外は雨 心の中にも雨が降る
紅い 紅い 血の雨
過去は痛むから 触れようとすると 血を流す
激情に流されて 突っ走れば 独りよがりになる
欲張れば 消化不良になる
でも 物語の表面だけをなぞれば ぺらっぺらの 薄っぺらいものになる
本当すぎると 痛くて 恥ずかしいし 美しくもない
でも 作りもの過ぎたら 嘘っぽい 心が入ってない
心の雨に 傘はさせない
紅い雨は 全てを 浸透して 満たす
溺れて 息ができない 血の海
もがいても どんどん沈んでゆく
固まろうと 粘度を増す 血だまりの中で
動くこともままならない
深夜、PCに向かい、長い長い物語を書いていると、先を急ぐ焦りからか、いつも同じミスをして、文章が消え失せます。
消えた量が少なければ、入力し直す気にもなれるのでしょうが、下書きメモの最初のページしか残ってないとか、2/3以上も消えたとかになると、もはや心が折れてしまいます。
先日は、心に迷いがありました。そういう時は正直なもので、心は帳尻を合わそうとします。
こんなもの、書いていいのかな?いけないんじゃないかな?
すると、じゃあ、消してあげるね、と言わんばかりに消滅します。
一度ならバックアップで何とかなりますが、2度目はありません。
また事件は起こりました。
「迷い」は大敵です。
全く自分の中にないものは書けません。例えヒントとなったものが外から来たとしても、自分の中にいったん取り込んで消化吸収して取りだされるものです。
波に乗れば次々と自然と言葉達は動きだし、語りだし、私はキーをたたく両手指を貸すのみです。
しかし、心に迷いがある時は、焦ります。はやく終わらせたいと無意識に思っています。「まずいもの」だからなのでしょう。
「まずいもの」とは、恐らくまだ十分に熟成されてない、自分のものになってない物語を無理やりに引っ張り出そうとしているからです。
借り物の物語にむりやり心を寄せてこじつけているからなのです。
そして、そんな心の負い目が、データ消滅という罰を下すのです。
言い訳じみたことになってしまいました。反省です。
「限りなく事実に近い作りもの。」
美術作品や絵画なら実物と見まごうような写実的な作品は大好きですが、自分とは違う誰か、何かを借りて始めた物語はやはり心が痛みます。
どこか嘘になります。
それを認めたくないから、ガンガン飛ばします。
結果、焦って失敗して心が折れて、やっぱりこれはタブーだったのだなと感じます。反則だったんだな、と思います。後ろめたい気持ちが負のオーラをまとって背中にとり憑きます。
そんなこんなで構想は立派な超大作になる予定の物語は、日の目を見ませんでした。
やはりそのままもう一度書くのには迷いがあります。挿絵3枚も書きあがり、長い長い下書きは書きあがっていますが、今すぐには書いてはいけない気がします。
まだ熟しきれない物語は、心に紅い血の雨を降らせます。傷む心で書きあげてもきっと納得は出来ないと思うので、いつの日か書ける日が来たら、もう一度リベンジ。
その日が来るかどうかは私がいかに自分の中で、決着をつけられるかにかかっています。
今回は中の人の言い訳になってしまいました。
更に精進します。
もしも今日それに代わる物語が生まれたらいいのですが。
心に降る雨が、せめて紅い血の雨ではなくて、透明な涙雨になる日が来ればいいのに。
紅い 紅い 血の雨
過去は痛むから 触れようとすると 血を流す
激情に流されて 突っ走れば 独りよがりになる
欲張れば 消化不良になる
でも 物語の表面だけをなぞれば ぺらっぺらの 薄っぺらいものになる
本当すぎると 痛くて 恥ずかしいし 美しくもない
でも 作りもの過ぎたら 嘘っぽい 心が入ってない
心の雨に 傘はさせない
紅い雨は 全てを 浸透して 満たす
溺れて 息ができない 血の海
もがいても どんどん沈んでゆく
固まろうと 粘度を増す 血だまりの中で
動くこともままならない
深夜、PCに向かい、長い長い物語を書いていると、先を急ぐ焦りからか、いつも同じミスをして、文章が消え失せます。
消えた量が少なければ、入力し直す気にもなれるのでしょうが、下書きメモの最初のページしか残ってないとか、2/3以上も消えたとかになると、もはや心が折れてしまいます。
先日は、心に迷いがありました。そういう時は正直なもので、心は帳尻を合わそうとします。
こんなもの、書いていいのかな?いけないんじゃないかな?
すると、じゃあ、消してあげるね、と言わんばかりに消滅します。
一度ならバックアップで何とかなりますが、2度目はありません。
また事件は起こりました。
「迷い」は大敵です。
全く自分の中にないものは書けません。例えヒントとなったものが外から来たとしても、自分の中にいったん取り込んで消化吸収して取りだされるものです。
波に乗れば次々と自然と言葉達は動きだし、語りだし、私はキーをたたく両手指を貸すのみです。
しかし、心に迷いがある時は、焦ります。はやく終わらせたいと無意識に思っています。「まずいもの」だからなのでしょう。
「まずいもの」とは、恐らくまだ十分に熟成されてない、自分のものになってない物語を無理やりに引っ張り出そうとしているからです。
借り物の物語にむりやり心を寄せてこじつけているからなのです。
そして、そんな心の負い目が、データ消滅という罰を下すのです。
言い訳じみたことになってしまいました。反省です。
「限りなく事実に近い作りもの。」
美術作品や絵画なら実物と見まごうような写実的な作品は大好きですが、自分とは違う誰か、何かを借りて始めた物語はやはり心が痛みます。
どこか嘘になります。
それを認めたくないから、ガンガン飛ばします。
結果、焦って失敗して心が折れて、やっぱりこれはタブーだったのだなと感じます。反則だったんだな、と思います。後ろめたい気持ちが負のオーラをまとって背中にとり憑きます。
そんなこんなで構想は立派な超大作になる予定の物語は、日の目を見ませんでした。
やはりそのままもう一度書くのには迷いがあります。挿絵3枚も書きあがり、長い長い下書きは書きあがっていますが、今すぐには書いてはいけない気がします。
まだ熟しきれない物語は、心に紅い血の雨を降らせます。傷む心で書きあげてもきっと納得は出来ないと思うので、いつの日か書ける日が来たら、もう一度リベンジ。
その日が来るかどうかは私がいかに自分の中で、決着をつけられるかにかかっています。
今回は中の人の言い訳になってしまいました。
更に精進します。
もしも今日それに代わる物語が生まれたらいいのですが。
心に降る雨が、せめて紅い血の雨ではなくて、透明な涙雨になる日が来ればいいのに。