仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

ケイゾク / 映画

2009年11月12日 | ムービー
『ケイゾク / 映画』(2000年/堤幸彦監督)を見た。
物語は、「未解決事件の継続捜査を担当する警視庁捜査一課二係。定年間近の野々村光太郎係長(竜雷太)の降格人事と共に、かつての部下・柴田純(中谷美紀)が新係長として赴任してきた。早速そこへ、"15年前の第七神竜丸沈没事故で生き残った7人宛に、同事故で死亡した霧島夫妻の娘・霧島七海(小雪)からパーティーへの招待状が届いた。不安なので会場である厄神島への同行をお願いしたい"という相談者・磯山章子(大河内奈々子)が訪れた。霧島夫妻の死には同乗者達による殺人の疑いがあったものの、証拠不十分で迷宮入りしていた事案であったことから、柴田と真山徹(渡部篤郎)が彼女と共に島へ向かうことになり・・・」という内容。
これは、平成11(1999)年1月8日から同年3月19日迄放送されたテレビドラマ『ケイゾク』の映画版なのだが、本事件解決後はテレビ版の内容に決着をつけるべく、事件とは無関係な人物が登場し出すので、これだけを見た人は何の事だかちんぷんかんぷんだろうし、テレビドラマを見ていた仁左衛門もさすがに10年という歳月が経過していては、「そういえば、"犯人判っちゃったんですけど"って決め台詞があったよなぁ」と思い出した程度で、どんな話だったか、なかなか思い出せないのだった。
まぁ「今更そんなもの見るなよ・・・」という話ではあるのだが・・・。
(^_^;)
この物語は日本国内の某テーマパークに再現されたドイツの古城をホテルに設定して撮影が行われ、そこで起きる連続殺人事件を描いているのだが、その舞台の雰囲気からは"得体の知れない怪しさ"というより"荒唐無稽な胡散臭さ"を感じてしまうこと、そこが基本的なマイナス要素だろう。
"地震のせいで磁場が発生し・・・"等という苦しい説明をするくらいなら、「手に入らないなら、いっそこの世に無いほうがいい」と言い切る(テレビ版に登場した)朝倉祐人(高木将太)のエピソードを最初から構成し直した方が面白かったのではないだろうか。
ちなみに、"継続捜査専門の警視庁捜査一課二係"というのは架空の部署だそうである。
(^_^)