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比嘉姉妹シリーズ、とな?

2018-10-25 16:03:13 | 本のこと
澤村伊智(さわむら いち)さんの新作が出たと知り・・・
購入に行きました。
地元=ド田舎のショッピングセンター内にある書店です。

文庫本です。発売日直後です。
幾らなんでも・・・あるだろって思って。

澤村さんは『ぼぎわんが、来る』『ずうのめ人形』『ししりばの家』の著者。
私は未読ですが『恐怖小説 キリカ』もあります。

で・・・新刊のタイトルは『などらきの首』・・・相変らずのタイトルです(笑)
書店で・・・新刊本のコーナーの平積みを見ると・・・
アラマァ!ショッキングなピンクの表紙の文庫本、発見!!
タイトル『ぼぎわんが、来る』『ずうのめ人形』フム?
以前出た文庫本から、リニューアルしたの?
って、文庫本、持っていませんがね。

帯が・・・あら、映画化かぁ~とココで腑に落ちる。

映画『来る』
『ぼぎわんが、来る』の映画化ね。


貼っておきます。


映画『来る』 公式サイト



宣伝用動画もあります。見ましたが・・・・まぁ映画版だよね。
別に構わないが・・・

文庫本の帯の裏には・・・「比嘉姉妹シリーズ」と書かれている。
新刊の『などらきの首』も比嘉姉妹シリーズということ。

『ぼぎわん~』『ずうのめ~』も姉妹が登場するから、シリーズってこと。
『ししりば~』は、琴子しか登場しないから、姉妹シリーズじゃないってことか?

ふ~ん・・・
だから『ししりば~』は、今回はショッキングピンク化していないのか。
と、ひとり納得。

んで、『などらき~』が探しても無いので
(何故?これが新刊だろ?)
仕方なく、スタッフさんにお伺いを。
入荷はしている・・・昨日・・・1冊だけ・・・トホホ・・・
1冊だけだってサァ・・・・もう、トホホだよ・・・

見つからないてことは。売れたの?
いや今現在在庫としてあるから(在庫管理上では・・・あるはず・・・と
探してくれるが・・・見つからない。

『ぼぎわん~』『ずうのめ~』が、平積みしてあるのに
新刊が1冊入荷、それもどこにあるかスタッフも不明ってどうよ??

話変りますが・・・・
時々「ネット書店が、地元の書店を疲弊させる」っていうことで
ネット書店を、ある意味悪者扱いすることが、時々見受けられますが・・・

こんな有様だったらね。
ネット書店で注文したくなるよって、声を大にして言いたい!
ネット書店は、田舎の読書愛好家にとって“神”だわ(オーバーな)

さて・・・新刊本・・・・10分ほど探して・・・「無いです」って・・・・
ア~ア、これだよ・・・・
しかし、表面では「仕方ないですね」と笑顔で(大人の対応・笑)

その瞬間、別のスタッフさんが「ありました~」と大声で。
どこに・・・・そんな隅っこに・・・何故?新刊でしょ??

1冊しか入荷しなかった貴重本(笑)を購入。
見たら買いたい・・・ということで『ぼぎわん~』『ずうのめ~』も購入。

『などらき~』は、名古屋旅行のお供にしましょ。

図書館で本、借りれないし。読む時間が・・・・なかなか難しい。
自分の本を読むのだが・・・
こういう煮詰まった感がある時こそ!!!!
死刑や拷問や残酷や犯罪やアレヤコレヤが読みたい!!!(????)

それに付随してホラーもだ!!

ナチスや歴史は、今はちょっと大変なので。

ホラー大歓迎だよ(うんうん)

さて映画『来る』ですが・・・
このド田舎では、まだ公開劇場が決まっていない御様子・・・ヤレヤレ・・・・

私、全く私的にですが・・・
澤村さんの作品は、映画化は良いのでは?と思っています。

私なりの考えですが(そりゃそうだろ)
澤村さんのこの一連の作品は、人間を描いていると思っています。
ホラーだから、そりゃ“人外”が登場する。
澤村さんの“人外”は、結構派手です(私の中では)

かなり登場人物は「怖い、怖い」状態になります。
そして・・・この怖がっている人物を描いている。

・・・・・私の言いたいこと、伝わるかナァ。

小野不由美さんの『残穢』これは怖い。
これも映画化されていますよね。『残穢ー住んではいけない部屋ー』のタイトルで。
ちょっと前になりますが・・・TVで放映されていました。見ました。
・・・・・ア~見せちゃった・・・怪異を・・・ガッカリだわ。

『残穢』は、主人公の小説家“私” そして久保さんが主要人物。
久保さんが感じた怪異の元を探し巡る物語です。
久保さんは、怪異を“見た”ことがある。
しかし“私”は、見ていない。話として聞いている。
怪異を巡る経緯で、怪異を見たという人たちを会う。
または感じた人も・・・・

久保さんの見た怪異も、ある意味限定的。
それは見せれば良いのですが・・・
出会った人々が見た怪異を、見せようとする。

・・・・そういうことはしなくてもいいのに・・・と私は思う。

制作側は“見せない”ということに耐えられなかったのだろうか?
『残穢』の怖さは、肌で感じる・・・纏わり付く怖さなのに。
見える怖さじゃない。漂う・・・日本独特の土着的な空気の怖さなのに。

一方澤村さんの怖さは、人間に焦点が当てられている。
昨今のホラーでは、「怖いのは結局人間」というものが多い。
最も怖いのは人間の心・・・暗闇・・・ってことなんでしょうがね。

澤村さんも、それは描いている。それは、とても上手い。
読ませる力があると思う(偉そうに・笑)

怖さ・・・“人外”は見せる。描く。
でも怖いのは“人外”ではない。
“人外”を見て怖いと感じ恐怖する人間を描いている。

そこが澤村さんの作品の魅力だと思うし、読ませる力だと思う。

読み手は、“人外”を見て(読んで)怖いとは・・・・思わない・・・
というか・・・・それは意図ではないと思う。

読み手は、
“人外”を恐怖と感じ、怯え逃げ、そして惑う人々を見て(読んで)
そのことに、怖さを感じる・・・・

私にとって、澤村さんの一連の作品は、こういう捉え方です。

だから・・・・映像化しても・・・・“人外”をより恐怖と描くのではなく
人間を描けば良いのだから・・・・
映像化として、かなりイイ感じになるのではないかな~って思う。

映画化、かなり期待しています。
って、このド田舎で・・・いつ上映してくれるんだ???

映画化の心配よりも、公開してくれるかどうかが心配だわ(笑)

『などらきの首』・・・楽しみ楽しみ・・・・フフフフ・・・・

それと!
『ししりばの家』も仲間に入れてあげて~とお願いしますわ(ペコリ)











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