星とか日々とか

ブログはじめました/2011/12/10

皆既月食と天王星食   2022年11月9日

2022-11-09 21:00:20 | 星空

このタイトルでマスコミが大騒ぎ(失礼)していた昨日、皆さまご覧になられましたでしょうか。

当地では星空研究会(私もメンバー)が観望会を開催しました。長野県北の県境は雲が流れ、時折小雨も降る天候でしたが皆既月食は

現象継続時間が長い(1時間以上)のため、合間を縫って何とか皆で観望出来ました。

観望とおしゃべりの合間に撮影した写真です。

皆既(月が完全に地球の影に隠れる)間近の様子です。 眩しく輝く月が徐々に赤銅色に変わり、空から光が失われていくのはやはり神秘的ですね。

月の様子を皆で見るための望遠鏡を載せた赤道儀にカメラを同架して撮影、この時はまだ天王星は月から離れたところにいました。

DATA: 2022/11/8 19h13m   Panasonic100-300mm(300mmF5.6)  GX8  ISO1600  2.5sec  takahashi EM-200 

皆既中の星空。 月に合わせた露光で撮影した画像を補正して月の周りの星空が見えるようにしてみました。

皆既月食は満月の夜に起こる現象ですが、通常の満月のときは月が明るすぎて月と星空を同時に見ることはほぼ不可能です。皆既月食ならではの光景です。

DATA: 2022/11/8 19h15m   Panasonic100-300mm(300mmF5.6)  GX8  ISO1600 10sec  takahashi EM-200

442年ぶりだという皆既月食中の惑星食(天王星食)です。この瞬間を観望会に来た人たち皆で共有できたのが一番の成果でした。

実は丁度1年前、初めて天王星を撮影してご紹介させていただいています。

この時は、自動導入を使い、簡単に視野に導くことができましたが、今回は眼視による導入、6等級の明るさしかない

天王星は視野に入ったとしても、それを特定するのは難しい、こんな機会がなければ皆で天王星を見るなどということは

ないので、それも含めて今回は極めて稀な体験でした。

皆既中の星空、画面向こう側が野尻湖方向です。 空の中央、オレンジの大きなのが月、右上に木星、左の低い空に赤みがかった星、火星が見えています。

もう少し天気が良ければ天の川も見えたはずなのですが、ちょっと残念です。

DATA: 2022/11/8 20h26m OLYMPUS 8mmF1.8(1.8) E-M10MK2  ISO1600  21sec


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 胎内の星空   2022年10月2日 | トップ | 秋から晩秋、足早に   202... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

星空」カテゴリの最新記事