れた抽象画家だったのです。

 

心を描く

私に共通するテーマの作家、

その作品はどんなものなのか

美術館で対面した作品群は

静かで暖かな空間を感じました。

 

制作中の空間絵画のイメージが

違和感なく交差して混ざり合う

そんな感じの作品に巡り合ったのが

10の最大物と名付けられた作品群

その中の冒頭の写真、

NO10「老年期」

3mを越える大作です。

紙にテンペラで描かれたもので、

私が到達した

色包是空

空包是空

を彷彿させてくれるものでした。

ひそかに持ち込んだ制作中の作品写真を持ち出し

NO10にかざしてみたら

自分の作品がヒルマの空間に吸い込まれそうに思われました。

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