仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

スピード

2021年07月06日 | ムービー
『スピード(原題Speed)』(1994年/ヤン・デ・ボン監督/アメリカ)を見た。
物語は、「ロサンゼルス。高層ビルのエレベーターに爆弾が仕掛けられ、乗客13人が閉じ込められたまま30階近辺で停止した。犯人は身代金として300万ドル(1ドル110円とすると3億3,000万円)を要求してきたが、現場に駆けつけたロサンゼルス市警察のSWAT隊員ジャック・トラヴェン巡査(キアヌ・リーブス)は、先輩ハリー・テンプル巡査(ジェフ・ダニエルズ)と共に人質の解放に成功する。犯人は爆発により死亡したとみられていたのだが、2人が表彰された翌朝に、回送中の路線バスを爆破して運転手を殺害。さらにもう1台にも爆弾を仕掛け、乗員・乗客を人質にとって再び身代金を要求し・・・」という内容。
エレベーターの細工に2年を費やしたという身代金強奪計画をおじゃんにされた犯人ハワード・ペイン(デニス・ホッパー)は、相当にジャック達を恨んだようで、わざわざジャックに電話をかけ、計画を知らせる。
第一の目的は370万ドル(約4億700万円)の身代金を得ることなのだろうが、同時に恨みもはらしたいようだ。
可哀想なのは、この犯行に巻き込まれてしまうバスの乗員・乗客達だろう。
運転手のサム(ホーソーン・ジェームズ)は、自分が逮捕されると勘違いした本件とは無関係のバスの乗客に撃たれて重傷を負ってしまうし、アニー(サンドラ・ブロック)は、スピード違反での免停中に仕方がなく乗ったバスで、その運転席に座る羽目になる。
エレベーターでの事件を解決した後、「ついてたよな」、「運がいいな」等と言っているジャックやマクマホン隊長(ジョー・モートン)だが、ハリーだけは職場の仲間による祝賀会の席でも「勘に頼り過ぎず頭で考えろ。ツキなんて続きやしない」とジャックに忠告するほど慎重。
しかし、ジャックはそんな忠告にはお構いなしで、しかも、すべてが上手く行ってしまうのだから困ったものだ。
さすがハリウッド映画の白人の主人公は特別な存在だ。