久しぶりに太陽の塔を見た

　11月20日、遠くに住む孫の送迎で万博記念公園の近くを通った。その帰り道、太陽の塔がどこにあるのかを知りたくなったので、車で探し回った。

　今まで何度か森の外周道を車で走ったが、太陽の塔の存在には気がつかなかった。「万博公園」や「日本庭園前」の道路標識が見えても大きな森しか見えない。太陽の塔がこの森の中にあるとは、知らなかった。

　1970年の夏、田舎の父を連れて万博会場へきたときは、各国のパビリオンの中にあったように記憶する。遠くからも太陽の塔は見えた。

　それが、今では見えない。近づくと森の木々ばかり、遠くからだと、ビルや高速道路やモノレールの高架橋などで景色が遮られる。運転に気をつけながら、チラッチラッと車窓をチェックすると、森の上に太陽の塔を発見する。予想していた場所とは、反対のところだった。

　走る車からだとすぐ見えなくなる。車が多いので停車もできない。どこかに停車できるところがないかと大回りして探した。

　
　↑　43年ぶりに見た太陽の塔。大阪・万博記念公園内のホテル前から。