仁左衛門日記

The Diary of Nizaemon

ルーシー

2015年10月13日 | 映画サークル
ましけ映画サークル10月例会は、小○企画の『ルーシー(原題LUCY)』(2014年/リュック・ベッソン監督/フランス)だった。
物語は、「脳科学の権威であるノーマン博士(モーガン・フリーマン)は、10%程度しか活用されていないという人間の脳の潜在能力について研究発表をしていた。同時刻の台北で、ルーシー(スカーレット・ヨハンソン)は、運び屋をしている恋人のリチャード(ピルー・アスベック)のせいで、Mr.チャン(チェ・ミンシク)との麻薬取引に巻き込まれてしまう。拉致され、組織によって無理やり運び屋に仕立て上げられてしまったルーシー。密輸のため腹部に埋め込まれた袋が破れ、身体は際限なく新型麻薬を吸収していく。その成分のため脳の不活用領域をどんどん活用していくようになった彼女は、パリにいるノーマン博士の元を目指すのだが・・・」という内容。
開始早々に登場する(人間の先祖と設定されている)類人猿の名前が"ルーシー"で、主人公の女性と同じ名前なことから、この存在同士をつなげようとしている意図がみえみえ。
(^_^;)
しかし、組織とその動きを先回りしようとする超人化したルーシーの対決、"脳の活用領域30%・・・"、"40%・・・"と物語の最終局面に向かってカウントしていく演出、さらにはリュック・ベッソン監督お得意の派手なカーチェイスがそれをすっかり忘れさせてしまう。
ナカナカに緊迫した展開の連続で面白い。
実際に台湾で朝鮮人マフィアが幅をきかしているのかどうかは分からないのだが、麻薬の密売人達が一般人を巧みに誘いこみ密輸人に仕立て上げてしまうという設定は、今どきの世相を表現しているのだろう。
スカーレット・ヨハンソンがやっぱりイイ感じ。
(o^-')b!

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