ISO成功法

ISOと継続的改善を両立させよう。ISOは継続的改善のための、基盤整備に役立つ。基盤整備と継続的改善のコツを整理したい。

生産準備段階の品質の作りこみ(補足)

2006-10-25 | 継続的改善52
製造業におけるISOの運用に対して補足したいのは、生産準備段階の管理である。
日本の製造業再生の大きなポイントであることは、何回もふれた。
ISOは特定の産業に特化しない普遍的な国際規格であるから、生産準備段階の管理についてあまり詳細に記述されていない。この不足はそれぞれの組織で補うべきである。

この不足を補うルールがISOにはあるが、自動車業界では、以前からあった業界規格のQS9000をISO/TS16949に発展させた。
この名称は
「品質マネジメントシステム――自動車生産及び関連サービス部品組織のISO9001:2000適用に関する固有要求事項」である。

7.5.1 製造及びサービス提供の管理には、多くの補足が加えられている。これはISO9001の生産準備段階の不足を補うものといえる。この文書は以下の項目である。
7.5.1.1 コントロールプラン
7.5.1.2 作業指示書
7.5.1.3 作業の段取りの検証
7.5.1.4 予防保全及び予知保全
7.5.1.5 生産治工具の運用管理
7.5.1.6 生産計画
7.5.1.7 サービスからの情報のフィードバック
7.5.1.8 サービスに関する顧客との合意契約




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