にし やんの今

にしやんの近況を月1回程度書いています。

賀集八幡の だんじり祭りを見てきた

2011-04-11 18:00:00 | まつり
 4月10日は第二日曜日。南あわじ市賀集八幡のだんじり祭りの日だ。こども二人とそれぞれの孫(2才半)に誘われて見てきた。今年の桜は丁度満開。近年にない見応えのある花見になった。現地に居たのはお昼の3時間だが、大いに楽しめた。


 ↑ 明石大橋。これを渡ると淡路島。いつもはハンドルを持っているので撮れないが、今日は助手席なので撮れた。 

 
 ↑ 「西淡・三原IC」。出てから南淡方面へ10分ほど走る。

 
 ↑ 駐車場の屋上から神社方面を眺める。参道の桜が屋根越しに見えていた。さらに山の斜面にもさくらが咲いて競っているようだった。

 
 ↑ 神社の一の鳥居。屋台のお店に桜が飾る。スピーカーからは、拝殿で奉納中のだんじり唄が流れて、のどかな春祭りの雰囲気が漂ってきた。

 
 ↑ 参道の両側に咲く桜は満開だ。近年にない満開の祭りになっている。参道を奥へ奥へと進んで行く。

 
 ↑ 参道途中の護国寺を越すと神社の拝殿のはず。桜の花で隠れてだんじりが見えない。奥から奉納中のだんじり唄が聞こえているのに。

 
 ↑ 拝殿手前の境内の広場には、だんじり唄の奉納順番に12地区13台が並んでいた。

 
 ↑ むかし世話なった生子(せいご)自治会のだんじり。毎年入口近くにいるのに今年は見つからない。奥へ奥へと探して行くと、11番目で発見。でも、今までの外観と違う。

 
 ↑ 子供のころから慣れ親しんだ外観は、去年(2010)で消えた。今年は「水引幕」、「金綱」、「ふとん」、「ふとん締め」、「御幣」などの外装が新しくなっていたのだ。
 5年前に担ぎの棒の新調からはじまり、4年前は太鼓の新調、3年前は提灯だけの新調、そして今年の水引幕など外観の更新。これで本体以外が全部変わった。もう手直しはないのか?
 
 当事者でないので経緯はわからないが、新しい水引幕は「天照大神」。岩戸が開いて姿を見せる天照大神が刺繍されている。日本の神話なので見れば誰にでもわかる。
でも、今まで慣れ親しんできた水引幕は値打ちがあると人がいう。4世紀の中国説話「韓の撅(ケツ)童子」という物語幕で、淡路と四国に多いらしい。わたしの伯父が(小学6年に)このだんじりの乗り子をつとめた昭和11年に新調更新したので、すでに75年経過している。もしかすると阿波池田町(徳島県)の縫箔業、山下茂太郎(1861-1930)一門に作ってもらったのかもしれない。同じテーマの物語幕が「阿万西町、阿万東町にもあるらしいが、生子の幕が一番好きだという人も居る。今後、もう、そう言ってもらえないのが残念だ。
それと、金綱が長すぎて彫り物が隠れてしまう。少し短くならないかなぁ。彫り物が見えず、写真に写らん。彫った斉藤萬琳斎(1806:文化3年~1882:明治15年)や、鑑賞・撮影するファンが嘆いている。 2011.4.11
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