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アシストホームの監督Kです。
新規着工のコミコミ住宅プランのケイ様邸、上棟のときの様子です。
基礎が出来上がって、足場がくまれました。
お・・・おおおぉぉ・・・・なんてドデカイジャングルジムなんだ
って、ジャングルジムというほどフレンドリーなものではありません。
この状態の足場は危険です。かなり揺れます。
気持ち悪くなるくらい揺れるかも・・・吐くぜ?きっと。
職人さん以外は近づかないでくださいね!
それからしばらくして、大工さんがやってきました。
土台を組んで、床根太の準備をして帰っていきましたよ
上棟当日・・・。
朝早くから大工集団による工事が始まりました☆
問題なく工事は進みます。
何事もなければ夕方には上棟が完了します
上棟後の写真は・・・次のお楽しみってことで・・・
大工さん、お疲れさまでした。
ケイ様、上棟おめでとうございます
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上棟工事・・・・・・・????
あまり耳慣れない言葉が頻繁に出て来たので少し気になりコメント致します
「上棟」の定義・・・・・
一般木造住宅工事で言えば、基礎工事終了後 足場組立て、そして、次にいよいよ木工事が始まります。
在来工法であれば、土台敷きをして、柱を立て、梁(横架材)を架け屋根下地となる小屋組みへと進んで行きます。
小屋組みの工事の中で、小屋束を立て、棟木が上がった時点を、いわゆる「上棟」と言います。
ですから・・・・・一般的には上棟工事などという言葉自体、存在する筈がありません
現場のプロはそういう言葉は決して使わない筈です
ついでに・・・・・
沢山ある小屋束の中でも、棟木用の小屋束だけ「うだつ」と言います
諺に「うだつが上がらない」と言うのがあります
これは棟木を受ける小屋束(うだつ)がないと
いつまで経っても棟木が上がらない
つまり・・・・・
(いつまで経っても1人前になれない・いつまで経っても思い存分活躍できない事)
様を表わしています。
もうひとつ・・・・・
諺に「いの一番」と言うのもあります
これも建築用語から来ているのをご存知でしょうか・・・・・?
昔・・・・もちろん現在も行われていますが
大工さんが柱の加工(刻み)をする前に、いわゆる柱に「番付け」をします
横軸に・い・ろ・は・に・ほ・へ・と・ち・り・ぬ・る・を・・・
縦軸に一・二・三・四・五・・・・・・・・
とふっていきます・・・・確かそうだったと思います
そしてこの「番付け」の縦・横の一番最初の符号が所謂「い・ の 一 ・番」
であり、この柱からまず建て方を始めます
物事を始めるにあたって、まず何が何でも一番最初にしなければいけないことの諺もこうして建築用語から来ています。
次の建て方の時・・・・・・・
どの柱から建て始めて行くか、現場で是非観察してみてください
同じく柱の番付けも確認してみてください
でもそれはある意味で・・・昔からの大工気質のことを言っているのであり、現在は必ずしもそうしなければ建て方が始まらないと言う事ではありません
・・・・昔の大工さんが「いの一番」の柱から建て方を始め、ある意味で「縁起担ぎ」をしたように、建て方は今でも怪我を伴う大変な工事でもあるのです。
こんなふうに・・・・建築に関する言葉はその言葉にひとつひとつ奥深い意味を持っています
って言うような訳で・・・・
「上棟工事」などという言葉は、現場監督のプロならばあまり使用しないほうがいいのではないのでしょうか
これからも現場の面白い進捗状況をブログで紹介してくださいね 楽しみにしています
そして何よりも完成を心待ちにしている大事な施主様に心から満足していただけるいい家を作って下さいね
又遊びに来ま~す・・・・・・
そうですね・・・「上棟工事」という言葉はないですね(汗)
現場では「建方」とか「上棟」と職人さんとは話をしますし。
以前、書いていたブログでは「上棟工事」という言葉は使っていなかったんですが・・・。
いつからか、
これから新築を考えている方に分かりやすいのではないかと「上棟をするための工事」ということで、この言葉を普通に使ってしまいました。
建築の言葉にはこれほど奥深い意味があったのだと、大変勉強になりました。
それを考えると、このような言葉を使っていたことを大変恥ずかしく思います。
現場のプロとして正しい言葉を使い、
施主様に正しい知識で家づくりを楽しんでいただくためにも大切なことですね。
今回コメントをいただいたことで、
プロとして意識を高く持つことの大切さを痛感しました。
これからも気になることがありましたら
ご指摘いただければ幸いです。
ありがとうございました。