
自分という感覚はワンネスである
私達は自分が健康な時、決して自分の身体を分解して
その一つ一つを個別に認識して自分を考えることはないのである。
ところがこのワンネスは
実は低次元のワンネスなのである。
人間はもっと高度なワンネスを体験する力を持っているのだ。
それが五次元思考である。
五次元思考によって自分を考えると
自分というのは
身体と空体の二つから成り立っているのが分かる。
肉体と空間は
どんなことをしても切り離せない存在なのである。
空間が無ければ私達は生きて存在することはできない。
そんなことは分っていながら人間はそれ以上考えることをしなかった。
その大きな原因は空間を認識できなかったからだ。
五次元はスケールの概念によって空間を認識することが出来る。
空間を認識することによって
私達はさらに高度なワンネスを体験することが出来るのである。
それが今回の連載の主眼でもある。
空間は波動のイメージで理解できる。
すると波長によって見えない空間を認識できるのである。
スケールの概念はこの時
空間を無限大の波長から無限小の波長までを認識させてくれる。
たった一つの空間の存在があって、
そこに無限に小さな波長と無限に大きな波長が同時に存在している
これが五次元によって可視化されたた空間なのである。
この世界は物質と空間が切り離せない状態で存在している。
あらためて考えてみると私達の認識は
常に物質と空間をセットでしか認識できないのである。
物質を認識しようと思ったら空間無くしては認識できないし、
空間を認識しようとしたら、物質なくしては成り立たないのだ。
すると自分とは
身体(物質)と空間の二つから成り立っているということなのだ。
先に見た自分からさらに高度なワンネスの認識に導くのは
身体とそれを包む空間を一体のものとして考えることによって実現する。
空間の存在を空体と呼ぶと、
空体は終わりなく存在する宇宙空間であると同時に
全ての物質を包んでいる空間である。
つまり空体を認識することによって
私達のワンネスの感覚は一気に全宇宙に及ぶのである。
この時、スケールの概念を使えば
素粒子から天体に至る様々なスケールに存在する物質は
一つ残らず空間に浮かんでいる。そんな世界が見えてくるだろう。
素粒子を包んでいる空間と
天体を包んでいる空間は、ただ波長のスケールが違うだけなのである。
この世界観あるいは宇宙観を想像できると
私達は空体を認識するだけで
自分という存在が
全一の宇宙の中に消えていくのが分かる。
すなわち私とは
宇宙の果てまで広がる空体の中に
とあるスケールに属する自分という身体を浮かべて存在しているのである。
身体のワンネス感覚は私と云う人間存在であるが
空体のワンネス感覚は私をはるかに超えた神的存在なのである。
次回はこの身体と空体の関係から
悟り感覚をどう説明できるか、
心の問題を言葉に乗せる
そんな挑戦をしてみたい。
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