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トゥーランドット/ゴルドーニ劇場2024

2024-08-26 | オペラ
トゥーランドット/ゴルドーニ劇場2024

作曲:プッチーニ
指揮:Pietro Mianiti
演出:Daniele Abbado, Emanuele Gamba
美術・照明:Angelo Linzalata
衣裳:Giovanna Buzzi
演奏:Teatro Goldoni
合唱:Teatro Goldoni
出演:
トゥーランドット:Anastasia Boldyreva
カラフ:Amadi Lagha
リュー:Emanuela Sgarlata
ティモール:Abramo Rosalen
ピン:Paolo Ingrasciotta
パン:Francesco Napoleoni
ポン:Marco Miglietta

演奏も合唱も大迫力だった。特に一幕目は多彩な合唱が続く合唱主体の場だ。最期はフェードアウトして終る。

全体に拍手ポイントが無く「誰も寝てはならぬ」は演奏途中での拍手となった。曲の迫力に満ちた展開と拍手ポイントが無い点など、ワーグナーの影響かも知れない。

セットは大きな壁にいたずら書きのような漢字らしき文字が書かれたものが3枚登場する。中盤も大きな壁で、中央が門の様な形になっている。それぞれの壁の縁に多色に変化する線状の発光体が付いている。最終幕は上手に最初の壁が一枚と下手に1個の台。衣裳は中国風以外に1920年頃の服装やサーカスのものなどが出て来て、良く分からないが、トゥーランドットを上演している劇団を表現していたのかも知れない。リュー自害の場面では、洗面器のようなもの捧げて、そこから赤い液体を自分にかけて倒れる趣向。

カラフは圧倒的な声量で、高音も安定して綺麗な声。ティムールは落ち着いた迫力で声量がある。トゥーランドットは強い声。リューは真面目な感じのソプラノ。演奏は合唱もオーケストラも大迫力だった。

通常のアルファーノ版では無く、ルチャーノ・ベリオ版が使われた。アルファーノ版での最後は誰も寝てはならぬの旋律で壮大に終るが、ベリオ版での最後はフェードアウトで終る。Daniele Abbadoの演出作をEmanuele Gambaが復活再演したもの。

24.04.28 ゴルドーニ劇場/リボルノ

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