仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

下妻物語

2019年04月04日 | 映画サークル

ましけ映画サークル3月例会は、長○企画の『下妻物語』(2004年/中島哲也監督)だった。
物語は、「茨城県の下妻市に住んでいる竜ヶ崎桃子(深田恭子)は、ロリータ・ファッションをこよなく愛する高校生。収入を得るために父(宮迫博之)が扱っていた偽ブランド品を販売しようとする。売れないだろうという予想に反して女子高生・白百合イチゴ(土屋アンナ)というレディース(暴走族)の一員が興味を示し・・・」という内容。
桃子はマイペースを崩さない、徹底した個人主義者。
父と母(篠原涼子)の離婚の際には、医者(阿部サダヲ)と再婚して裕福な暮らしになった母親よりも、「一緒にいた方がきっと面白い」という理由から、ヤクザの父に着いて行くことを決めたほどに、独特で面白い基準の持ち主だ。
それゆえに茨城の田舎でも徹底したロリータファッションでいられるのだろう。
桃子の祖母(樹木希林)は、桃子の唯一の理解者といってもよい存在だが、昔は相当なヤンキーだったらしく、桃子とは何か通じるものがあるのだろう。
公開年の春には、カンヌ国際映画祭のフィルムマーケットで『Kamikaze Girls』と題して上映され、世界7か国でも公開されたそうだし、その後、フランスでは日本映画としては過去最大約100館での公開ということになったらしい。
なかなか面白い日本文化が紹介されたようだ。
これも "COOL JAPAN" か。
(^_^)
さて、例会終了後は転出する長○氏の送別会。
見知らぬ環境で寂しくもあるだろうが、新しい場所で頑張っていただきたく思うのである。