気分はいつも、私次第

希(まれに)の好きなモノだけを集めた、わがまま部屋。
私次第の、私のための場所。

今後について・・・

2006-04-13 14:00:35 | 思ったこと
 ブログ休止には、変更ありません。しかし、このブログは残しておきます。


 復活したら、戻る場所が欲しいから。そして、頂いたコメントが嬉しいから。


 2006年4月18日頃に、コメント&TBを拒否させて頂くようにします。御了承下さい。


 重ね重ね、本当に有難う御座いました。また、お会いしましょう・・・・


                                   希     

未練、なのですが・・・

2006-04-11 16:28:33 | 思ったこと
 このブログを御覧になって頂いた方々。または、コメント等頂いた方々。本当に、本当に有難う御座いました。とても嬉しかったです。私自身、非情に残念で、未練タラタラなのですが、このブログをお休みさせて頂きます。


 理由は、やらなきゃいけない事!が出来てしまった、と言う事です。それと、ブログを始めて気が付いたのですが、私の文章が長すぎる、という事も理由の1つです。自分では、コレでもまだ書き足りないって思いつつ終了していたので、これ以上文章を短くする事は難しい。そうすると、限られた時間の中で、遣り繰りを考えた結果、休止を決めました。勿論、隙間の時間に継続すると言う案もあります。しかし、隙間に必死に「ブログ継続」の為に書く事は、私の本意ではありません。ここは、私が楽しむ場であるからです。


 楽しい事もいっぱいありました。エンリケ語りたいって言うのが、当時の主目的である為(笑)、その達成。また、第2次世界大戦やナチス等の話など、今まで語った事が無いのに(笑)、ここで語れた事。


 しかし、やはり、まだまだと言う気持ちの方が、絶大です。日本の歴史、全然語っていないし。関が原、ア~ア(涙)。イギリス!君には全くだったね~(涙目)それに、まだまだ第2次世界大戦あるし、ドイツがある程度終ったら(いつだよ・笑)、エンリケを、もっと追求し様と思っていたのに・・・。また乙女な小説も(少しは)読むんだよ~って示したかったのに・・・こうやって書いているだけで、未練でいっぱいです。


 先は分からないが、機会があったら、また頑張りたい。今は無理。無理に続けるのは、我慢がならない。そして、ブログ自体を放置するのも本意では無い。その思いから決めました。

 
 ネットは当然続けます、以前の様に、お友達等のブログへお邪魔させて頂きたいと思います。


 重ね重ね、本当に短い間でしたが、有難う御座いました。楽しかったです。これからは、皆様のお宅でお会いしましょう。今後とも、御付き合い、宜しくお願い致します。このブログは、暫くはこのままにしておきます・・・


                                     希

サァ行くか! マンガ・バトン

2006-04-10 17:03:11 | 思ったこと
 いつも御世話になります、の、もとさんから頂戴して参りました。もとさん、いつも有難う御座います。もとさんの御提案は、この地獄の底のような(笑)趣味のブログに咲く、一輪の可憐な花ですわ。


Q1:パソコンもしくは本棚に入っている「漫画」
 「雨龍堂~」「うるわしの英国シリーズ」「法王庁の陰謀」「ヴァレンチーノ・シリーズ」「Shang-hai1945」
「ぼくんち」「ヘルシング」「ラヴァーズ・キス」「夜叉」「イヴの眠り」「秘密」
「花よりも花の如く」「花咲ける青少年」「クリスタル・ドラゴン」「からくりサーカス」
「Papa told me」「源氏」「アーシアン」「X」「鉄錆廃園」「夜光雲」
「グラマラス・ゴシップ」「グローバル・ガーデン」「花のあすか組(新&旧)」「魔獣戦線」
「アルカサル」「エロイカより愛をこめて」「修道士ファルコ」「ファイブスター物語」・・・・
長編はこんなものかしら?短編は・・・もう、御勘弁(ゼイゼイ)


Q2:今妄想している「漫画」
 いま~?「Shangーhai 1945」かな?
本郷さんが、あんなに彼女を好きだったのは、知らなかったぜ。

Q3:最初に出会った「漫画」
 ウーウーウー(悩む)永井豪の「ハレンチ学園」かなぁ~?読んだ記憶があるからネェ。コレが少女漫画だ!と思いながら読んだのは、和田慎二「大逃亡」だと思う。

 私は、少年マンガ、それも永井豪氏&石川賢氏の影響が、ベースにある。当時、永井氏は少年マンガ週刊誌3社ぐらい、平行して連載していたし、月刊誌等あわせると、凄い量産状態であった。と同時に、コメディでもブラック色が濃いもの(例えば「あばしり一家」)に、ヘェ~って感じで読んでいた。「デビルマン」「バイオレンスジャック」は、もうそのまんまで、夢中であった。そして、石川氏の「魔獣戦線」は、もうバイブル状態。あと「ゲッターロボシリーズ」(漫画のネ)も、土下座状態。少女漫画では考えられないような、バイオレンスシーンや、まぁ残虐シーンや、人間のエゴシーン等々、これらには、漫画といわず、私の中で大分影響与えていると思う。


Q4:特別な思い入れのある「漫画」
 特別・・・って、皆特別だと思うのだが・・・・。集めているのは、皆特別ダァ!(クスクス)
ウーウーウー「ポーの一族」かなぁ。特に「メリーベルと銀のばら」少女漫画って、ロマンで繊細で、こんなに素敵なんだって教えて貰ったと思う。


Q5:バトンを回す人
 エッ?どうぞ、ご自由に(ヘケッ)


Q6:いままでで一番泣いた「漫画」
 どれかなぁ?「竜の眠る星」のラスト、かねぇ?今、思いつくのは・・・?


Q7:わたしに読ませたい「漫画」
 未完のもの、全部、読ませて下さい。お願いだから。
後は「ゲッターロボ」シリーズ、全部読んで、隼人見て騒いで下さい(笑)夫は、もっと気持ちが優しくなるような漫画を読めって言うけど・・・どうかねぇ?(クスクス)


 もとさん、ゴメンなさい。相変わらず、色気もそっけもない回答です。どうして、こんなに愛想の無い自分なのか?ホトホト情けないッス・・・(悲哀)まぁ、仕方ないかぁ(ロレ並みの開き直り・笑)でも、永井豪氏とか石川賢氏とか、乙女な方々、御存知なのかしら?

ボルジア家を、主婦風覗き見

2006-04-09 11:59:21 | 本のこと
          「ボルジア家」  マリオン・ジョンソン
          「ルクレツィア・ボルジア」  中田耕治 

言い訳のような「はじめに」:勝手に思っている事を書くので、あなたのイメージと異なるかも知れません。それをご承知の上で、どうぞ。

 日本と言えば、関が原。フランスと言えば、ナントの溺死刑&第二次世界大戦。イギリスと言えば、ビクトリア朝時代の劣悪環境下のロンドン下町&バトル・オブ・ブリテン。ドイツと言えば、(言わなくてもイイか)第二次世界大戦と中世全般。そして、イタリアと言えば、ボルジア家。私の頭の中の世界地図・・・こうやって書くと・・・悲惨ね。

 ボルジア家に関しては、至って冷静。だって、キャーキャー言う人いないから。誰かって言われると、ドン・ミケレットか、イッポリート・デステを挙げるかなぁ。だから、覗きに気分で見られるのよ。

 お父さんの法皇アレッサンドロ六世。後世の法皇関連の文献読むと、「あのアレッサンドロ六世さえも、○○制度に従わなければならなかった」とか、「あのアレッサンドロ六世さえも、辟易した」等出てくる。読んでいて、笑ってしまうよね。アレッサンドロ6世は、何らかの基準なのね、って言う事かしら?色んな事が言われているけれど・・・私は、良しにつけ悪しきにつけ人生を喰い尽そう、って印象を持っている。絶対無いけれど、実際に会ってみると・・・意外と気が良さそうなおじさんって思うだろうナァ。悪しき部分は、素人目には全然分からないだろうナァ。笑って食べて愛して、金集めて女抱いて・・・普通の男なら誰でもするような事を、法皇と言う立場を最大限に生かして、楽しんだ人。やはり立場からか、規模が半端じゃないのが、幸か不幸か?あの世から「ホウホウ。わしもなかなかの人気者だわ」と言って、側近に笑顔を振り撒いている事だろう。

 お兄ちゃんのチェーザレ。ヴァチカンの「ボルジアの間」の『聖女カタリナの論争』に描かれている皇帝のモデルとも言われているが。他の肖像と言われるものを見ると・・・私はこの皇帝が1番イメージに近いかなって、思っている。チェーザレに思う事は、父法皇をどう思っていたのかな?って事かな。チェーザレは、アレッサンドロ6世から見れば、最初は次男坊。母違いの兄、ペドロ・ルイスがいる。この名は、志半ばで夭折した父の兄の名であり、この事から、ペドロ・ルイスが父期待の息子だと言う事が、読み取れると思う。長男は軍人、次男は僧侶のしきたりに従って、チェーザレはお坊さんに。しかし、ペドロ・ルイスが夭折した時、自分にチャンスが来たと思っただろうな。しかし、その座は、弟のホアンに与えられてしまった。この時のチェーザレの心境を考えると、怖いわネェ。父親や弟に、どれだけの憎しみを抱いたのだろう。あぁ、怖い。チェーザレは、その人生で、様々な怖い事行っているけれど、私はこの頃のチェーザレが怖いのです・・・。

 妹、ルクレツィア。父と兄に翻弄された悲劇の女性?数々の悪名高い伝説の様に、男を手玉に取った悪女?ウ~ン、私の中では、その時その時を精一杯&楽しむように生きていた女性ってイメージ。彼女が、兄妹の中で、性格が1番父法皇に似ていると言われているらしい。そりゃ、親しんだ夫と別れさせられたり、殺されたりしたら悲しいし、兄達を憎みもするだろうし、自分の人生は父や兄が勝手に作っているかもしれないが、その中で、自分の人生を生きているって気がする。自分の手が届く範囲で、一生懸命生きているんじゃないかな?伝えられる伝説も事実の部分もあるだろうけど、彼女は贅沢が出来る立場だし、またデステ家に嫁いだ後は、慈善等にも積極的に活動している。まぁ、領主の妻なら当然だろうが、できる事をしているんじゃないかな?中世の有名どころ女性の中でも、私は結構好意的です。

 後の弟は・・・ホアン=放蕩息子、ホフレ=気の良い末弟って思っている。と言うか・・・あまり見えてこないし(ゴメンなさい)

 「アルカサル」のエンリケ兄弟妹読んでいると、いつもボルジア家兄弟妹思い出す。どう考えても、エンリケの方が苦労している。やはり絶大な保護者がいないと、辛いね、お兄ちゃん・・・(クスクス)
 

牧歌ふうの生のイメージ

2006-04-09 10:55:19 | 本のこと
                「中世の秋」  ホイジンガ

 ハ~イ、「中世の秋」読んでいます。が!全然進まん・・・。まぁ、読み難いって事もあるけれど・・・でも、内容は面白いんだよ~。進まない本当に理由は分かっている。「中世の秋」以外に、ナ○スとか、第二次世界大戦欧州戦線とか、○刑とか、刑○とか、そんな本にも手が伸びてしまうからだ。これに加えて、仕事や家事や、資格関連が頭の中で華麗に旋回している。まぁ、素敵なお耽美風景だわ。

 「中世の秋」の、総論的な事は読み終えてから、と言う事で・・・。この本は、テーマが分かれていて、その章には、これでもか!と言う位、詰まっている。で、『牧歌ふうの生のイメージ』も、その中の1つ。章としては短いページ数だ。衣食住満ち足りて、さしあたり生命の危険も無い。そんな王侯貴族が、宮廷内の疑惑や陰謀、表面だけの華美に嫌気がさしてきて、本当の愛とは?本当の幸せとは?と言う事を考え出した。そして、そう言う事は、牧歌的な生活の中に存在するのでは無いか、と思い出したらしい。もっと、分かりやすく言うと・・・マリー・アントワネット様が、プチ・トリアノンで農婦姿になり、乳搾りやバター作り等に興じた、と言うイメージで考えれば、そう外れでも無いと思う。

 素朴な仕事、自然の中での息吹、簡素な生活、そして満ち足りた男女の愛。でも、だからと言って、農夫になる者など、本当にいるのだろうか?所詮、満ち足りた階級の戯言だ。宮廷風景を、「それらしく」飾る事で満足し、自らも「役者」として、そう言う生活に「酔いしれる」だけだ。そう言う意味合いの事を、ホイジンガは、結構痛烈に述べている。私も、大いに同感。

 この章を読んだ感想は、人間の思う事は、時代を超えてもあまり変わらない部分も確かにあるって事。現代でも、この図式は、もうそのまんま当てはまるし。人間って、無いものねだりなんだナァって、強く実感した次第である。

 「中世の秋」読んでいると、マァマァ、女性に対しての「あんまりだろッ(怒髪)」が目立つ。中世だからネェ、と割り引いても、鼻息が荒くなってしまう。まぁ、ホイジンガが調べる物の多くは、残されている文献だし、多分男性が書いたものが大多数だし、それも仕方ないだろう。でも、いや~都合の良い事ばっかり書いているナァって気持ちは捨てきれない。それこそが、中世なんだろうけどね。いや、現代でもそうか・・・(苦笑)

花郁悠紀子作品 あれこれ

2006-04-06 15:41:41 | マンガかぁ
 花郁悠紀子さ~ん!大好きです。ホント、大好きだ~!でも文庫版、2冊しか持っていないなんて・・・ファンなのに・・・。花郁さんのカラー、見た事ありますか?カラー、素晴らしい漫画さん、いっぱいいっぱいいるけれど、花郁さん程、透明感あるカラーはそんなにないと思うよ。

 作品で最初に出会ったのは、「フェネラ」連載第1回目。コミックス等お持ちの方は、分かると思うが、第1回目の冒頭はカラーになっている。雑誌掲載時、この部分はオレンジ&グレーの2色カラーだったのよ。それでも十分!私の胸が、ワァ~!!と言う感嘆符状態になってしまった。タイトルが入っている見開きには、フェネラがその細身に、布部分少ないドレスを着ている。でもお姫様風でない。見た瞬間、彼女は騎士、つまり戦う女性なのだなって分かるような雰囲気。その背後には、馬にまたがった妖精風な若者が数人、走り去る様子が描かれている。ちょっと横道にそれるが、花郁氏は、馬が大好きだったという話を聞いた事がある。寛恕の描く馬は、みな神場のごとく、輝いている。言い方替えると、人間が乗るような馬じゃないって事。これは、私の印象ですがね。
 
 この「フェネラ」を読んだ時、今までのファンタジーとは違う、と子供心(当時は子供)にも分かった。守られてメソメソしているお姫さまじゃない。自分の不幸も乗り越えようと、一生懸命もがいている人なんだ。そう言う事が、自分の心に染み込んで来た。「フェネラ」はファンタジーのような背景を持ちつつ、SF作品としても十分素晴らしいと思っている。そのどちらでも通じるような、それでも極上のストーリーを、より素晴らしくさせているのは、その絵だと思う。「フェネラ」は、初期の作品だが、初期でここまで描くか!と、今でも感心する。情に流されなくても、情を大切にしつつ、それでなお、現実も直視するストーリーに、この絵柄は、極上品としか言い様がない。当時、力のある女流作家さんは、SFを描く事が流行っていたような気がする。その中でも、ファンタジーとの見事な融合は、花郁さんしか出来ないんじゃないか?とさえ思ってしまう。人間世界と妖精世界との接触。しかし共存は無理との結論から、一部の政府関係や研究用以外は、裂け目を塞いだ。そう言う背景から、物語はスタートする。フェネラは、人間の父と、妖精の母を持つハーフ。作中では、『キクナラエ』と表現されている。キクナラエ!今変換したら『聞く習え』になってしまった・・・。こんな言葉、聞いた事無いし、それが一層物語りにのめり込むきっかけにもなった。「フェネラ」はウ~ン、読んでも分かりにくいかな?とも思うが、私は好き!が前提になっていて、夢中で読んだ。

 その後、プリンセス&プリンセス系雑誌は、花郁氏目当てで買うようになってしまった。その後出会ったのは、『四季つづり・春の花がたり』。『四季つづり』は、春夏秋冬それぞれをベースとした連作。私は『春の花がたり』が大好き!亡き父の思い出の家にやって来た若い女性。両親の仲はどうも怪しかったらしい。そこで彼女は、春の花が咲き乱れる隠れ家のような場所を見つける。そしてそこで、若い男性、少年といっても良い程の男性と知り合う。彼は、以前からその場所を知っていたようで、彼女はその少年に、惹かれていく。理由は分からないが、惹かれていくのだが・・・って話。今でも、彼女&彼の名前、言えるぞ!(ちなみに、持ってません。この作品)女性=櫂、少年=翔。ついでに父親=舟。少年の母=はるか(漢字は忘れた・・・)エッヘン!『舟をこぐには櫂がいる。そして、はるかに飛ぶには翔(つばさ)が~』とか言うモノローグがあったと思う。もし、どなたか御存知でしたら、教えて下さい。ラストは悲劇だけど、凄く心に残っている。

 その他は・・・全部だ。じゃ無くて・・・『白木蓮抄(マグノリアしょう)』『それは天使の樹』『アナスタシア・シリーズ』が、お気に入りかな?ウ~ン、おっと!『カルキのくる日』が在ったぜ。これを忘れては、ならん(キッパリ)。ゴシック・ロマン風だよね。悲劇は、悲劇らしく。コメディは、洒落たものを。花郁氏は、絶妙に私を、様々な世界へと誘ってくれた。
 
 そして・・・『緑陰行路』後、どうしたのかな?どうしたのかな?と思っているうちに、訃報を知った。残念といっても、諦めが付かない感情が残った。まだまだ、十分にお若い。もし・・・と言う言葉は、今でも時々思うことがある。「もし、花郁氏だったら・・・」その後は、山岸涼子氏の、心霊体験話で、花郁氏の事が描かれていたのを読んだ時、嬉しかった。山岸氏が、仰るところ、十分満足していらっしゃるらしい。笑顔が描かれていた。これは、私の勝手な思いなのだが。いつまでも、いつまでも、心に残る漫画さんの1人だし、いつ読んでも、漫画の表現というものに限りが無い、と言う事を、証明してくれた作家さんだと思っている。

陽気なギャングが地球を回す

2006-04-03 15:44:44 | マンガかぁ
        「陽気なギャングが地球を回す」 
            原作:伊坂幸太郎  漫画:耕野裕子


 この伊坂さんて、人気作家さんなのね?流行の小説って、全然全く読まないので(苦笑)、無知晒しています。

 1年程前から、「BE LOVE」って漫画雑誌、購入している。「生徒諸君!教師編」とか在って、結構人気雑誌。Hシーンが薄く、マンガ好き少女が年取っても、そう言う感じで読むって雰囲気。で、この雑誌に、時々人気小説の漫画化がされてる。最近では「博士の愛した数式」が漫画化されていて、小説読まない私でも、粗筋は分かっている、と言う次第。この「陽気なギャングが地球を回す」も、5月に映画公開されるもの。漫画を描いた耕野さんが、お久し振り!って感じで、嬉しかった。

 成瀬=人の嘘が分かってしまう=大沢たかお
 雪子=秒単位で正確に時間が分かる体内時計持ち=鈴木京香
 響野=博学であり演説の達人・喋り出したら止まらない=佐藤浩市
 久遠=若きスリの天才=松田翔太

 この4人が主人公。彼らは偶然銀行強盗の現場にいて、他の客達と共に人質であった。人を殺し、銃を撃ち鳴らす強盗達の様子を見て、成瀬が独り言の様に、『俺ならもっと巧くやる』と言い出し、計画を話し出すのを聞き、意気投合した仲間、と言う訳。その後、彼らは集まり、銀行強盗をそれぞれの「特性」を活かし、成功させ続けている、と言う具合。しかし、今回はいつもと違う。不都合生じてしまった・・・サァ大変って展開になっている。

 今雑誌では2話目であり、あと1話で終了。今の所、成瀬と雪子の過去が出てきて、決して彼らが「軽い」銀行強盗では無い事を、知らせてくれる。成瀬は、子供の頃から、人の嘘が分かる為、苦しい思いをしてきた。母親が「お前がいなきゃ生きてゆけない」と言った1年後、他の男と逃げた時も、そう言うものだ、と思っていた。あの言葉自体が嘘だって、その時から分かっていた。その後「決して嘘をつかない」妻と、自閉症の息子と暮らしていたが、養護施設の先生と恋仲になった妻が離婚を申し出て分かれてしまった。雪子は、時間に拘る体質の為か、何でも秒数で判断している。こう言うのも、自分としては不都合は無いのだろうけど、人の理解は得られにくいだろうなって感じ。

 物語は、ハチャメチャ気分のコメディタッチだと思う。これって、各人のセリフが凄いんじゃないかな?つまり、漫画の中でも、皆、お喋りです。響野は当然だが、他の3人も喋る、喋る。セリフの中から、真実を見出す事が読者の快感かな?作者の伊坂氏の事や作品が、全く分からないんだけれど、物語で、成瀬の自閉症の息子・タダシの事を、久遠が「もし火星に連れて行かれても、1番動揺しないのはタダシ君だ」と自分なりの解釈で、自閉症について説明したり、また雪子の高校生の息子・慎一が、虐めに在っている同級生を助けて欲しいと響野に頼むシーンで、これまた響野独自視点の虐め解説もあり、こう言う事を読むと、単に軽いだけじゃないようにも思う。その独自解説も、説得力あるし、結構真理突いてるんじゃないか?って気もして、そこも魅力だと思う。

 描いている耕野氏は、以前って大分以前だけど「ぶ~け」で活躍していたのは知っている。「CLEAR」って作品は、リアルで読んでいた。絵柄は荒っぽいです。どちらかというと可愛い系、でしょうか?でも、以前の漫画もそうだけど、内容は凄く真剣なものが多い。青春の軽いノリではなく、悩んで苦しんで・・・って内容が多い作家さん。絵柄とギャップがあると言えば、その通りだが。でもそのギャップが、また魅力に繋がっている。今回の「陽気な~」でも、成瀬の去った妻に対する未練が、描き込まない線の中から、染み出すように伝わってくる。雪子が「58309秒・・・慎一の出産にかかった時間よ。あの子は私の宝なの」と、涙を浮かべるシーンでは、そう言う言葉では在るが、息子への溢れる愛が見えてくる。耕野氏は相変わらず、魅せてくれるなぁ、って嬉しくなった。線も、どちらかというと硬い線なのに、どうしてこう言う顔が描けるかなって、ただ感嘆するだけである。

 これは映画に行こうって思っている。それとコミックスが出たら購入するつもり。耕野氏の影響、多大です。映画の配役で、響野役の佐藤浩市が、金髪で登場するらしい。漫画では、しゃべくり捲くっているキャラを、佐藤浩市がどう演じるのか?見もの。成瀬の大沢たかおは、私のイメージの範疇だし、雪子の鈴木京香も期待している。雪子はぶっきらぼうに話すので、無愛想な京香さんも楽しみ。